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2年 モンゴル授業

 「スーホの白い馬」という話を覚えていますか?貧しい羊飼いの少年スーホが、生まれたばかりの白い馬と出会います。とても仲良く育ったある日、町の競馬大会に出た際に、スーホは大切に育てた白い馬を殿様に奪われてしまいます・・・。子どもたちは固唾を飲みながら物語を読み進めてきました。その衝撃のラストに・・・。

 今回は、モンゴリアンビレッジにお住まいの方々にお越しいただきました。説明が始まると、ゲルや食事・動物について真剣に話を聴きメモを取る姿が見られました。そして、本物の競馬の写真に「競馬っ!!」「競馬だって!!」と物語のワンシーンを思い出したかの様に喜んでいました。

 子どもたちは馬頭琴の音色に魅せられ、草原の広がりを表現したかのような響きとリズムに自然と体が動いていました。物語の中から飛び出してきたモンゴルの「衣装」と「馬頭琴」に大興奮の連続でした。

子どもたちの感想には、

「聞く前はギターと同じ音色かと思っていたけど、違かった。」

「上のところが馬の形になっていて、びっくりした。」

「馬のしっぽを180本も使っていることに驚きました。」

「馬頭琴の演奏が体育館に響いて、しあわせとさわやかだった。」

「馬頭琴の曲をいっぱい聴かせてもらえて嬉しかった。」

「馬の鳴き声が再現されて、すごい!!高い音や低い音が出て不思議だなと思った。」

と様々な表現で書かれていました。教科書を飛び出した体験で、子どもたちの感性がより育っていってくれることでしょう。

 今回、馬頭琴を演奏してくださった方は、1日8時間から15時間練習していたそうです。その努力があるからこそ私たちの心を引きつける音色を奏でられるのでしょう。演奏することが大好きだとおっしゃっていました。子どもたちも夢中になれるものを見つけていってほしいと思います。

 遠方からお越しいただき、素敵な時間を作ってくださった皆様、ありがとうございました。