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学校行事

第1学年 職業人講話「夢の実現に向けて」

 11月24日(金)社会の様々な職業についての視野を広め、将来に対する夢や憧れを抱いて、その実現に向けて努力する態度を育てることをねらいとして、企業にお勤めの方6名にお越しいただき、お話を伺いました。

   

 なぜその仕事をしたいと思ったのか、企業のコンセプトや仕事の内容など、楽しく・詳しく説明していただきました。子どもたちは食い入るように話を聴き、たくさんのことをメモしていました。

 

 「働くって楽しそう」そんな気持ちが沸いてくるような話に、自分の将来について考えを広げていく、そんな子どもたちの表情が印象的でした。「仕事のやりがいは?」の質問に「人の役に立つことがこんなにも素晴らしいこなんだって感じています。」「人の心を動かすことができるって素敵じゃないですか」などなど答えてくださいました。興味がもっともっと高まる感覚を味わえた時間でした。

 広告会社の方は「どう共感してもらえるか」「僕たちの仕事で商品を口にした人が『幸せだったな。明日も頑張ろう』って思ってもらえるのが一番です」とおっしゃっていました。本校のビジョン「幸せな時間づくりを応援します」に通ずるお話に、胸が熱くなりました。

 お忙しい中、時間をつくり遠方からお越しいただいたこと、子どもたちに分かりやすいお話になるように準備をしていただけたこと、そして何より熱いお話をいただけたこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

体育館の空調が整いました

 本日11月23日(木)旧体育館・新体育館のスポットクーラーを稼働するための変電設備が整い、使用可能になりました。温暖化で夏場の熱中症が心配され、体育や部活の活動時間帯に制約がありましたが、夏でも安心して活動することができるようになります。子どもたちが安心して幸せな学校生活が送れるよう、施設設備を改善していただき、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。大切に利用させていただきます。

 また、本日から各教室に備え付けの超短焦点プロジェクターの設置工事が始まりました。授業がまた一歩前進しそうです。

2学期末テスト(2日目)

 11月21日(火)、2学期末テストの2日目を実施しました。

 昨日も遅くまで勉強していたのか、少し眠そうな表情で登校してくる生徒が多い印象でしたが、クラスに入ると元気いっぱいでした。3校時目まで一生懸命にテストと向き合い、2学期末テストが終了しました。

 テスト後はやり切った達成感が味わえたようです。お疲れ様でした!

 3年生は来週にも実力テストがあります。次のテストに向けて粘り強く頑張ってください。

 1,2年生は今日から部活動再開でした。日暮れが早くなり、活動時間は短いですが、その中で時間を大事に活動している様子があります。この冬をどのように活動していくかによって成長の度合いが変わっていきます。寒さに負けず熱く燃えていきましょう!

2学期末テスト(1日目)

 11月20日(月)、2学期末テストを実施しました。

 朝から黙々と勉強し、テストに向かう表情は真剣そのものです。

 2学期の始業式には、校長から「学力は今から3か月後に成果が表れると言われます。」という話がありました。9月から数えてその3か月が経とうとしています。生徒の皆さんが2学期に頑張った成果が発揮される時です。

 明日は2日目となります。最後まで頑張ってほしいです。

教科書を読み取る力

 東ロボくんの開発者:新井紀子氏の著書に「AIと教科書が読めない子どもたち」「AIに負けない子どもを育てる」があります。その中で、AIが苦手とする読解力を身に付けるにはどうしたらよいのか基礎的・汎用的読解力を身に付ける重要性を述べています。

 教科書の読み取り方を、各教科で挑戦しています。数学でも、説明されている文章の重要語句が図のどこを指しているのか文章で表現されている内容を表している式はどれなのかを線でつなぎ整理することに挑戦しました。

 初めてなので、先生と一緒にやってみる?友達と確認しながらやってみる?一人でやってみたい?って、自分で決めてスタート。不安そうにしていた子どもたちですが、手順が分かるとそれぞれのペースで読み進め、ノートにまとめ始めました。図の中の同じ大きさの角に色を付けて理解しながら、定理の証明を書き始めます。もちろん、根拠となるのは今まで学習してきた図形の性質。「先生これであってますか?」「あれ?これおかしいですよね」「先生ヒントください。」と確認する声がたくさん上がってきました。自分で目標を決めて、3種類の証明すべてに挑戦する粘り強い姿も見られました。「3つ目は教科書にヒントの図が書いてあるよ~」「ん~~?補助線引く・・・」この後、3つの証明はそれぞれクラスルームにアップされ、各自で終わり次第、確認します。

 急かされずに進められることが安心感につながったようです。「いつもより時間が短く感じた」と達成感に満ちた表情がそこにありました。

 「三角形の外角の性質が証明でよく使えることが分かった。」「教科書を見ながら、友達と協力して定理をまとめることができました。まだ証明が二つ残っているので頑張りたいです。」「円周角の定理を理解できたが、証明するのが難しいのでもっと学びたいと思った」と、振り返りに入力していました。

 「高校生になる前に数学の教科書の読み取り方ができるようにしよう」との声掛けに、前向きに取り組みはじめた子どもたちの可能性に期待が高まります。

ハッピーボックスのお知らせ♬

お昼の放送をハッピーボックスに掲載しました。ご一読ください。

みぶバンドフェスタ【3年生演奏】(←お子様のアカウントでご覧になれます。)

 ディズニーメドレーでたくさん盛り上がったフェスタでしたが、本日11月18日はミッキーとミニーの誕生日だそうですよハート

頑張れ犬中生!!

 11月17日(金)今日から2学期末テストに向けて部活動停止期間に入りました。期末テストはその学期の学びを確かめる大切なテストです。1年生は1学期末、2学期中間テストを経験し、中学校の定期テストへの対応ができるようになってきました。なにより、計画的に各教科のワークを進めている姿があります。3年生は休み時間を使って疑問点を教え合いながら勉強しています。定期テストに向けてどのように勉強に取り組むかが、定期テストというものの価値を高めていきます。テストまでの過程が大切です。2学期末テストまであと3日。最後まで諦めず頑張る犬中生を応援します。ファイトだ!犬中生!!お知らせ

 

道徳研究授業

 11月15日(水)、道徳の研究授業を行いました。

 道徳科の目標は「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ物事を広い視野から多面的・多角的に考え人間としての生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力心情実践意欲と態度を育てる」です。

 道徳性とは人間としてよりよく生きようとする人格的特性であり、道徳性を構成する諸様相である【道徳的判断力】【道徳的心情】【道徳的実践意欲と態度】を養うことが大切です。

 また、道徳的諸価値とは、「よりよく生きるために必要とされるものであり、人間としての在り方や生き方の礎となるもの。」です。道徳的諸価値は、以下の3つです。

 ①【価値理解】道徳的価値のよさ、素晴らしさ、人間としてよりよく生きる上で大切なことを理解する。

 ②【人間理解】道徳的価値の実現の難しさ 、大切であると分かっていてもなかなか実現することができない人間の弱さを理解する。

 ③【他者理解】 道徳的価値観の多様さ、道徳的価値を実現したりできなかったりする場合の考え方、感じ方は多様であることを理解する。

 

 本日の教材は「あるレジ打ちの女性」でした。何をしても続かない女性が、レジ打ちの仕事を始め、次第に仕事をすることの喜びに気づき始めると言ったお話です。内容項目は【勤労】であり、ねらいは「自分の考え方次第で仕事の素晴らしさが見いだせることを理解し、将来、自分の能力や個性を生かした働き方をしようとする心情を深める」でした。つまり、【道徳的心情】を養うことが今日の授業のねらいであるということです。

 道徳科の授業は、「自己を見つめる」ところから始まります。これまでの自分の経験やそのときの考え方、感じ方と照らし合わせながら考えを深めます。今回は事前に働くことについて生徒アンケートをとり、お金や楽しさを重視して考えているという意見が多くありました。このことから、自分自身の働くことへの意識を見つめました。

 

 次は「物事を広い視野から多面的・多角的に考える」ことです。物事を一面的に捉えるのではなく、生徒自らが道徳的価値の理解に基づき考え、様々な視点から物事を見つめて、主体的に話し合う場面です。この議論が、道徳性を深めていきます。「レジ打ちの女性が泣き崩れたのは、どんな気持ちだったからだろうか」と登場人物の心情を考えました。生徒は、「人から頼られたから」「自分の成長に感動」「誰かのために働くことを感じた」「必要とされる存在と思えた」など様々な視点で考えていました。

 

 授業の最後は「自己の生き方についての考えを深める」ことが大切です。自己の生き方と照らし合わせて考え、道徳的価値を自分との関わりで深めたり、自分や他者の経験や感じ方・考え方と重ねながら、道徳的価値について自分の考えを発展させたりしていきます。そのことによって、道徳的価値の主体的な自覚が育っていくのです。まず、今まで自分が人の役に立った経験とその時の気持ちを振り返りました。

そして最後は、今日の授業で考えたことをチャットに打ち込みました。

仕事はお金や自分の利益だけでなく、誰かのために働いてやりがいを感じられるものの方がいいと思いました。

誰かの役に立つことを楽しいと感じることは、自分の幸せにも繋がっていると感じました。

最初は自分がやりたいことや、やってみたいことことをやればいいと思ったけれど、誰かのために働くことはそれ以上に〝やりたい!“と思えるのだなと思いました。

などと書いていました。授業の始まりと 終わりでは、働くことへの心情の変化が読み取れました。

 道徳科の授業は、答えが1つではない道徳的な課題を、一人一人の生徒が自分自身の問題として捉え、向き合う「考え・議論する道徳」へと変容しています。

 今年度、栃木県教育委員会義務教育課の先生、下都賀教育事務所の先生、壬生町教育委員会の先生方が道徳教育応援チームとして、本校の道徳教育を支えてくださいました。本当にありがとうございました。

第2回 壬生藩校学習館祭り

 11月12日(日)城址公園ホールにて、2021年に開催された全国藩校サミットの記念大会として「壬生藩校学習館まつり」が行われました。本校から、論語大朗誦に2名・作文発表1名「君子は人の美を成して」・プレゼンコンクール2名「国語『古今和歌集より』・数学『平方根より』」とそれぞれに堂々と素晴らしい発表を魅せてくれました。

 藩校とは現在の学校の前進であり、壬生小の前進となる「学習館」という藩校にて、論語を諳んじていたことから、壬生町では小学校教育課程にて論語18章句を諳んじることを目標にしています。中学生になると教科書にも、漢文として「論語」が掲載され、その意味を学習することになります。作文発表の中には「私たちの生活に必要なことを教えてくれるもの」「日常生活の中で大切にすること」「人生の教訓」と口々に発表していました。論語は日本人の道徳観につながるものですね。本校代表者は次のように語りかけました。「君子は人の美を成して」(←お子様のアカウントでご覧になれます)「短所と長所をつながりのないものと捉えるのではなく、見方を変えて長所ととして捉えることで、他人を羨むことや妬むことが減り、・・・ネガティブでマイナス思考だった自分が変化し、自信にもつながりました。・・・現代の様々な情報が交錯する中で、あえて孔子が教え導いてくださった論語に触れることで本来の姿や考えに戻る、悩みや不安を考え直し、新たな自分に出会えると思います。」と。

 

 開会式では、教育長より「渋沢栄一は『論語と算盤』で素晴らしい改革をしてきました。今、壬生町は『論語とICT』で夢と志をもって、変化の激しい社会を逞しく生き抜く力が養われています。」とお話をいただきました。

 町長より「逞しく成長した子どもたちが、郷土壬生町ならぬ日本を牽引するような人材になって、多くの人が活躍してほしいと思います」と熱い想いをいただきました。

 プレゼンコンテストでは、本校代表者3年生の2名が、普段の授業内で行ってきた探究学習をベースに、テンポの良いキレのある発表で、難しい「古今和歌集」と「白銀比」を、とても親近感のあるものとして紹介してくれました。

「むすぶ手の しづくに濁る 山の井の あかでも人に わかれぬるかな」 

この和歌は、紀貫之が旅の途中で出会った女性ともっと話がしたかったと詠んだ歌であること。自分で調べたからこそ、詠み手の人物像や背景を理解し、体験を自分がしたかのような感覚が生まれたとまとめていました。

 白銀比(1:√2)は何度折っても縦と横の比率が変わりません。そこからの探究により、白銀比が日本最古の建造物である法隆寺や現代の日本を象徴する建造物であるスカイツリーに使われていること、黄金比のキャラクターと比べることで日本人が愛らしいと思う比率であることへ発展させていました。

 渋沢栄一の「論語と算盤」ならぬ、南犬飼中の「国語と数学」(←お子様のアカウントでご覧になれます)での発表でした。

 学校の普段の教育活動から、このような発表の機会をいただけましたこと、壬生町ロータリークラブ並びに壬生町教育委員会の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

避難訓練

 11月13日(月)、今年度2回目の避難訓練が行われました。

 今回は通常の避難訓練に加えて、「消火器・消火栓の使い方」と「垂直式避難袋の使用方法」を理解することを目的に実施しました。

 事前に動画を視聴し、使い方を学びました。

 火事が起きてしまった際は、まず消火器や消火栓を使って初期消火を行い、すぐに避難を始めます。たとえ火がまわってしまい、3階に取り残されたとしても、垂直式避難袋の使い方を知っていれば、逃げることは可能です。この動画を見た生徒は、「3階に黄色いものがあったのは知っていたが、こんな風に使う物だったとは知らなかった。」「垂直って怖そう…。」など様々な反応がありました。垂直式避難袋の中はらせん状になっているので安全に降りることが可能です。

 そこで、本日の避難訓練では生徒の代表が実際に垂直式避難袋を使って3階から降りる体験をしました。

 

 体験した生徒は「最初は怖かったけれど、中に入ってしまえば全然怖くなかったです。」と話していました。知識として使い方を知っていることで救える命があります。もしもの時がいつやってくるか分からないということを肝に銘じ、日頃から防災意識を高めてほしいと思います。