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運動会予行練習

 運動会まであと3日となりました。みんなを応援しているかのように晴天に恵まれた今日、運動会予行練習を行いました。予行練習は、演技のルールを確認すること、演技と係活動の連携を確認することなどを目的としています。実際に全体を流して行ってみることで、学年練習では見えてこなかった部分が課題として出てきます。「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉がありますが、どの学年の生徒も全力で取り組む姿が印象的でした。予行を通して出てきた課題も、「全力だから見られるもの」の1つなのかもしれません。

 閉会式において校歌を歌いますが、前回の練習は生徒にとって納得のいく出来ではありませんでした。コロナ禍でなかなか歌うことから離れていた数年間。歌うことが当たり前だったコロナ前と簡単に同じようにはいきません。そこで、生徒会役員はみんなの見えるところに歌詞を貼り、一人一人が自信を持って歌える手立てを考えました。そして、この歌詞を生徒会役員が筆で手書きしました。パソコンで作ってしまえば簡単なことかもしれませんが、「みんなで全力で校歌を歌って運動会を終わりたい」という思いを込めて手書きという選択をしたのです。その思いに応えてこそ、「全力だから見られるもの」が見つかるのかもしれません。

 生徒会役員は今日の運動会予行を次のように振り返りました。

「皆さん、予行練習お疲れさまでした。多くの人が運動会の流れを理解できたのではないかなと思います。今日の練習で失敗してしまった人、そうでない人がいると思います。失敗してしまった人は、失敗を無駄にせず本番に生かしてください。失敗を重くとらえず、前向きに考えることが成功のカギだと思います。

 校長先生がおっしゃっていたように失敗から学ぶを大切に頑張って行きましょう。今日の練習でうまくいった人は、このまま本番に向けて頑張っていきましょう。残り3日間どう過ごすかで全てが決まると思います。全力だから見られるもの。そこに向けて、各団一丸となって頑張りましょう!」

 「失敗から学ぶ」「自分たちの発想でより良いものを作っていく」。運動会練習を通して、確実に生徒の力が伸びています。