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研究授業「平方根を探せ!」

 7月6日(木)数学科の研究授業を行いました。身の回りにある平方根について調べ、一人一人がスライドにまとめたものを中間発表しました。参観した教員が「そうなの?」「それも?」って驚くような事象を発表する子どもたち。

 

 

 

 数学は日常に潜んでいます。だから、身の回りのものを「数学的な見方」で探究してみること。友達のコメントから新たな気付きを得て、思考を深めることを経験してほしかったのです。

【レポート内の感想】

「私たちの身の回りには、平方根が使われているものがたくさんあって、驚きました。私が調べたカメラの絞りだけでなく、音源、光源、重力など本当に身近なものに平方根が使われていることが分かりました」

「自分が意識してみていないだけで、身の回りには黄金比や白銀比などの数学と結びついたものがたくさんあるんだなと思いました。これからは、もっと数学との関わりを探しながら生活していきたいです。」

 スライドのコメント機能を活用して、互いに評価・質問を入力し合った授業の振り返りには、

★友達からのコメントを見て自分で書いた図などが分かりやすいと言ってもらえて良かったです。自分でももっと分かりやすい文になるようにしたいです。

★今日の発表で同じ研究内容でも中身は人それぞれなんだなと思いました。そして人と違うようなページを作ることによって読者の目を引けるということができることが分かりました。これから社会に出たときにパワーポイントなどを使ったときに人の目を引けるような原稿を作りたいと思いました。

★友達からコメントをもらって、もっと分かりやすく書いたほうがいい部分やイラストを付けたほうが良いことが分かりました。誰でも理解できるようなレポートができるようにしていきたいです。

★身近にあるもので試してみたことが、分かりやすいと言ってもらえたのがうれしかった。実際にプレゼンする中で分かりやすいように言葉を変えたところもあったので、それらをノートに反映したいです。聞き手に問うことがよかったと言ってもらえてうれしかった。

と、自分のレポートをより良くしようとする振り返りがたくさん書かれていました。今回の探究活動では、子どもたちの新たなことに真っ直ぐに挑戦する姿勢に、感動しました。

 本年度の学校課題(サブタイトル)として~「見方・考え方」を働かせた魅力ある授業実践を通して、自己と社会・世界とをつなぎ、持続可能な学ぶ姿を育てる~としています。

 お越しいただいた下都賀教育事務所の先生から「子どもたちが、友達の発表を聞いて『へ~』『なるほど』といった数学的見方を働かせた聴き方ができており、発表者は数学的な考え方でそれを表現していました。」とお褒めの言葉をいただきました。課題については真摯に受け止め、授業改善に生かしていきたいと思います。お忙しい中、足をお運びいただき、ご指導いただけましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。