タブレット活用事例

6年 理科 「地震や火山活動からくらしを守る」

 6年生の理科でグループに1台のタブレットを利用した実践です。
 「大地のつくりと変化」の単元では、地層のでき方や火山・地震の仕組みと災害について15時間かけて学習します。本単元は、その後に1時間で学習する単元なのですが、近年の防災教育の重要性が高まってきていますので、予備時数を利用して3時間扱いにして実施しました。単元の目標は、「地震や火山噴火に対する備えを学習し,災害の種類に対するさまざまな備え,緊急地震速報やハザードマップなどを整理して,地震や火山活動による災害からくらしを守る意識を高めることができるようにする。」です。
 前に紹介した「月と太陽」の実践と同じように、図書資料とインターネットを利用して、3人のグループで調べ学習を行い、5分ずつの発表をすることにしました。子どもたちから、「『月と太陽』の時の学習がとても楽しかった。またやりたい。」と聞いていたので、その要望を実現したものです。
 前回は、タブレットの扱いや検索の仕方にまだ不慣れな部分がありましたが、今回は的を絞った使い方が身についてきました。特に、「発表のときに、自分が読むための原稿と聞く人に見せるための資料は別に用意する」ということを意識させてまとめさせました。
 タブレットを使った発表では、カメラで撮影した資料に加え、ネット上で見つけた画像をそのまま発表に利用することができます。画面をスクリーンショット(Windowsタブレットの場合は、音量下ボタン+Windowsボタンを同時押し)して保存しておくのです。教師側では想定していなかったのですが、このような使い方ができることを子どもたちの方から教えてもらいました。さすが現代っ子、デジタルの扱いには慣れています。