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楽しい給食

 コロナ感染症が5類になり、学校生活も徐々にコロナ禍以前の形に戻りつつあります。

 6月5日(月)から本校では給食時にグループを作り、食事をしています。コロナ禍では、前向きのまま黙食を続けてきました。最初は黙食に抵抗があり、友達と話をしながら食事をしたい生徒が多かったことを覚えています。

 学習指導要領に、「給食の時間は、楽しく食事をすること、健康に良い食事のとり方、給食時の清潔、食事環境の整備などに関する指導により、望ましい食習慣の形成を図るとともに、食事を通してよりよい人間関係の形成を図ります。そして、適切な給食時間を確保した上で、給食の準備から後片付けを通して、計画的・継続的に指導する必要があります。」と記載されています。

 つまり、給食は食事をすればいい、栄養を摂れればいいわけではなく、食事を通して人間関係を育んだり、食事のマナーを学んだり、円滑に準備や片付けができるようになったりすることを目的として指導していきます。

 大人になれば、会食する機会は多くなることでしょう。会食を通して互いを知ったり、信頼関係を深めたりすることがあります。その基礎・基本を身に付けるのが学校給食であると考えています。

 生徒たちは最初はグループを作ること、友達と会話をしながら食事をすることに違和感がある生徒もいましたが、徐々に会話を楽しみながら食事をする姿が多く見られるようになりました。将来役に立つ、生きる力を育む給食指導をこれからも継続していきたいと思います。