ブログ

学習朝会

 1月10日(水)、1,2年生を対象に学習朝会を行いました。

 今回の学習朝会は1,2学期の話の振り返りから始まりました。その中で学力を木に例えて2学期に話をした、根っ子の部分を「見えない学力」、幹や葉の部分を「見える学力」のうちの「見える学力」について焦点を当てて話をしました。

 2学期の学習朝会では根っ子の部分である「見えない学力」を高めようという話をし、多くの教科で生徒が主体的に取り組む授業へと授業の在り方が変化した2学期となりました。生徒がもつ疑問を大事にした上で、協働的な学びと個別最適な学びの一体的な充実を目指し、授業研究を重ね、生徒自身も意欲的に学びに向かうように変化してきました。いよいよ3学期は3年生はもとより、1、2年生も「見える学力」へと繋げる学期となります。見える学力の向上に向け、受験に向けて試行錯誤を重ねてきた3年生の生の声を交えて話がされました。

 中学生にとって見える学力の向上を目指す目的の1つに高校入試があるのは事実です。見える学力がなければ希望進路の実現は叶いません。しかし、その根底にあるのは、「自分の生き方を考える」ということです。3年生の学年集会では1年を通して「進路学習」=「高校入試」ではなく、「進路学習」=「生き方学習」であるということ、「高校合格」=「ゴール」ではなく、高校への進路につなげ、どのような将来を築いていきたいかを考えることが大切という話をしてきました。今の3年生はそのことをよく理解していて、自分が生きる道をそれぞれが真剣に考え、高校受験に向けて努力しているところです。そして、その努力の過程で、諦めない気持ち、粘り強さ、試行錯誤する大切さなどを学び、社会で生きる上で大切なものも身に付けていきます。

 「見えない学力」が育ち、「見える学力」へと繋げられた時に生徒は学力だけでなく人間力も大きく成長していきます。そして将来の自分と向き合い、自分の生き方を考えていくことが最も大切なことです。そんな姿を3年生から1,2年生へ届けられたらと思います。3年生はその想いを「拝啓 未来の受験生」としてメッセージを送りました。メッセージは昇降口に掲示されています。受験に向けたヒントがたくさん載っていますので、ぜひ読んでみてくださいね。