学校生活の様子・ブログ

学校生活の様子・ブログ

英語科の探究活動

 1年生英語科の授業では「読むこと」の資質・能力の育成のために、教科書の要約を行っていました。今までの授業は、先生が一文一文を日本語に訳すことがなされていましたが、今回の挑戦は『子どもたちが教科書に書かれている内容を要約するために、巻末の単語一覧やネットを使って調べ、新出単語や文法などを確認しながら何とかして読み取っていく』というもの。スライドを使って、編集途中の友達の要約も見られることで、自分自身の読み取りとの違いも比較していました。

 担当の先生からは、「今まで以上に子どもたちが自分の進度に合わせて何度も聞いたり、読んだりする姿が見られました。読みのレベルが上がってくれば、要約だけでなく扱う本文の文化的背景に切り込んだ問いが生まれるのでは?」と手ごたえを感じていました。

 一方、3年生は「書くこと」の領域に挑戦していました。前単元で、本文の内容把握から文化的背景を個人で課題設定して進めた経験を踏まえて、今単元では、本文要約後に「壬生町にあったらいいなと思うこと」を5文程度の英文でまとめ、最終的には発表までを目標にしています。

 担当の先生からは、「子どもたちが主体的に集中して取り組んでいました。個のレベルに合わせてアドバイスができるので、互いに声をかけやすく、リラックスして取り組めています。」と確実に子どもたちと学び方を模索できていることを感じていました。

 1年生のうちからこれを積み上げていき、3年生になるころには、「英文を英文で要約し、それに対する自分自身の意見を英文で書くことができる」「英文で問いを作り、それに英文で答えることができる」そんな子どもたちに成長することを期待しています。

 『自分が学ぶときのように子どもたちにやらせてみる。』大人になっても学び続けることのできる力を付けたい。学校課題である~持続可能な~にせまる挑戦です。子どもたちの姿が、先生たちにとって一番の師です。目の前の子どもたちの変容に、大きな一歩を踏み出したと感じています。

3年生 租税教室

 12月6日(水)本校を卒業し税理士・公認会計士として活躍されている先生をお招きして、3年生の租税教室が実施されました。国税庁の資料に基づき、「何のための税なのか?」「どんな種類の税があるのか?」そして「どのような視点で税の公平性を保っているのか?」ということを学びました。

 先生の問いにチャットを使って、次々に素早く返答する子どもたち。「税金の話」というと堅いイメージですが、返ってくる答えを拾い上げ、楽しくコメントしてくださったので、和やかな空気が流れていました。

 「町のみんなで橋を架けるのにいくらずつ出し合う?」提示された条件が変わるたびに、子どもたちは「どうする?」「このくらい?」「ちょっと待って計算する!」って楽しそうに話し合っていました。

租税教室後の子どもたちの感想には、

 動画や話を聞いて税金の集め方や種類がたくさんあることが分かりました。また、税金は国民が安全に暮らすためにあるものだということがわかりました。

 税金の重要性については知っていたが、それらがどうやって集められているのか、どう使われているのかを改めて知ることで重要性を再確認できた。累進課税制度は平等より公平を意識した結果の制度なのかなぁって思った。

 税金は「平等」で決めるのではなく、「公平」決めることが大切だと分かった。グループワークでほかの人の意見も共有しながら、学べたのでいろいろな目線で考えることができたいい時間になりました。

 「平等」と「公平」は似て非なるもので、税金はそれぞれの環境や状況により、公平に重点を置き、我々国民に寄り添った政治を目指していることが分かった。

などが書かれており、楽しい時間の中でしっかりとした学びがあったことが伝わってきました。変化の激しい世の中で先の見通しが難しいとされている今、子どもたちが本校ビジョンの「夢や希望がもてる教育活動を通して」『夢や希望がもてる未来を築く大切な価値観の土台』を形成し、「幸せな時間づくりを応援します」『みんなと幸せな時間を共有しようとする』態度が育まれていくのを感じた時間でした。

 母校の子どもたちのために何かできることはないか?と真剣に悩まれ、学校に寄り添った授業を提供してくださった税理士の先生に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 子どもたちが、先生のように「少しでも母校に・地域に貢献したい」と思える大人に成長してくれることを願って・・・。

合唱発表会

 12月8日、1,3年生は合唱発表会を実施しました。

 今年度は音楽の授業の中での練習に加え、1週間という短い時間ですが、クラス練習を昼休みに行いました。クラス練習を行うと、合唱に対する気持ちが高まりました。本番では、どのクラスも一生懸命に歌い、練習の成果を十分に発揮しました。

 最後に教頭から、犬中の「犬」と各クラスの合唱の「歌詞」を盛り込んだ、賞状が贈られました。心のこもった素敵な賞状に生徒は目を輝かせていました。

 本校のビジョンは「夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します。」です。校長の講評の中に「歌は改めていいものだなと感じました。」という言葉がありました。歌った後の緊張から解き放たれた生徒のほっとした笑み、生徒の合唱を写真やビデオにと撮影する保護者、生徒の頑張りを懸命に応援する教職員の姿が印象的でした。まさに、生徒・保護者・教職員にとって幸せな時間となった合唱発表会でした。

 来校していただいた保護者の皆様ありがとうございました。

人権週間③

 人権週間3日目の動画は、南犬飼中生の人権に対する意識調査の結果から考えました。

 本校生徒は頭では大事なことを分かっているが、行動に移せない、行動力に課題があるということが分かりました。そのためには、自分の意思を貫く強さが必要になると思います。そして、SNSなどのインターネット上の問題の多さに改めて驚きました。人々の幸せを考えて発明されたものですから、幸せになるために使いたいものですね。インターネットとの関わり方を振り返るいい機会にしてもらえたらと思います。

人権週間②

 人権週間2日目の動画は、クイズ形式で楽しく人権について考えました。

 私たちは、決めつけや思い込みなどの固定観念に捕らわれることが多いということを改めて実感しました。その他、人権に関する基本的な問題が出題され、答えをみんなで当てながら動画視聴しました。最後のボクサーに関する問題では、「これは男性と決めつけてはいけないんだな!」と視野を広げて考えることができていました。この動画を通して人権感覚が磨かれました。実行委員の皆さんありがとうございました。

人権週間①

 12月10日の世界人権デーに合わせて、本校でも12月4日~10日を人権週間としています。

 有志による人権週間実行委員がどんなことを伝えたら人権への意識が高まるかを考え、動画を作成し、人権啓発活動を実施してくれています。その動画を給食時に視聴し、人権について考えを深めています。

 今回の動画は、人権とは何なのか共通理解を図り、世界人権デーについての内容や啓発活動について紹介しました。自分たちだけでなく、世界の人が人権について考えているということに改めて気づき、人権週間の価値を高める動画となっていました。人権についてみんなで考える1週間にしてほしいと思います。

合唱発表会に向けて

合唱発表会を間近に控え、各クラスとも練習に熱が入ってきました。先週の金曜日より昼休み限定での練習ですが、各クラスの想いを胸に、全力で練習に取り組んでいます。本番は12月8日金曜日です。残念ながら、2学年の2クラスが本日より、3日間の学級休業となってしまったため、1学年と3学年のみの学年発表となります。なお、2学年については、2月16日の立志式のときに、合唱発表会も兼ねて開催したいと思います。IMG_0246.JPG

学年道徳

 3年生は学年道徳を行いました。

 今回の教材は『カレチ』という漫画を使いました。カレチとは長距離列車に乗務する客扱専務車掌のことです。漫画『カレチ』は昭和40年代後半を舞台に、乗客のために一生懸命になりすぎる国鉄の新米カレチである萩野を主人公としたお話です。雪深いある日、雪のせいで電車が遅れてしまい、乗り換えが上手くいかない状況が生まれてしまいます。その中で一人の女性が「母が危篤なのです。どうにか乗り換えをして一刻も早く母のもとに行かないといけないのです。」と萩野に伝えてきます。萩野は「乗り換えの人数が1人と報告すればきっと待っていてはくれない。水増しして報告すべきかと悩みます。でも嘘の報告が分かれば解雇される可能性もある。」と悩んでしまう内容です。そこで正義と正義がぶつかる「モラルジレンマ」が発生します。正しい人数を報告すべきか、それとも目の前の女性を助けるべきか。

 生徒は自分の意見と根拠をもち、班で話合い、チャットに意見を打ち込んでいきました。そして、多くの生徒が自分の意見を伝え合い、議論していきました。

 授業後の生徒の振り返りには、

ルールがある中で、規定以外の出来事が起こったときに、柔軟に対応できる人になりたいと思いました。

様々な意見に耳を傾けて考えることが大切だと思いました。どんな選択にも良い面と悪い面があると思います。大事なのは、何を選択するかだけではないと感じさせられました。

人それぞれの様々な意見があり、自分の考えを深められるいい授業だなと思いました。様々な観点から問題を考えていかなければならないことが分かりました。周りの人の意見も大切だけど、自分の考えや意思も大切にしていきたいです。

学年全体の意見を聞くことで、自分には想像もつかないような新たな価値観や考え方に触れることができました。自分だったらどうするか、という考え方の共有も円滑に行えたと思います。AかBという選択肢に捉われず、その状況に応じて柔軟な対応が出来る人になりたいと思いました。」 などの記述がありました。

 道徳科が目指すものは、「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う」ことです。道徳科の授業は「考え、議論する道徳」へと変化しています。生徒同士が道徳的な見方・考え方を働かせて考え、議論する中でその見方・考え方を広げたり、物事の本質を考えたりし、道徳性を高めていきます。今年度は栃木県教育委員会・下都賀教育事務所・壬生教育委員会の先生方が道徳応援チームとして本校の授業を支えてくださいました。今後も校内研修を継続し、道徳科の授業を高められるように邁進していきます。

壬生中の先生が見に来てくださいました

  11月27日(月)壬生中学校の美術の先生が、本校の授業を見に来てくださいました。専門教科の先輩教員の授業を参観し、これからの授業づくりのヒントにしていかれることでしょう。

 11月30日(木)壬生中学校の技術の先生が参観しにいらっしゃいました。エネルギーミックスについての探究学習で、更に問題点等を洗い出し、グループの考えをスライドに協働編集していました。

 子どもたちは他校の先生の質問にもしっかりと答えていました。授業の形態が変わりつつあります。子どもたちは与えられた課題から、更に探究のスパイラルを回し、自らの課題を紐解くために、教科書やインターネットで情報を収集し、判断する材料にしていく、その積み重ねが子どもたちの発言に自信をもたせているのだと思います。

 先生方が互いの授業を参観して指導力を身に付けていく、そんな向上心あふれる教職員集団でありたいと思います。

Long昼休み・制服アンケート準備

 11月29日(水)生徒会主催のLong昼休みクイズ大会が行われました。正答率が一番高かったクラスには「幻のLong昼休み決定券」を差し上げます!と言ってスタート。なかなか捻られたクイズに、教室を覗くと「むずい~!」「どういうことですか?」なんてリアクションしながらも楽しそうな表情がたくさん見られました。あるクラスでは、画面の問題を読み上げる子、黒板に書いていく子、そしてみんなで考え、回答を打ち込む子と分担してチームで取り組んでいて、「速攻分かりました!!」と自信満々に解説してくれました。今回は学級休業のクラスがあるために急遽、生徒会が準備してくれたものでしたが、子どもたちの笑顔があふれていました

 生徒会役員は、全校生徒の「幸せな時間づくり」のために尽力してくれています。26日の朝、制服検討アンケートに向けて、制服を展示し、お昼の放送でアンケートへの協力を呼びかけました。その声をうけて、展示された制服を見に来て、後輩たちのために真剣に相談している子どもたちがいました。この想い、後輩たちに届け~~~!