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2年【算数】かけ算

10月15日(水)2年生はかけ算の仕組みについて学習していました。

全員で問題を声に出して読みながら、大切なところに下線を引いて・・・2つのことを同時に出来るようになっていました。あっという間に式を立てて答えにたどり着いてしまいます。でも、ここからが今日の授業、『4の段のきまりを見付けて説明できる』ことがめあてです。子供たちは自分の考えをノートに書き始めました。

ノートにまとめる前に具体物を動かして考えたい子のために、ブロックのようなマグネットが準備されていました。それをもらうと、きれいに並べ始めました。

さて、自分の考えがまとまったところで、お友達に説明が始まります。「4ずつ増えるよね。」とノートを指さしながら「この赤い部分が増えたところだから」と話し合いは進んでいきました。のぞき込むと「先生、3人とも同じだったよ。」とこっそり教えてくれました。

ブロックを用いたり、図で表してみたり工夫がたくさん見られる力のある2年生。そこで、先生から「一つ分」「いくつ分」「かけられる数」「かける数」と今まで出てきた言葉を確認され、どの言葉で説明するか・・・「う~ん。」「ふえていっているのはかける数・・・」「4ずつ増えているのは・・・」ちょっと言葉がグルグル・・・。もう一度自分のノートを修正・加筆していく子どもたち。

最終的には「かけられる数分ずつ増える」と算数の言葉で説明することができました。

目指す姿は『自分の考えをもち、相手を意識して、聴き合い伝え合うことのできる児童』

しっかりとその姿に近づいているのを感じました。

帰り際に子どもたちに聞いてみると「4の段は4ずつふ増える」「3の段は3ずつ増える」「じゃあ、9の段もあるのかな?」「9の段は、きっと9ずつ増えるよ」と考えが広がっていました。この分かったことから次のことへと発展的に考えることができるのが『数学的な見方・考え方』です。何気ない会話から自然とそれを行う子どもたちに感心しました。算数って面白い!!