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2024年3月の記事一覧

離任式

 3月29日(金)、離任式を行いました。

 今年度は14名が転退職することとになりました。離任式では1,2年生だけでなく卒業した3年生にも見守られながら、1人1人の職員が別れの言葉を述べました。

     春はまず、別れが訪れます。しかし、その後には必ず新しい出会いがあります。新しい場所でのご活躍を祈念致します。南犬飼中学校のために今までありがとうございました。

1年間を振り返って・・・

 3月22日(金)7:30の新体育館には、生徒会役員の面々が集合していました。修了式の会場の準備とリハーサルのためです。国旗や町旗、演台や放送機材などを手際よく設置するのと同時進行で、司会の生徒の言葉に合わせて代表生徒が動きを確認していました。自分たちが学校を動かしているという自覚が芽生えています。そして、見えないところでの努力を惜しまずに取り組める素敵なリーダーたちでした。

 生徒会が作成した1年間を振り返る動画を、修了式に全校生で視聴しました。生徒会長が全校生へ向けたメッセージ、伝わりましたか?

春休みに向けて

 3月22日修了式の前に、春休みの過ごし方についてお話がありました。

 交通からは「昨年度より交通事故の件数は減りましたが、まだゼロではありません。交通マナーについても、並進や飛び出しなどを改善し、みなさんにとっても地域のみなさんにとっても安心・安全な環境になるように努めていきましょう。4月に全員そろって、元気な笑顔で登校してくれることを願ってます。」と。

 生徒指導からは、「卒業式の準備・片付け等、ありがとうございました。この春休み、どんな最上級生になりたいかどんな先輩になりたいかをイメージして過ごしてください。そうすれば必然的に当たり前のことを当たり前にできる犬中生になりますね。」と。

 修了式、春休みは『節』であるという話をしました。(概要)シンガポールを訪れた時に、大きなビルの建設現場の足場が竹で組まれているのを見ました。竹の強さは他の樹木と比べて両側からの引っ張りに対する強度は鉄骨よりも強いと言われています。竹は節を作りながら成長していきます。この節があることによって横からの風にもしなって耐えうるそうです。この『節』が大きな役割を果たしています。『節目』という言葉には、物事の区切り、転機という意味があります。 皆さんにとって、学年と学年をつなぐ春休みが『節目』『節』にあたります。人間は弱い生き物です。だから自分で節を作る必要があります。しなやかで強い竹のように成長するために。そこで、この春休みにしてほしい2つのお願いがあります。

1つ目は、通知表を受け取ったら、自分の成長と改善点を洗い出して、その要因となっていること、ものごとの本質を身に付けてほしいこと。

2つ目は、新年度に向けて「何としても、毎日時間をかけても」という気構え・目標を立ててほしいこと。

 この1年で、校歌も3番まで自信をもって歌えるようになりました。様々な教育活動の制限がなくなり、『節』と『節』の間の成長が大きかった令和5年度です。

 今日からの春休みをしっかりとした『節』にしてほしいと思います。

修了式

 3月22日(金)、修了式を実施しました。

 修了式の中で、1・2年生の代表生徒が1年間を振り返り、作文発表を行いました。

【1年生】

 不安と楽しみで入学してきたあの日から1年間、様々なことを学ぶことができました。その中から特に多くの学びがあったことを2つ紹介したいと思います。

 1つ目は、社会の学習の仕方です。私は小学生のころから社会が得意ではありませんでした。中学校に入り、社会の苦手意識を克服するために、自主学習では教科書の範囲を決めて要約する「教科書まとめ」を行いました。社会のワークなどだけでなく、自分なりの方法で続けた結果、自分の納得のいく点数にだんだん上がっていきました。他の教科でも自分にあった学習の仕方を応用し、目標達成に向けて次年度も頑張りたいと思います。

 2つ目は、部活動です。私は吹奏楽部に所属しています。トロンボーンという楽器を担当しているのですが、私にとって初めて扱う楽器でした。いい音を出すためにはどうしたらいいのか、音量を大きくするにはどういった工夫が必要なのかなどの分からないことがたくさんありました。しかし、自分で調べたり、先生や先輩のアドバイスを生かしたりすることで、1年間で成長することができました。初めて中学校で先輩ができたこと。コンクールに参加したこと。吹奏楽の大会で東関東大会までは進めたものの、全国大会に進むことができず、初めて団体としての悔しさを知れたこと。吹奏楽部での数多くの経験は、私の財産です。

 来年度は自分が先輩になるため、これまで経験したことや学んだことを生かしていきたいです。

【2年生】

 僕はこの1年間で成長したことが2つあります。

 1つ目は、今まで苦手だった理系科目を様々な工夫をしたことにより、できるようになったということです。僕は1年生のころから理解科目が苦手で、定期テストでも点数があまり伸びず、悩んでいました。このままではだめだと思い、友達や先生たちの力を借りながら、毎日理系科目の自主学習に取り組みました。具体的に言うと、基本的なワークなどを重点的にやったということです。基礎を固めたおかげで点数を大幅に上げることができました。しかし、まだ自分の目標点数には届いていないので、3年生の入試までにはワークや過去問を徹底的にやり、苦手を得意にしたいと思います。

 2つ目は、部活動でリーダーシップを発揮できるようになったことです。僕は40人以上の部員がいるパソコン部の部長を務めています。最初は前の部長のように皆をまとめることができず、前に立つ時も緊張してしまって言葉が全然できないことがあり、とても大変な日々でした。しかし、先生からのご指導や前の部長にアドバイスなどをいただき、緊張せずに前に立って部員たちに活動内容や指示を具体的に話すことができるようになりました。まだ、引退まで数か月あるので、それまでにリーダーシップを発揮しつつ、誰にでも優しく、思いやりがある先輩になりたいと思います。

 これらの経験を生かして、3年生に向けて勉強や部活動に一生懸命取り組み、今の自分を越えたいと思います。また、3年生では部活動や勉強の両方を今以上に頑張り、メリハリのあるクラス、パソコン部を作っていきたいと思います。先生方、本年度ありがとうございました。令和6年度もご指導のほう宜しくお願いします。

 1,2年生ともに、この1年間で大きく成長しました。学校生活を通して得られるものは「経験」と「感動」です。物事に対し一生懸命取り組むことで、「成功」「失敗」のどちらにしてもそこには大切な経験があります。そして、一生懸命の先に「感動」が生まれるものです。1年間を振り返り、一生懸命に勉強や部活動に取り組んだ自分を誉めてあげてほしいと思います。1年間お疲れ様でした。

2学年レクリエーション

 3月21日(木)、2学年は5・6校時に学年レクリエーションを行い、クラス対抗ドッジボール大会を実施しました。企画運営の全てを生徒自身が行いましたが、円滑に試合を進める姿に大きな成長を感じました。

 明日は修了式です。2年生はあと少しで最上級生となり、学校の顔となります。学校のリーダーとしての自覚と誇りをもって、素敵な3年生になってほしいと思います。

Long昼休み

 3月19日(火)、今年度最後のLong昼休みを行いました。

 今回は「さらに飛躍する南犬飼中へ!縦割りレクリエーション」と題して、1・2年生が縦割りで遊びました。ドッジボール、警ドロ、中線踏み、バレーボールとそれぞれに種目を決めて遊んでいました。各場所では、2年生がリーダーシップを発揮し、準備や片付けなどの運営を主体的に行っていました。このようなことを通して先輩として大きく成長していくのだなと感じました。特別活動の方法原理である「為すことで学ぶ」姿がありました。もちろん、1・2年生の仲もさらに深まり、来年度に向けて絆が強くなりました。

 Long昼休みは、「生徒がおもいっきり遊べる時間がほしい!」という昨年度の生徒会長の思いから始まりました。今年度も生徒会役員を中心に様々な企画が作られ、楽しい時間を過ごしました。これからも生徒が自分たちの学校生活をより楽しいものに、そして幸せな時間が作れるよう応援します。生徒の思いを大事にしていきます。

笑顔あふれる思い出

 3月18日(月)、午後は体育館や校庭などで笑顔があふれました。1年生は学年レク、2年生はクラスレクを行いました。あと少しで今のクラスの仲間ともお別れです。笑顔で遊びながらも、少しずつ寂しさも感じているのではないでしょうか。残りの時間を大切にしてほしいと思います。

 中学生になってもやっぱり友達と思いっきり遊ぶのは楽しい時間ですね。「学校は楽しくするところだ!」を卒業した3年生からしっかりと受け継いでいる1、2年生の姿がありました。どんなことも本気でやるから楽しい。勉強も部活動も遊びも本気で取り組んでいってほしいと思います。

令和6年度への準備・・・

「ハッピーボックス」に本年度最後の『お昼の放送』を掲載しました。

「お知らせ」『令和6年度の行事予定表』を掲載しました。

本日、新入生保護者様に『入学式のご案内』を安心安全メールにて配信しました。

 

 コロナ禍、学校現場は様々なことをデジタル化すること余儀なくされました。その中で継続する価値のあること、例えばSDG’sの視点でのペーパーレス化、タイムリーな情報の共有、業務の効率化、個別最適な授業への転換、協働編集を通しての資質・能力の育成と様々なものがあげられます。

 保護者の皆様には、欠席連絡FORMやメールでの通知文の配布、各行事での応援メッセージの投稿など、多大なるご理解とご協力を得て、本校の教育活動はさらに価値あるものへと成長させていただいています。心より感謝申し上げます。

 今後とも、夢や希望をもてる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の『幸せな時間づくり』をともに応援していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

 

学び合い高め合う仲間

 2年生の英語では、1年間を振り返っての思い出を英文で表現しようと真剣な表情で取り組んでいました。Sports festival や Chorus recital など、その行事を通して学んだ事を何とか伝えようとしていました。原稿を作り、友達に聴いてもらいながら、修正をかけていました。楽しい記憶を思い出しながらの学びは、自然と笑顔になっていきました。

 2年生数学では、総復習問題に挑戦し、自分の学習定着度を確かめていました。解けなかった問題を友達に教えてもらう姿は、真剣そのもの。友達のヒントに「なんだ、簡単じゃん!」「分かると楽しい~!」って本音がもれた瞬間でした。もちろんみんなで困ってしまった時には「先生~」と呼ぶ声も教室にはあります。にぎやかな空間でも、子どもたちは確実に思考し、前に進んでいます。学校の存在意義はここにあります!!

 

訪問週間???

 先進的な学習に取り組んでいる本校の授業を参観しに『先生の卵』である学生がいらしゃいました。どの教室に入っても子どもたちはWelcomeな姿勢で受け入れていました。

 1年生の英語では、教科書の要約をしていました。教科書にマーカーを引いて日本語を書き込んでいく子、デジタル教科書で聞き取れるスピードにして発音を確認している子、Webの翻訳機能を使って確認をしている子、学習の仕方を自己決定して進めていました。

 1年生の国語では、1年間の学びを振り返って、「知っていること」と「知らないこと」をジャムボードを活用して可視化し、新たな『問い』を見つけ解決していく計画を立てていました。思考ツールを自分で選んで使っていました。

 2年生の社会では、「自由民権運動」の風刺絵から、どのようなことを伝えているのかを調べながらまとめていく授業が進められていました。西郷隆盛と板垣退助を比較することで、理解が深まるように仕掛けられていました。髭のおっちゃんに文句を言っていると思っていた子どもたちは、1時間が終えるころには・・・予想を反した結果に、「そういうことかあ」とつぶやいていました。

  1年生の社会では、オセアニア州の特徴について、各国の国旗から考えてスタート。子どもたちは今までの知識から、「イギリスの植民地だったんですよ」って教えてくれました。さらに資料集や地図帳、GoogleMAPなどを活用して情報収集していました。終末には海水面上昇により国の領土が水没してしまう国の首長のスピーチを聞いて、子どもたちが新たな課題をもつような仕掛けがありました。意欲的な子どもたちの姿に、感心しました。

 フィリピン出身のALTの先生の訪問時には、様々な質問を投げかかけていました。どう言っていいか分からないときには、タブレットの翻訳をヒントにコミュニケーションをとろうと、いつにも増して積極的に手をあげていました。様々な国の方々との出会いは新たな視点をもたらしてくれます。自然環境や文化などの違いを知り、関心を持つことからスタートですね。日本の魅力についても話していただき、改めて日本の良さも確認できた素敵な時間でした。ありがとうございました。

メタバースの活用

 いよいよ学校にもメタバース環境が導入され始めました。メタバースとは、3次元コンピュータグラフィックスの仮想空間に思い思いのアバターと呼ばれる自分の分身で参加し、相互に意思疎通しながらコミュニケーションが取れる場として注目されています。そこをもう1つの「現実世界」として新たな生活を送る未来が想定されています。

 3月15日(金)、6校時に2年生が総合的な学習の時間で取り組んだクエストエデュケーションの発表をメタバース上で行いました。その発表を1年生がグループごとにアバターを動かし、関心がある内容のところに行き、発表を聞きました。

 これからさらに用途の幅が広がっていくと思います。まずはやってみることを大事に、ICT活用を増やしてきました。また1つ、未来の姿に近づいた気がします。

新たな出発

 3月12日(火)、県立高等学校合格発表の日でした。卒業生はドキドキしながら各高校の掲示板を見に行ったことでしょう。大切なのは今まで頑張ってきた過程です。その時間を自信に変え、高校でも頑張ってください。南犬飼中での3年間で色々なことに一生懸命に取り組み、楽しい時間を過ごしてきた皆さんですから、きっと充実した高校生活を送れることと思います。皆さんの活躍を期待しています。

 3年生が卒業し、今日が1,2年生だけの初日となりました。昇降口には卒業式準備への感謝の言葉と、次を見据える言葉が掲示されていました。

 また、給食時には新生徒会長が修了式までの生活について話をしてくれました。新入生が入学してくるまでのこの2週間が本当に大事になります。そのことに生徒自身が気づいていることが嬉しいことです。

 それぞれの新たな出発を楽しみにしていきたいと思います。

先週3月2日は、みぶの日でした

 3月2日(土)みぶハイウェイパークで開催される「みぶの日フェア」これは壬生町の魅力を発信しようと始まったこのイベント。イチゴやかんぴょうなどの特産品をアピールするとともに、様々なステージ発表で楽しませてくれます。そのステージで、本校の和太鼓の演奏が披露されました。文化祭でも披露した「屋台囃子」や「再見」などで会場を盛り上げました。

 

 ボランティアで参加している子や友達を応援しに足を運んでいる子もいました。総合的な学習の時間に育まれた『地域をみんなで盛り上げよう』という想いがカタチになっていました。

 

 1年生の『大人ってカッコいい!職業人から学ぶ』2年生の『クエストエデュケーション』では、社会とのかかわりを強く感じられるよう、各方面で活躍されている社会人の皆様にご協力いただいています。この探究活動(情報収集や課題解決)を通して、子どもたちが『地域社会の担い手である実感』や『幸せな時間の創造』を体験しています。この教育活動に共感し、ご協力いただける皆様を募集しております。

卒業式の裏側・・・

 昨日は最高の陽気の中での卒業式になりました。2020年3月の卒業式は全国一斉休業で3年生のみの卒業式でした。あれから4年、全校生徒が集合しての卒業式を実施することができました。吹奏楽部の生演奏に、体育館に響き渡る国歌・式歌・校歌・・・卒業合唱音楽、退場での有志コーラスと、終始メロディーに包まれ、想いがカタチになった感動の卒業式でした。

 式場準備では、2年生が以前の写真を確認しながら一つ一つ丁寧に作り上げていました。来賓席の白布にアイロンをかけたり、テープを使って真っすぐに席を並べたり、細部にまで気を遣ってくれていました。

 フロアを傷つけないように引くグリーンのシートは、毎年水拭きをしても黒ずんでしまうものです。今年は体育館後方から退場することになり、「せめて退場するシートは美しく」と本来の色になるまで何人もで時間をかけて磨いてくれました。自分たちにできることを少しでも・・・先輩たちのために。そんな想いが伝わってきました。

 卒業式の数週間前から1階ホールに飾られていた「在校生からのメッセージ」を、3年生は足を止めてじっくりと読んでいました。それを体育館へと移動しました。当日、保護者の方々も足を止めて読んでくださっていました。

 卒業式前日の夜、1階の校舎を回っていると3学年の職員が最後の学年掲示、教室掲示をしていました。最後の最後まで子どもたちの巣立ちを応援したい。子どもたちの想いを大切に取り上げ、小さな感動を重ねてきたからこそ、その価値を誰よりも感じている職員の想いがそこにありました。

卒業式

 3月9日(土)、卒業証書授与式を行いました。今年度は、在校生も全員体育館に入り、コロナ禍前の形を取り戻して実施することができました。卒業生にとっては、何よりも嬉しいことです。

 153名の卒業生は、卒業式の中では3年間を振り返り涙する生徒もいましたが、最後は自分たちらしく元気に、明るく卒業していきました。きっと明るい未来が待っていることでしょう。卒業おめでとうございます。

 卒業生代表の答辞では、3年間を振り返り生徒会長としての思いや、先生方、保護者の方、後輩、そして3年間苦楽をともにした仲間への想いを語りました。

桜の蕾も色付き始め、暖かな陽気になってまいりました、今日の良き日に、私たち153名は、たくさんの思い出を育んだこの学び舎を旅立ちます。本日は、私たちのために、このような温かい卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。私たち卒業生は、この南犬飼中学校で身も心も大きく成長しました。

 幸せな時間づくり。私達は、この南犬飼中学校のビジョンのもとに生活してきました。そして、私たちが過ごした3年間で南犬飼中は大きく変化しました。

 入学してきた時と変わったことと言えば、「生活の心得」です。1年生の2学期、その時の生徒会長であった小林先輩の、「時代に合った生活の心得に改定し、生徒にとって生活がしやすい学校を作りたい」という言葉を今でも覚えています。各クラスで、はばたきの文言を一字一句丁寧に確認しながら検討を重ねた日々が懐かしく思えます。私は、生徒が学校のルールを変えられるということに大きな衝撃を感じました。なぜなら、ルールは大人が決め、それを守るのが生徒だと思っていたからです。そして、生活の心得を改訂したことで気づいたことは、自分たちが1から作った心得を、責任をもって守っていくことの重さです。私たち南犬飼中生には、果たすべき責任があるということを忘れないでほしいと思います。

 ロング昼休みの導入も変わったことの1つです。これは、前生徒会長の髙橋先輩が、「生徒がもっと遊べる時間がほしい。生徒同士が仲を深められる時間を作りたい。」という生徒の思いを先生方に伝えてくださり、形となりました。猛獣狩り、警ドロ、クイズ大会、クラスでのレクリエーションなど、楽しい時間を過ごしました。あの時のみんなの笑顔は、忘れられません。

 そして今、大きく変わろうとしていることがあります。それは制服の改定です。今年度、ここにいる生徒の皆さんに協力いただきながら、新制服づくりを進めて参りました。何度も検討を重ね、アンケートを取り、制服検討委員会の皆様に生徒会としての考えをお伝えしながら少しずつ形にしていきました。生徒の思いが詰まった、価値ある制服が仕上がりつつあります。ここにいる私達は、袖を通すことはありませんが、それでも未来の犬中生のことを真剣に考えてくれたみんなに感謝したいと思います。本当にありがとう。

 私たちは、この三年間の中学校生活を通して、幸せな時間は、自分たちの手で作ることができるということを実感しました。「学校は楽しいところじゃない。楽しくするところだ。」という言葉を体現できるように前進してきた三年間でした。そして、そこには生徒の思いを大事にしてくださる先生方の存在がありました。

 先生方、三年間ありがとうございました。私達のことを常に温かく見守り、ご指導くださりました。先生方が、生徒主体の学校作りに取り組んでくださったことで、私達は大きく成長することができ、南犬飼中が大好きになりました。本当にありがとうございました。

 そして、私達がこのように幸せな時間を過ごせたのは、1番に家族の支えがあったからです。

 私達を15年間育ててくれたお父さん、お母さん。普段は恥ずかしくてなかなか伝えることができませんが、この場を借りて伝えます。時には素直になれず、本心ではない、冷たい言葉を投げつけてしまったこともありました。心の中では駄目だと分かっているのに、伝えたいことが思うように言えませんでした。何度も心の中で「ごめん」とつぶやいていました。それでも常に私達を大きな愛情で包み、そばで寄り添い続けてくれたこと、どんな時も味方でいてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。家族の力なくして、今の私達はありません。これからも、たくさん迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします。

 私達と共に楽しい学校を作ってくれた1、2年生。今日は私達のためにこのような素晴らしい会場を準備してくださり、ありがとうございます。皆さんが学校行事に積極的に参加してくれたことで、私達の心にはたくさんの素敵な思い出が残っています。本当に感謝しています。南犬飼中学校は、生徒の思いを大切にしてくれる素敵な学校です。皆さんの思いと行動で、学校はさらにより素敵な学校になっていくと思います。南犬飼中の伝統を継承するとともに、皆さんの新しい取組で、より素晴らしい学校にしてください。さらに笑顔と幸せの時間が流れる南犬飼中にしてくれることを期待しています。

 3年生のみんな。ここにいるみんなと出会えて本当によかった。みんなはいつでも明るく、元気で、優しかった。私が悩んでいた時、みんなの姿を見れば、元気がもらえた。励まされた。みんながいてくれたから、乗り越えることができた。本当に大切な存在。正直に言うと、別れがとても辛い。いつまでもここにいて、いつものようにたわいもない話をしていたい。笑っていたい…。しかし、今日、私達は旅立たなくてはなりません。だから、共に過ごした大切な時間を支えとし、自分を信じて、新たな一歩を踏み出しましょう。

 令和6年、1月1日。能登半島地震の発生。被災されて今も苦しんでいる方々が数多くいらっしゃいます。私達は当たり前のように、何不自由なく生活し、このように盛大な卒業式を挙行していただいています。しかし、それは当たり前のことではないのです。辛い出来事はいつも私たちに、幸せの意味を教えてくれます。今、当たり前にあることを当たり前と思うのではなく、大切にして生きていきたいと思います。

 だから私たちは誓います。どのような困難にも負けず、たくましく生きていくと。共に過ごした日々を胸に、自分で決めた道を、自分の足で踏みしめながら1歩ずつ歩んでいきます。今、胸を張ってそう言えるのは、仲間と共に築き上げた幸せな三年間があるからです。みんな本当にありがとう。

 最後に、私達を支え続けてくださった全ての方々と、かけがえのない3年間を与えてくれた南犬飼中に深く感謝し、答辞と致します。」

 本校のビジョンを生徒たちが価値あるものへと高めてくれていたことに改めて気づかされました。そして、卒業生は生活の心得の改定を始め、本校が大きな変化を遂げた1つ1つの思いを知っている学年でもあります。その大切な思いを後輩にしっかりと伝えてくれました。そして、多くの支えの中で自分自身があり、感謝の思いを語ってくれました。素敵な答辞をありがとうございました。

 本日は、多くのご来賓の方々にも卒業式にご出席いただきました。また、多くの方々からご祝辞をいただきました。本当にありがとうございました。

 卒業生にとって、幸多き未来になることを願っています。

卒業式に向けて

 3月7日(木)、5・6時間目に1、2年生は卒業式に向けて会場づくりや環境整備などを行ってくれました。

 一人一人が与えられた仕事に責任をもち、一生懸命に働いていました。また、自分の仕事が終わると、まだ終わっていないところに行き、自主的に手伝う姿もありました。3年生を思う気持ち、素敵な卒業式にしたいという想いが伝わってくる働きに心を打つものがありました。

 明日は卒業式予行になります。卒業生・在校生の気持ちをひとつにし、最高に感動できる卒業式になるよう作り上げてほしいと思います。

 一生懸命に準備してくれた1、2年生、本当にありがとうございました。

県立高等学校一般選抜入試

 3月6日(水)、県立高等学校一般選抜入試当日です。生徒は今日まで自分自身と向き合い、努力してきました。その過程を自信に変え、力を出し切ってくれることだと思います。頑張れ犬中生!!

 今日は1,2年生は実力テストを実施しました。今年度までに学習した内容の定着度が分かるテストです。理解が不十分な部分は今年度のうちに復習してくださいね。2年生はここから受験まであと1年です。先を見据えて今できることを1つずつ積み重ねていってほしいと思います。

 3年生は自クラスの環境整備したり、卒業式に向けた準備をしたりなど、協力しながら活動していました。教室も綺麗になり、少し寂しさを感じます。生徒もいよいよ卒業なんだと実感していました。

 卒業まであと3日です。限られた時間を噛みしめている3年生が印象的でした。

3年生考案献立

 3月4日(月)、3年生考案献立第1弾は【県立入試に向けてアゲアゲGO献立】でした。

 この企画は、給食委員長の「3年生の思い出の給食が卒業式前にもう一度食べられたらいいな~。」という思いから、栄養士さんと話合いを重ね、実現したものです。

 今日は、いつでも人気No.1のココア揚げパン、春雨サラダ、豚キムチスープ、牛乳でした。中学校を卒業すると、ココア揚げパンを食べる機会も多くはないでしょう。生徒はその味を忘れないように今まで以上に味を噛みしめて食べていました。

感謝☆彡放課後学習ボランティア

 11月から2月いっぱいまで、放課後学習サポートの自習室へボランティアの方々がお越しくださり、3年生の学習の質問に答えてくださいました。時にはちょっとひねった問題を準備してきてくださり、子どもたちの関心を高めるような工夫をしていただくなど、子どもたちが楽しく学ぶ環境を作ってくださいました。学習だけでなく、受験に向けた不安を聴いてもらったり、褒めて自信をつけてもらったり、ステキなコミュニケーションをたくさんいただきました。ありがとうございました。いよいよ受験本番、子どもたちは胸を張って志望校に挑んできてくれることでしょう。

 最終日、子どもたちからはお礼のメッセージを色紙にしてプレゼントさせていただきました。そして、お世話になったボランティアの先生方からエールをいただきました。寒い日が続く中、足を運びいただき、子どもたちを支えていただいたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。