ブログ

2022年12月の記事一覧

お祝い 栃木県健康推進学校「最優秀校」を受賞!

 12月20日(火)、栃木県健康教育研究大会が総合文化センターで開催されました。

 本校は、中学校の部において「最優秀校」に選出され、本日表彰式が行われ、学校を代表して受賞しました。

 

 受賞理由は、大きく以下の3点です。

①4つの教育目標プロジェクトチームを編成し、全教職員が各チームに所属し取り組んでいる。健康教育は「健やかな体を育むチーム」が担当し、保健主事を中心にPDCAサイクルを実践していること。

②生徒主体の生徒会活動を展開し、生き生きと心身の健康課題(保健、安全、食育)の解決に努めていること。

③教職員が健康課題を共通認識し、生徒が主体的に活動することで健康教育の成果を上げていること。

 

  「できない」ことを嘆かず、「いかにやっていくか」を考え、前に進み続けた子供たちや保護者、地域の皆様、教職員の姿を認めていただいたのだと思います。これからも、子供たちの幸せを願い、子供たちの声が響き、笑顔が広がる学校にしていきたいと思います。

 

 この度の受賞に際し、陰陽を問わず関わっていただきました関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。

ものつくり(技術・家庭科)

 

 中学校の技術・家庭科(技術分野)の学習についてお知らせします。現在、男女共修で技術分野、家庭分野のいずれも学びます。

 技術分野では、「A 材料と加工に関する技術」「B エネルギー変換に関する技術」「C 生物育成に関する技術」「D 情報に関する技術」の4つの領域を3年間で学んでいます。



 12月19日(月)、第2学年では、「A 材料と加工に関する技術」、木材加工と電気とを組み合わせた「ものつくり」(15時間扱い)が行われていました。

 この題材では、材料の特徴と利用方法を知り、工具や機器を安全に使用して加工することをねらっています。この日は、材料に鉛筆でけがきをしている人、材料を切断している人、材料を加工し、仕上げている人など、行程はそれぞれ異なりました。刃物や危険な物を使用しているため真剣な様子ですが、ものつくりを楽しんでいる表情をたくさん目にすることができました。

 

 「自分だけのオリジナル作品を作れるので、とっても楽しいです!」

 「材料を加工するのは難しいですが、上手にできると嬉しいです!」

 作業の手を止めることなく、嬉しそうに答える表情が印象的でした。

講演会のお知らせ

 本校では、3学期、キャリア教育との関連を図り講演会を実施いたします。保護者の方も参加できるものもありますので、その際には事前にアンケートを送付いたします。

 日程や講師について、予めご連絡いたします。

 

 

 ■令和5年1月16日(月) 14:40~15:25  【全学年、保護者】

   講師 栃木ゴールデンブレーブス 監督 寺内 崇幸 氏

   演題「すべてを経験に!自分と向き合い、楽しみを見つけていこう!!」

   *「子育て・親育ち講座」壬生町教育委員会主催

 

 ■令和5年1月20日(金) 14:40~15:30  【第2学年】 

   講師 國學院大學栃木高等学校 硬式野球部監督 柄目 直人 氏

   演題「未定(夢や希望、目標を抱くこと)」

 

 ■令和5年2月10日(金) 14:40~15:30  【全学年、保護者】

   講師 シギ―吉田 氏

   演題「未定(ファインダーを通して見てきたもの)」

 

パネルディスカッション、選挙を行いました!

 今年度、生徒会は「心 ~想いをカタチに~」というスローガンを掲げ、自分たちの学校をより良いものにしていく試みを続けています。その中心となっているのは、生徒会の本部役員の皆さんです。想いを大切にし、自分の言葉で伝えているから相手の心に届くのだと思います。想いが伝わり、行為となるから、少しずつ変化が現れているのです。

 

 12月16日(金)、生徒会役員立候補者による「パネルディスカッション」を行いました。

 立ち合い演説は、立候補者の主張する「公約」を知ることができます。

 パネルディスカッションは、当日「議題」が与えられ、その議題について討論します。立候補者が、普段どのような考えを持っているのか、出された意見に対してどう対応するのかを判断する貴重な機会となりました。

 

 以下のような「議題」で討論しました。

■今年度、「Long昼休み」「犬中あいさつの日」など新たな取組が始まりました。皆さんは、どのような新たな取組や企画をしたいですか?

 

■あいさつを公約に掲げている候補者が多くいます。あいさつの改善点を、生徒に守ってもらうためにはどうしますか?

 

■SDG'sに関連付け、本校でできることはどんなことですか?

 

■「時を守り、場を清め、礼を正す」。本校の課題と改善点についてどのように考えていますか?

 

 

 各候補者が「どのような学校にしたいのか」という問いに対して明確な意見を持っていることに感心しました。そして、真剣に討論する姿を頼もしく思いました。聴く態度、自分の言葉で意見を述べることなど、どの候補者も実に立派でした。

 

 

 町選挙管理委員会より投票箱等をお借りし、一般の選挙と同様に厳粛に投票を行いました。

 

 現生徒会役員の任期は、令和5年3月31日までです。

 次年度の役員にも、主体的で、自治の精神にあふれた生徒会の歩みを受け継いでほしいと思います。

 「学校って楽しい!」と心から思えるような南犬飼中をつくってほしいと思います。

身に付いた知識を活用しています!

  子どもたちは、1日の大半を学校で過ごし、学校生活の中心は授業です。本校では、「学校の生命線は授業」を合言葉に分かる授業づくりに取り組んでいます。

 本校の学校経営の努力点の1つに、「『見方・考え方』を働かせた魅力ある授業づくり」を掲げています。

 

 授業では、主体的・対話的で深い学び」を子どもたちが実感できるようにしていくことが求められています。具体的な視点は以下のとおり。(赤字がキーワードです。)

 

学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」を実現すること。

子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現すること。

❸習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」を実現すること。

 

 3年生の英語科では、中学校3年間の学びの総まとめが行われていました。

 「壬生町を外国人に紹介しよう」という単元を設定しています。3~4名程度のグループを編成し、タブレットを使って壬生町の魅力をプレゼンテーションするという内容です。今回は動画作成という条件を設定していました。

 さらに、作成した動画をALTの力を借りて、審査をしてもらいます。

 

 

 町内の名所旧跡、お店の紹介などが盛り込まれています。アバターを使ったり、動作を編集してワープしたりするなど、紹介の仕方が実にユニークで、子どもならではの工夫が見られます。

 この英語科の単元では、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な視点❶❷❸のすべてが関連付けられていました。また、英語科だけでなく、国語科や社会科、技術・家庭科や総合的な学習の時間など他教科での学びを生かしている点が魅力です。

 子どもたちが学ぶ楽しさを実感し、将来にわたって学び続ける土台ができることを期待したいと思っています。

 

オンライン保育実習(家庭科)

 家庭科では、「保育」という題材を学びます。家族や家庭、育児に関する必要な知識を学んでいます。

 コロナ禍ではありますが、昨年度より壬生寺第二保育所のご協力を得て、3年生が保育実習を行っています。直接、園児との交流の場を持たせていただきたいところではありますが、現在の感染状況を考慮し「オンライン保育実習」としました。

 

 12月14日(水)、3年生が「オンライン保育実習」を行いました。

 本日の学級は、「〇✖ゲーム」「なぞなぞ」「手遊び」「じゃんけん大会」「クイズ」「じゃんけん列車」「ハッピージャムジャム(ダンス)」とグループ同士が重ならないように趣向を凝らした出し物を考えていました。

 

 

 

おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなはいくらもいない)

 

サン・テグジュペリ『星の王子さま』の一節です。

 

 「これ何?」「どうして?」

 子どもは、見るもの、聞くもの、手にするものすべてに好奇心を抱き、純粋に感動し、想像力をふくらませます。

 「わあ、きれい!「見て!見て!」

 素直な心で見るから美しく見え、一緒に感動を分かち合いたいと思います。そんな純粋な心に触れるから、子どもの無邪気さを素敵だなと感じるのです。

 

 中学3年生の表情が、いつも以上に、優しく、温かく感じられました。楽しませてあげようとしましたが、優しい気持ちをたくさんプレゼントされたようでした。

 保育実習を通して、サン・テグジュペリの言葉を思い起こしたのではないでしょうか。

 

調理実習(家庭科)

 3年ぶりに、家庭科の調理実習を開始しました。

 12月13日(火)、2年生は調理実習を行いました。

 この題材は、家庭科教員だけでなく、栄養士とのティームティーチングで授業を行っています。子どもたちの豊かな学びのために、栄養士の専門的な知識や技能を授業の中で生かしています。

 この日のメニューは、「鮭のムニエル」+「コーンスープ」+「ジャガイモのアレンジ料理」です。アレンジは、ポテトサラダ、フライドポテト、ハッシュドポテトなどから選択しています。  

 主体的に学ぶためには、選ぶ、判断する、決定するなどの過程を経ることが大切なのだと感じました。

 

 手際よく調理を進める姿や作業を分担し、協力する姿が見られました。

 実技を伴う教科では、こうした実習を通して、獲得した知識を使える力にしていくことが求められます。

 誰もが楽しそうに実習をする姿が印象的でした。

 

 

合唱発表会(1年生・3年生)を行いました!

 これまでの2年半、入学式や卒業式において国歌、校歌の斉唱は行ってきませんでした。演奏をただ聴くことや口ずさむにとどまっていました。

 3年前までの本校は、輝光祭のプログラムの1つとして「合唱コンクール」を位置付けていました。合唱の練習を通して、学級の一員としての所属意識を高めたり、仲間との絆を深め、学級の一体感を醸成したりしました。

 

 今年度、音楽科の授業時間に「合唱」を行いました。音楽科の学びを発表する場として学年別に「合唱発表会」を開催することとしました。

 

 

 12月9日(金)は第1学年、12月12日(月)は第3学年の発表会を行いました。どの学年にとっても、初めて経験することです。3年生にとっては最初で最後の合唱発表となります。

 1家庭2名以内に制限させていただきましたが、保護者の皆様にも参観していただきました。

 

【第1学年 発表の様子】

 

【第3学年 発表の様子】

 

 

 

 久しぶりに目にする合唱の光景はとても新鮮でした。そして、学校という場所に歌が必要であるとしみじみと思いました。なぜならば、子どもたちの歌声の持つ力を感じたからです。

 学校行事の中に、素敵なハーモニーが取り戻せることを心から祈念します。

クエストエデュケーション(2年生)のプレゼンの様子です!

 第2学年では、総合的な学習の時間に、町内8つの企業のご協力 を得て、クエストエデュケーションを展開しています。

 それぞれの企業の経営理念やビジョンを聞かせていただき、企業が抱えている課題を理解します。その課題に対して、中学生の視点から解決のための提案を経営者の皆様にプレゼンします。今年度は、提案内容が採用されれば、商品化され、販売までこぎつけられることになりました。

 12月9日(金)、企業各社ごとにプレゼンを行いました。

 中学生の提案に対して、メモや写真に収める経営者の姿が印象的でした。なかには、自社の従業員に見せるため、動画を撮影する企業もありました。

 

 

 

  企業の皆様から出された主な課題は以下のような内容です。

 

■来場者が、思い出に残る演出方法を考えてほしい!

■おもちゃの町を連想した商品開発

■自分の長所を生かした仕事

■自走式組織にするためには!

■お客様にリピーターになっていただくには!

■新しい商品の提案

 

「中学生が、これほどよく調べていることに正直驚きました。」

「自慢できる学習内容です。大人が気付かされます。」

「なるほどと思える提案がいくつもありました。」

「子どもたちが助け合い、気づかう姿が素晴らしいです。これは、学校の色です。」

など、有り難い声を掛けていただきました。

 

 先の見えない混沌とした世の中です。真剣に働く大人の姿を目にした子どもたちも、夢や希望を語り合う子どもの姿に触れた企業の皆様も、互いにプラス思考で考える時間を共有できたことに大きな意味があると思います。

 「次年度も参加します!」と言って帰って行かれました。ぜひとも楽しみにお待ちしています。

 ご協力に対し心から感謝申し上げます。

租税教室(3年生)を行いました!

 12月9日(金)、3年生を対象に租税教室が開かれました

 現在、税理士をされている本校の卒業生が講師を務めてくれました。

 3年生はまさに今、社会科の公民分野において政治や経済について学んでいるところです。社会科での学びと実社会とをつなぐ絶好のチャンスでもありました。

 

 オンラインによる講話ではありましたが、各学級代表生徒に質問をし、子どもたちの反応を確認しながら進める形式を取りました。

 

 

 「国民の3大義務」を問われたり、「税の意味」「税の使い道」を再確認したり、社会科での学びと社会との繋がりを実感することができました。

 

 成人年齢が18歳となりました。中学3年生にとっては、わずか3年後です。社会の一員としての自覚と責任を果たすことを学ぶ貴重な機会となりました。

 

 母校の後輩のために、こうして足を運んでくださることに対して感謝申し上げます。