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11月読書月間

 11月1日、図書委員長から「本日より読書月間が始まりました。図書室では『本の福袋』や学年別に図書委員『お薦めの本の紹介』を用意しています。また、読書ラリーや読書集会など楽しい催しがたくさんあります。本に親しむいい機会です。ぜひ図書室に本をかりに来てください。」とアナウンスがされました。

 そして毎週、読書感想文が学年代表で読み上げられました。少しだけですが、紹介しますね。

 3年生は「ナミの海をかえして」を読んで感じたことを、

「『よごしてはいけない』とはっきり言える人間になりたいと思いました。これからは海も川も街全体もきれいにして住みやすい町にしたいと思いました。それは汚い町に住んでいると、気持ちがすっきりしないし、汚いとやる気が出ないから、きれいにしたいと思いました。」と力強く語ってくれました。

 6年生は「アンネ・フランク」を読んで感じたことを、

「どんなに辛いときでも、あきらめずに前を向いて努力する大切さを学びました。アンネや母のように、どんなときでも夢をあきらめず叶えるために、今から勉強やスポーツをたくさんして、立派な看護師になりたいです。全世界の人々が笑顔で過ごしてほしいです。」と偉人から学び、自分自身の人生と重ね、自らの言葉で道を拓いていました。 

 2年生は「世界の見え方」を読んで感じたことを、

「僕は数学を知ってどうやって世界を見るのか気になって、この本を読みました。・・・僕が算数で世界を見るとしたら、自分の暮らしの中で算数が使えることを見つけて使うことだと思います。それぞれ好きなことや得意なことが違います。他の人ができることを自分ができなくても、自分に1つでも好きなことや得意なことがあれば素晴らしいことだと思います。好きという気持ちがあればもっと成長できると思います。世界のみんな、それぞれに世界の見え方が違うと思うので、みんなの好きなことを知りたいです。」と、これからの社会で必要な価値観を捉えていました。

 5年生は「風の神送れよ」を読んで感じたことを、

「この物語の中で、主人公は『コト8日』と呼ばれる行事に関する様々な場面で、何度も悩み挫折しそうになります。本の中では特に述べられていませんでしたが、たくさんの人に支えられ勇気をもらうことができた主人公もまた、仲間たちを支え笑顔を与えていたと僕は思います。本の作者同様、このコロナ禍が一刻も早く終息して、当たり前の日常が戻ってくることを僕も願っています。」と、主体的に活動することで得られるものを理解し、自分の生活と重ね合わせていました。

 1年生は「いつだってともだち」を読んで感じたことを、

「キツネをびっくりさせて喜ばそうと思って追い払ったオオカミも、悲しい気持ちになったかもしれないなと思いました。もう少し優しい言葉で言ってあげたら良かったなと思います。この本を読んで、幼稚園の時の友だちは元気かな?会いたいなと思いました。友だちが喜んでくれたら自分も嬉しいし、幼稚園の時の友だちも今の友だちも大切にしたいと思いました。」と心が温かくなる感想を発表してくれました。

  4年生は「ナイチンゲール」を読んで感じたことを、

「ナイチンゲールは何事もあきらめないという心を教えてくれました。『優しい心と愛ある行いこの2つでみんなを笑顔にできるのよ』と書いてありました。人のために行動するときに本当に大切なのは、優しく接するという気持ちと愛ある行いなのだと気付かせてくれました。『あきらめるという言葉は私の辞書には無い』この言葉は私を救ってくれました。私もナイチンゲールのような人を思いやれる自分になりたいです。」と共感すると共に、これからの自分の在り方についての強い決意を表現してくれました。

 本を読むことで、別の人生を知ることができます。本を読むことで、自分自身の価値観が養われます。本を読むことで、他の人の考えに共感したり、自分自身の考えを直したりすることができます。

 言葉を通して感じる心、小学生の今だからこその感受性を磨いていってほしいと思います。そして、大人になったとき、もう一度その本を手に取って自分の心の変化を楽しんでほしいとも思います。

 立派に発表してくれたお友だち、ありがとうございました!!