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2023年3月の記事一覧

176名が本校を巣立ちました!

 鎌田 實氏の「1%の力」という本があります。

 重病を患いながら、それでもほんの少しの力を誰かのために費やしている人々の生き方を紹介した本です。以下の文言は、この本の帯に書かれているものです。

 

 自分、自分、自分の時代。
 今こそ、誰かのための「1%の力」が必要だ。
 「1%なら」心も体も動き出す。
 「1%ずつ」事態は好転する。
 「1%だけ」視点を変えてみると、見えないものが見えてくる。
 「あと1%」を積み重ねると、「101%」の結果にたどりつく。

 みんなが、「1%」生き方を変えるだけで、個人も社会も幸福になる。

 

 3月10日(金)、卒業証書授与式を挙行しました。

 2年生は式場で、1年生は教室でオンラインで式典に参列しました。国歌、校歌の斉唱や卒業生合唱を行った点は、昨年度までとは異なります。

 

 

 卒業式に臨む子供たちの姿、それを支える教職員の細やかな心配り、そして卒業生の3年間の活躍のシーン…卒業証書を手渡しながら、まさに走馬燈のように去来しました。

 「子供たちの力って本当にすごいな」と実感しています。生徒会活動を中心に、次から次へと「想いをカタチに」してきました。一人一人の子供の力が集約している学校には、大きな力が宿るのだと心から思うことができました。
 

 鎌田氏は、看護師を目指す人たちに深い接し方をしています。


 100点は、僕の想定とは全く違う答案ができた時、出題した僕自身が嬉しくなってしまうような答案を見た時。それは、僕自身が学べるというということを意味しています。

 いつも満点をとってきた子にとって99点はショックです。優等生であるだけでは生きていけないことと、病気を持っている人間を相手にする僕たちは、その人間が実は、複雑怪奇なんだということに気づいてもらいたいのです。優等生の思い込みだけでは、いびつな人間の看護は簡単にはできない。どんな人間も見捨てないことが大事なのです。

 できない子たちに99点を与えた時、これは未来へのステップアップ。夢を与え、背中を押してあげるための99点です。

 優等生につけた99点は、もっと大事なことがあるぞということに気づかせるための1点減点なのです。

 

 感動を生み出すのは、子供たちの姿です。その子供たちを支えるのは、保護者や地域の皆様、教職員です。誰もが、最高の卒業式を演出しようとする気持ちが凝縮されていました。

 本日の卒業証書授与式は「1%の力」を大事に駆使していました。もちろん、子供たちのために…。

同窓会入会式を行いました!

 令和5年1月、新たな役員が承認され、新役員体制の下で本校同窓会が再スタートを切りました。

 

 3月9日(木)、第76期同窓会入会式を行いました。

 今期の同窓生を含め14,107名となりました。

 「歴史と伝統ある本校の同窓会に入会します。これから私たちの進むべき道は違いますが、南犬飼中同窓会の名を汚さぬよう頑張っていきたいと思います。」と代表生徒が入会のあいさつを述べました。

 

 ■建学の精神「向い原魂」 (□物事をまじめに根気よく続けよ

 □自発的実践活動を続けよ) は本校の精神的な支柱です。この精神を受け継ぎ、胸を張ってそれぞれの人生を歩んでほしいと思います。

 

中学校区あいさつ運動の振り返りをしました!

  2月27日(月)~3月2日(金)までの1週間、あいさつ強化週間として出身小学校であいさつ運動を実施させていただきました。

 

 子供たちにとって初めての取組ではありましたが、「やってよかった!」という手応えを得た感想が多く寄せられました。

 

 生徒指導主事は、実施後の振り返りを新聞紙2枚分のA0判にまとめました。

 廊下に掲示するとともに、協力していただいた小学校にも届けました。

 あいさつという何気ないことですが、小学生や小学校の先生方の協力を得て、一緒に取り組めたことが子供たちの自信につながりました。

 あいさつで元気をいただいたこと、協力していただいたことに感謝すること、つながっていること、輪が広がっていることなどの気付きが多くありました。

 

 

 

 

県立高校一般選抜、1・2年生は実力テストに挑みました!

 栃木県立高等学校の全日制課程は、一般選抜における学力検査(一部学校では面接及び実技検査)を残すだけになりました。

 出願倍率は平均1.09倍(前年度比0.04ポイント減)でした。

 

 3月8日(水)、3年生は、19校15学科の学力検査に挑みました。

 学力検査の日程に合わせ、1年生は初めての、2年生は今年度2度目の実力テストに臨みました。

 

 3年生から後輩に向けた受験体験動画、学習委員会の啓発動画、各学級での学習に対する取り組み方の学習などにより、一人一人の意識は高まりつつあります。

 

 コロナ禍の3年間でしたが、本校は、子供たちの学びを止めない取組を続けてきました。コロナに限らず、普段からいろいろな取組を行ったり、模索したりして準備体制はできていました。

 子供たちの行動を変えることや状況を変えることで、意識が変わることを信じて続けてきた本校としての教育活動です。

 だから、最後の最後まで自信をもって臨んでください!

在校生が心を込めて式場準備をしてくれました!

 卒業式までのカウントダウンが5日を切りました。

 「温かな雰囲気の中で卒業式を挙行してあげたい」という思いが子供たちにも教職員にも感じられます。今年度、在校生を代表し、2年生は式場で卒業生の勇姿を見届けてもらいます。1年後の自分たちの姿を目の当たりにすることにもつながります。

 

 3月6日(月)、1年生と2年生及び教職員は、校舎内の清掃や式場の整備を行ってくれました。

 

 隅々まで清掃を行き届かせる姿、写真を見ながら式場の準備を入念に行う姿、式次第を新調している姿、担任の読み上げるすべての学級の名簿を心を込めて作ってくれている姿などが見られました。

 

 見える仕事は全員で行う! 見えない仕事は進んで行う!

 

 チーム南犬飼の心意気を見たような気がしました。ありがとうございました。