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学校行事

郷土料理作りに挑戦!

 季節は日ごとに春に向かっています。

 

 節分後の最初の午(うま)の日を「初午」と呼んでいます。今年は、2月5日(日)でした。

 711年の初午、伏見稲荷大社の神であるウカノミタマが稲荷山に下りたため、全国の稲荷神社で豊作や商売繁盛を願いました。

 稲荷神社に備えるものがなく困り果てた下野の国(栃木県)は、お正月料理で余った鮭の頭や節分の残り物の大豆などを活用した料理を考え赤飯と一緒にお供えしました。

 これが、郷土料理「しもつかれ」の誕生秘話だそうです。

 

 

 2月13日(月)、2年生は、先人の知恵から考案された郷土料理「しもつかれ」とかんぴょうを食材とした調理実習を行いました。

 「しもつかれ」の味付けは、各家庭によってちょとずつ異なるそうです。ご近所など7軒分の「しもつかれ」を食べると無病息災でいられると語り継がれており、人と人とのつながりを大切にしてきた文化も感じられます。

 

 かんぴょうを用いた料理は、「かんぴょうの卵とじ」「かんぴょう揚げ」「かんぴょう巻き寿司」「ナムル」「かんぴょうの胡麻酢和え」「かんぴょうと豆腐のお焼き」など様々でした。班ごとに考えたレシピや手順で調理を行っていました。

 このように郷土料理について学ぶことは、郷土に対する誇りや愛着を育むことにつながると思われます。

 楽しそうな表情で仲間と協力して実習を進める姿が見られました。

お祝い 3,000,000 突破!

   本校ホームページを閲覧していただきありがとうございます。

   アクセス件数が300万件を突破しました。

 

 令和4年8月14日、アクセス件数が2,000,000件を突破。

 令和4年1月13日、アクセス件数が1,000,000件に到達。

 

 生徒会は、「想いをカタチに!」しています。表現力は豊かになっているなと思います。ブログを通して、お知らせしたい子供たちの姿がたくさんあります。子供たちの輝く姿をみんなで共有できることが幸せなことであると確信しています。

 

 「夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します!」というビジョンに込めた想いをこれからも大切にしていきます。

 本校を応援してくださるすべての皆様にとって「幸せな時間」となることを願って…。

    

シギ―吉田様の講演会を行いました!

 本校は、「夢や希望を持てる教育活動を通して、生徒や保護者、地域の皆様、教職員の幸せな時間づくりを応援します。」というビジョンの下で、生き方教育に力を注いでいます。

 壬生町出身であるシギ―吉田様の生き方から、夢や志を持ってたくましく生きることの大切さを理解させ、3学期のテーマ「強みを知り、強みを生かそう!成長、感謝、そしてネクストステージへ!」に迫る時間にしたいと考え、講演会を実施しました。

 

 2月10日(金)、壬生町出身のカメラマン、シギ―吉田様を講師としてお招きし、ご講話をしていただきました。吉田様は、「松葉杖のカメラマン」として広く知られています。

 「『14才のキミへ』 ~希望と再生のスクラム~」と題して、体育館の2年生には直接、教室の1・3年生にはオンラインによる講演会です。講演会の構成は、基調講演とパネルディスカッションとしました。

 

 

 吉田様の生い立ちや事故に遭った後の生き方については、道徳科で既に学んでいます。

 目の前のご本人が、どのような言葉を自分たちに向けて語っていただけるのか興味津々な生徒の表情が印象的でした。

■希望とは何か?

 夢とは、○○になりたい、こうありたいなどの願いである。希望とは、逆境の時に目指すもの、不安な未来に必要なものである。

 絶望を受け入れることができて、希望が再生される。

■夢をあきらめそうになった時どうしたよいのか?

 受け入れられなくて、うろうろしている自分がいる。そうした中から新しい夢が再生してくる。夢のために頑張ってほしい。

 

 

  1月から2月にかけ、講演会を3度開催しました。すべてがキャリア教育に関する内容です。現在、「主体的・対話的で深い学び」の実現が授業で求められています。これらの講演会では、以下のアンダーライン箇所が、子供たちの発言や振り返りの言葉で確認できました。


①学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる主体的な学び」が実現できている。

 

②子供同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める対話的な学び」が実現できている。

 

③習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」が実現できている。

 

 子供たちの学びを支えてくださる皆様に心から感謝申し上げます。

リレーで伝える本校の強み!⑤

「リレーで伝える本校の強み!」第5弾は、ALTの先生の思いを語ってもらいました。

 

■Strong points of our school conveyed in the relay

  Hello, everyone. This is K. H.

  First, I must say that it is a pleasure to work at Minami Inukai JHS. The atmosphere of the school is very welcoming. The teachers and staff are always willing to help and through their examples, I’ve learned to say “konnichiwa” and “ohayogozaimasu” with a strong and hearty voice.

 The students are friendly and positive. I’ve come to admire how they selflessly encourage each other through cheers of “ganbatte kudasai” and “fight” even for the simplest tasks. Everyone, please continue to do your best and continue to live by the values you have learned at Minami Inukai JHS. Thank you.

  

 こんにちは、みなさん。K.Hです。まず、南犬飼中学校で仕事ができることを嬉しく思っています。 南犬飼中学校はとてもアットホームな雰囲気の学校です。 先生方は、いつも私のことを喜んで助けてくれます。私が、元気よく心を込めて、日本語で「こんにちは」や「おはようございます」とあいさつをすることができるようになったのは、生徒の皆さんや先生方の素晴らしいお手本のおかげです。

  生徒のみなさんは、とてもフレンドリーでポジティブです。 些細なことでも「がんばって」とか「ファイト」と、自分のことを省みず他の人のために励まし合う姿に感心しています。生徒の皆さん、これからも南犬飼中学校で学んだ価値観を胸に、頑張って生きていってください。

ありがとうございました。

 

 ダイバーシティー(多様性)の世の中です。多様な考え方が尊重される世の中です。

   国境という線は存在しません。正しいか誤っているかという線も見えずらくなっています。だから、相手の話にじっくりと耳を傾けること、対話をして相手を理解し、納得解を見い出すことが求められるのだと思います。

 ALTの先生は、英語を学ぶ意味や英語を通して世界を見る目、世界はつながっていることを教えてくれます。

 ありがとうございました。

学校運営協議会を開きました!

 2月9日(木)、今年度最後の「学校運営協議会」を開催しました。

 協議会の主な内容は以下のとおりです。

■コミュニティ・スクールの推進状況(動画視聴)

■第2回学校評価の集計結果の報告

■「見方・考え方」を働かせた魅力ある授業実践への提言

■令和5年度 教育課程編成上の留意点(変更点)

■令和5年度 学校経営計画(案)の説明

 

 2度行った学校評価を基に、令和5年度の教育課程編成について1月初旬に教職員に提示し、意見を募りました。

 本日の学校運営協議会は、学校評価結果等を踏まえた根拠を基にして作成した「学校経営計画」を承認していただくものです。

 

 委員の皆様から頂いたご意見は以下のとおりです。

□子供たちが考えたイベントを実際にやってみる「クエストエデュケーション」を提案したい。

□大人が変わらなければ子供は変わらない。保護者や地域、教職員それぞれに役割があり、そのことを話し合える場が必要である。

□学校評価からも「自信がない」ことがうかがえる。世の中全体が失敗をしないような風潮が広がっていることも影響している。

□情報化社会は急速に広がり、モラルの指導の積み重ねが必要である。

 「学校運営協議会」を有する学校をコミュニティ・スクールと呼びます。実にたくさんの保護者や地域の皆様の支援をいただいていることが分かります。令和5年度は、一層コミュニティ・スクールを進めていくことを承認していただきました。

全校道徳を行いました!

 壬生町出身の写真家シギ―吉田様にご講話を依頼したところ、快諾していただきました。

 2月8日(水)、吉田様とはどういう方なのか、吉田様の生き方や支えた友情について学ぶことをねらい道徳授業を全校で実践しました。

 

 

 吉田様は、ラグビーをやりたいという志を持って佐野高校に進学しました。ラガーマンの聖地「花園」で行われる全国大会に出場し、高校日本代表候補の合宿に参加しました。その合宿で、スクラムを組む練習中に頸椎損傷という大事故に遭いました。

 事故後、多くの人たちに支えられていることを知り、どんなことがあっても生き続けようという希望が生まれました。リハビリを続け、現在はカメラマンとして活躍しています。

 吉田様は、「栃木県道徳教育郷土資料集(中学校編)」に「17歳のキミへ」という教材で取り上げられています。

 高校時代からの親友との深い信頼に基づいた友情が、吉田様の生き方を変えるきっかけになりました。日本代表として活躍した親友は、現在、佐野高校で教師となりラグビーを指導しています。

 壬生町出身の吉田様の生き方に共感し、「友情とは何か」について考える時間となったに違いありません。

 吉田様の講演会は、2月10日(金)14:40~本校体育館で行います。

 

 

 

本校のコミュニティ・スクールについて報告しました!

 2月7日(火)、壬生町役場において「地域学校協働活動推進事業研究会」という会議が開かれました。その会議において、この3年間で本校が実践してきた「コミュニティ・スクール」を紹介する機会を得ました。

 報告する内容をまとめていると、実にたくさんの保護者や地域の皆様に教育活動に参画していただいたことがはっきりとしました。そして、1つ1つの関わりが、子どもたちの豊かな学びにつながっていることを実感しました。

 公立学校の強みは、「地域をもっていること」だと思います。地域の人、モノ、ことなどすべてが教育にとっての最大の環境要因であるからです。

 学校には、信頼できる大人の力が必要です。保護者や地域の皆様に教育活動に参画していただき、教職員だけでは実現することのできない豊かな学びを実現していきたいと考えています。

 今後ともご協力をお願いします。具体的に協力していただきたいことについては、学校だより等でお伝えしていきます。 

「小中連携 あいさつ運動」を企画中です!

 本校の生徒会役員は、毎朝、昇降口でさわやかなあいさつをしています。さらに、月初めに「犬中あいさつの日」を設定し、有志によるあいさつ運動を展開しています。

 

 こうした運動を「南犬飼中学校区」に広げる企画が上がってきました。

 目的は、「南犬飼中学校区の児童・生徒が、自分から進んで元気にあいさつできるように働きかけ、地域の活性と連携した指導体制をつくる。」としています。

 出身小学校に出向いて、小学生と一緒にあいさつ運動を展開することに大きな意味があります。

 中学校区の学校間で連携できる取組が始まります。こうした連携が少しずつ広がっていくことを期待したいと思います。実施は、2月の最終週から3月第1週の朝の時間帯を予定しています。

 初めての試みではありますが、各小学校の校長先生方はこの企画を快諾していただきました。心から感謝申し上げます。

リレーで伝える本校の強み!④

 「リレーで伝える本校の強み!」第4弾は、次期生徒会長が思い描いている「強み」について語ってもらいました。

 

■私が思う本校の強みは、「一人一人の個性を生かして活動していること、やるときはやり、何事にも全力で取り組むこと」の2点であると思います。

 具体的には、運動会や輝光祭などの学校行事において、生徒一人一人の個性が輝き、全力で取り組んでいる姿をたくさん見ることができました。これこそ本校の強みであると思います。

 2年生は、先週、立志スキー学習に行ってきました。そこでも同じように、私の考える本校の強みを発揮することができていたなと思います。

 例えば、一人一人の立志の誓いで個性があふれていること、その誓いを全員が真剣に聞いていることです。

 しかし、2年生には弱みもあります。私たちの弱みは、「自分くらいはいいや」といった甘さがあります。このような弱みを克服していきたいと思います。

 令和4年度の犬中の強みを、来年度もカタチにして受け継いでいきます!

 

 

 「伝統不息」の石碑が登校する生徒を出迎えています。脈々と受け継がれた伝統は校風となります。

 ノーチャイムは、生徒を全面的に信頼してきた本校の校風そのものです。それに応えてきたのは皆さんの先輩方です。

 皆さんも新たな校風を創り出しています。これからの時代に求められる資質・能力に沿った「聴く力」や「対話する力」や「表現する力」です。そのことをあらゆる機会で発揮できていることを誇りに思ってください!

 次期生徒会長の伝統継承の覚悟を心強く感じました。ありがとうございました。

 

第2回 学校保健委員会を行いました!

 生徒会活動が活性化され、各委員会の活動にたくさんの工夫と意欲が感じられます。

 Withコロナと言われる中、学校生活も様々な感染対策を講じ、今までとは違った生活様式を当たり前にできるようになりました。特に、保健委員会と給食委員会の常時活動は、直接関わりがあります。

 今年度、学校保健、学校安全、学校給食の取組をまとめて報告した「健康推進学校審査会」中学校の部において、下都賀地区最優秀校、栃木県最優秀校となり表彰されました。

 2月2日(木)、第2回学校保健員会をオンラインで開催しました。

 学校保健委員会のテーマは「WITHコロナ~望ましい生活習慣の定着を目指して~」としています。

 それぞれの委員会の代表が、実践した内容と成果や今後の課題について報告しました。

 保健委員会は、シャボネット液や消毒液の補充、給食後の歯磨きの実施状況やハンカチ所持率の調査結果、新たに教室の換気の効果については発表しました。

 

 給食委員会は、SDG'sの視点からごみの軽量化作戦に取り組んだ様子を動画に収めていました。ごみの量を半減することができました。

 

 

 学校医様、学校歯科医様、学校薬剤師様の皆様方にも参加していただき、ご助言を賜りました。

 ・手洗いの際、手のひらのけがなどに留意してほしい

 ・食後のブラッシングの習慣化を継続してほしい

 ・清潔なハンカチを持参してほしい

 

 本校生徒に身に付けさせたい4つの力を、「目標を持つ力」「自分を律する力」「人間関係を築く力」「課題を解決する力」としています。

 健康に対する取組においても、こうした力をバランスよく発揮していくことが大切であると実感しました。

 

 できることを見い出し、学校保健委員会を継続することができました。ご協力いただいた学校三師の皆様や保護者に心から感謝申し上げます。

特色選抜入試の願書等を提出しました!

 栃木県立高等学校全日制課程の入学者選抜は、一般選抜と特色選抜の2通りがあります。

 

 一般選抜は、5教科で行う学力検査と一部の学校で面接を実施します。

 特色選抜は、各学校が定める「特色選抜に出願するための資格要件」を満たす者で、合格内定後は入学を確約できることが条件です。募集定員の「10%程度」「20%程度」「30%程度」のいずれかから各学校・学科ごとに定められます。

 面接、作文または小論文、独自の検査を行う学校もあります。

 

 2月1日(水)、特色選抜の出願でした。

 本校からは、宇都宮市、真岡市、鹿沼市、日光市、下野市、小山市、栃木市、壬生町など県内広範囲にわたる21校、19学科に出願します。

 

 3年生の廊下には、特色選抜入試までの日めくりカレンダーが表示されていました。

 3年生の皆さん、寒さは厳しい時期ですが、自分の可能性を信じて頑張ってください!

 

立志式を行いました!

 1月27日(金)、第2学年は、奥日光高原ホテルにて立志式を行いました。

 立志は、かつての元服に相当します。中学2年生のこの時期は、これからの自分を考える大切な節目でもあります。

 式は、厳粛な雰囲気の中で行われました。

 一人一人が、将来に向けた決意を自らの言葉で披露しました。将来の夢、人としての生き方、社会への貢献など真摯に自分と向き合う姿勢に心打たれました。

 式典後は、それぞれの保護者が思い出の写真とともに我が子に向けたメッセージが紹介されました。名前に込められた願いや将来に向けた声援などたくさんの愛情が込められたメッセージに感動しました。多くの保護者は、「幸せな人生を送ってほしい!」「優しい人になってほしい!」「思いやりのある人になってほしい!」「自分らしく!」などを望んでいることが分かりました。

 子供たちは、スライドに映し出された原本を手にし、保護者に対する思いをはがきにしたためました。

 幸せであることを実感するひとときとなりました。

 

【式辞】

 山本有三という栃木市出身の作家がいます。代表作に「路傍の石」という作品があります。主人公は、愛川吾一という少年です。
 吾一少年は、鉄橋にぶら下がり、汽車を止めてしまうという事故が起こします。そのことを知った担任の次野先生が吾一少年を諭した言葉です。

 

 次野先生の言葉には、二つの大きな意味が込められていると思います。
 まず一つは、この「われ一人なり」は、「吾一」という名前でなくても、皆さん一人一人にも言えるということです。この世の中に、自分という存在は一人しかいません。つまり、人はそれぞれに、一度しかない人生を、一つしかない命を生きています。皆さんの一人一人が、そして皆さんのまわりの一人一人が、一度きりの一生を、一つしかない命を生きている大切な存在です。自分自身の存在を、そして仲間の存在を大切にできる皆さんであってほしいと思います。

 もう一つは、「たった一度しかない一生を、本当に生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。」という言葉です。
 「自分を生かす」とは、「本気で生きる」そして「幸せをつかむ」という意味です。人生は一度きりです。幸せになる権利は、誰もに与えられたものです。 

 志という言葉は、士と心で構成された文字ではなく、之と心でできた文字です。心が之(ゆく)です。心が方向を持つということです。 こういう人生を歩みたいという方向を決めたならば、前に進むということを意味しています。志を高く、一度きりの人生を歩んでほしいと思います。


 皆さん一人一人が、幸せな時間をたくさん作りだせるようにと心から願い、式辞といたします。

スキー学習に行ってきました!

 第2学年は、1月27日(金)より1泊2日で奥日光にスキー学習に行ってきました。

 スキー学習の目的は、

①自己の目標に向かって努力する態度を養う。

②生徒間の相互理解を深め、健全な心身を育成する。

③自分の役割に責任をもって取り組む実践の場とする。

としました。

 掲げたスローガンは「踏み出せ一歩 未来の道へ ~ スキー大スキー!!!!! ~です。

 各クラス2名の10名の実行委員が中心となって、出発式をはじめとする式典の計画や当日の運営を行いました。

 

 スキー場は、粉雪の舞う絶好のスキー日和となりました。生まれて初めてスキーを経験する者が半数以上です。

 ブーツに足を踏み入れた途端に、自由に身動きできない状態を、「ペンギンの気持ちがよく分かる!」と表現していました。

 

 一面白銀のゲレンデは、少年少女の心を一瞬で子どもに変えてくれました。誰も歩いていない新雪の上を、楽しむかのように足跡をつけていました。

 

 

 スキー学習は、これまでの経験を基に15班(1班10名前後)に編成されました。スキー用具の脱着、転び方、起き上がり方、止まり方、歩き方、方向変換、リフトの乗り降り、滑り方など1つ1つの過程を丁寧に学ぶ姿が印象的でした。

 スキーは、自らの成長を実感できるスポーツです。できるようになったことを自らが味わうことができるからです。

 2日目にスキーブーツをはくまでの時間も短縮し、自然に歩き出す姿がそのことを物語っていました。

 

 

 子供たちの姿を見ていて、相田みつを氏の言葉を思い出しました。

 

受身
柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です。

つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。

自分のカッコの悪さを多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。

柔道の基本では カッコよく勝つことを教えない 素直にころぶことを教える いさぎよく負けることを教える

長い人生には カッコよく勝つことよりも ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。

だから柔道では 始めに負け方を教える
しかも、本腰を入れて 負けることを教える

その代り ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意 極意が身につけば達人だ

若者よ 失敗を気にするな 負けるときにはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」と、正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな 泣きたいときには 思いきり泣くがいい やせ我慢などすることはない

その代り スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ
早くから勝つことを覚えるな 負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ 体験したものは身につく 身についたもの それはほんものだ

若者よ 頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ 受身さえ身につけておけば 何回失敗しても すぐ立ち直ることができるから… そして 負け方や受身の ほんとうに身についた人間が 世の中の悲しみや苦しみに耐えて ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる やさしい暖かい人間になれるんです。

そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを 観音さま、仏さま、と呼ぶんです。

 

 子供たちの笑顔が輝いていました。

 少しの成長を感じ取れたこと、やればできるという実感を味わえたこと、仲間の存在が自分を勇気づけてくれたことなど大切なことを学ぶことができたスキー学習でした。

 

 

 

 

学校だより1月号

 12月には、第2回学校評価アンケートにご協力をいただきありがとうございました。評価結果をまとめ、次年度の学校経営計画や教育計画の作成を進めているところです。

 キャリア教育を兼ね計画的な講演会を行っています。また、第2学年は、1月27日(金)から1泊2日で、日光湯元に立志記念スキー学習に出かけます。

 明るい未来を見つめながら、力強く歩みを進めていこうと思います。

 

 学校だより1月号が出来上がりました。ぜひともご一読ください。

 

リレーで伝える本校の強み!③

 「リレーで伝える本校の強み!」第3弾は、生徒会長が思い抱いている「強み」について、自分の言葉で語ってもらいました。

 

■私の考える本校の強みは、「想いがカタチとなり、学校が活発化していること」だと思います。

 生徒の皆も、「本校の強みは何か?」と問われたら、きっと同じようなことを思い浮かべるはずです。それは、皆さんが「有志による多くの取組にも参加してくれたこと」「当事者意識を持って『生活の心得』の見直しを行ったこと」などにより、主体性が磨かれたのだと考えます。 

 本校の強みは皆さん自身の強みにもなりえます。後輩の皆さん、個々の強みを生かし新たなステージで輝いてください!

 そして、3年生のみんな、今は受験で辛い時期だけれど最後まで頑張ろうね!

 

 

 故やなせたかし氏が作詞した「アンパンマンのマーチ」に、「何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!」という一節があります。

 子供たち誰もが「うれしい」と言える「生きる喜び」を感じるような世界を、それぞれの与えられた場で、それぞれの力でつくりあげてほしいという願いが込められています。

 この歌詞は、特攻隊員として若い命を戦争で失ったやなせ氏の弟を思う心の叫びでもあったそうです。

 


「アンパンマンのマーチ」   作曲 やなせたかし 作曲 三木たかし

 

 そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも

 何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ!

 今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ ほほえんで

 そうだ!うれしいんだ 生きる喜び たとえ 胸の傷が痛んでも

 ああ アンパンマン やさしい君は 行け!みんなの夢守るため

 

 中学校生活を送る中で、経験を通して本校の「強み」を実感し、そのことを自分の言葉で伝える生徒を頼もしく思います。

 強みを自信や力に変えてほしいと思います。

 生徒会長ありがとうございました。

 

新しい制服の提案がなされました!

 生徒会は、昨年度「生活の心得」の抜本的な見直しを行いました。今年度も小さな改革は続いています。

 自分たちの学校を、自分たちの手で、より良いものにしたいという主体的で自治的な生徒会は本校の誇りです。

 生活の心得の見直しを行う中で、「制服」そのものに関する意見が出てくるようになりました。新生徒会役員選挙の際にも、候補者の中から「制服」改定に関する意見が出されました。身近な問題としてとらえていることの表れであると思います。

 

 1月25日(水)、生徒会集会において生徒会長から新しい制服に向けた提案がなされました。

 

 

 現在、世の中は、次から次へと変化し続けています。そうした中で、大切にしなければならないのは本質を見失うことなく変化に対応していくことだと考えます。

 教育の本質、学校に求められる本質とは何か?それは「生徒の幸せ」です。これはどんなに変化が激しくとも不変のものであると思います。

 

 今いる在校生だけでなく、後輩の姿を思い描いてその幸せを願っているという生徒会長の言葉に感銘を受けました。

 50年先の母校に対する思いを馳せることのできる生徒に育っていることを心から嬉しく思います。歴史をつくるのも、変えるのも生徒の皆さんです。

 

 是非とも新しい制服づくりを進めましょう!創立80周年、アニバーサリーデザインの制服への大きな1歩を踏み出しました。

学習集会を行いました!

 本校は、学級活動や総合的な学習の時間を中心に「キャリア教育」を積極的に進めています。「キャリア教育」という時間を特別に設定しているのではなく、自分の特徴について知る、勉強することの意味、働くことの意味、やりたいこと、生き方などについて体系的に学ぶことを「キャリア教育」と呼んでいます。

 

  1月24日(火)、オンラインにて学習集会を行いました。全校生徒を対象とした学習集会は今年度2度目です。

 今回は「なぜ勉強するのだろう」というテーマについて、進路指導主事が子どもたちに向けて語りかけました。

 

 

 キャリア教育は、生き方を学ぶことです。

 現実を見ると、初めての試練である受験を避けて通るわけにはいきません。高校選択 ≠ キャリア教育であり、学ぶことの意味や学びを将来にどうつなげていくのかを自分のこととして捉えることが大切だと思います。

 進路選択を身近に控えた3年生、進路に対する意識を高めてきている1・2年生も、身を乗り出すように画面を見つめている姿が見られました。

 

校内給食週間が始まっています!

 1月16日(月)~1月20日(金)までの1週間、校内給食週間が行われています。給食週間にちなんで、1年生はポスター、2年生は作文、3年生は標語を担当して掲示したり、発表したりしました。

 給食委員会の皆さんが中心となって、給食室紹介の動画を制作してくれました。また、給食委員さんがクイズを行い、当選者の最も多かったクラスに「給食メニューリクエスト券」が手渡されることになっています。

 自分たちの学校を自分たちの手で、より良いものに、より楽しいものにしようとすることが伝わってきます。主体的で、自治的な活動を心から応援したいと思います。

 

 校内給食週間の献立は、「日本各地の味めぐり」です。

 1月16日(月)は、神奈川県メニュー「サンマー麺」「日本で最初のアイスクリーム」の店が誕生したのも神奈川県だそうです。

 1月17日(火)は、宮崎県メニュー「チキン南蛮」です。

 

 楽しみながら給食をいただけることに感謝します。給食委員の皆さん、栄養士さん、調理員の皆さんありがとうございます。

 

リレーで伝える本校の強み!②

 3学期のテーマは、未来への準備! 強みを知り、強みを生かそう ‼ 
成長、感謝! そしてネクストステージへ ‼ 」です。

 

 第2弾で強みを伝えてくれたのは、初任者として着任したS先生です。

 

 本校の強みは、「ありがとう」と素直に伝えられることだと感じています。給食を配膳してもらったり、ペンを落として拾ってもらったりした時、友達から勉強を教えてもらった時などたくさんの「ありがとう」が聞こえてきます。

 

 先生たちに対しても、プリントをもらう時、分からないことを教えた時など「ありがとう」を伝えてくれます。

 

 日常生活でついつい感謝の心を忘れてしまいそうなことに、当たり前のように「ありがとう」を素直に言えて、心がポカポカした気持ちにさせてくれます。

 

 「ありがとう」がいっぱい聞こえてくるということは、優しい心を持った人がたくさんいるとも考えられます。

 これからも「ありがとう」があふれた温かい学校であってください。

 いつもたくさんの「ありがとう」をありがとう!

栃木GBの寺内崇幸監督に講話していただきました!

 壬生町では、家庭教育力の充実を図ることを目的として「子育て・親育ち講座」を開催していただいています。

 昨年4月、子どもたちに、かっこいい生き方をしている大人の話を聞かせたいという希望を町教育委員会の担当者に伝えました。そして、栃木ゴールデンブレーブス監督である寺内崇幸氏の講話が実現されました。

 寺内氏は、県立栃木工業高校を卒業し、JR東日本に就職し、社会人野球を経て、ドラフトで読売巨人軍に入団し活躍されました。

 華やかな経歴の陰では、並々ならぬ努力があったと拝察します。そうした経験を基に、「全てを経験に!自分と向き合い、楽しみを見つけていこう‼」という演題でご講話していただきました。

 

 1月16日(月)、1年生と希望する保護者は体育館で、2・3年生は教室でオンラインで参加しました。

 

■プロとして結果を残すことはできなかったが、挑戦することはできたと自負している。挑戦がないと、成功も失敗も生まれない。失敗の原因を探り、失敗から学ぶことが大切である。

■努力が報われる瞬間がある。報われる努力をしよう。そのためには、物事の本質を見ようとすることが大事である。

■夢はあったほうがよい。夢があると、小さな目標ができる。

■たくさん遊び、たくさん学んでほしい。失敗を恐れず、自ら考え、自ら発言してほしい。

■周りの人に良い影響を与えられる「いい人」になってほしい。影響を与えるために「いい言葉」を遣ってほしい。

 

 

 【 質疑応答 】

◆自分の強みを見つけるためにはどうすればよいですか。

→ 自分がどうなりたいのか、自分に何が必要かを判断していくと、その過程で強みが見つけ出せるはずです。

 

◆監督として大事にしていることは何ですか。

→ 選手が何を考えているのか、叱った時に心の中でどんなことを感じているのかを見つめるようにしている。

 

 貴重な経験と積み上げられた実績を基に、生き方を学ぶ機会となりました。

 寺内監督は、講演会後に2年生と3年生の教室を訪れ、激励の言葉を掛けてくださりました。

 「幸せな時間づくりを応援します!」というビジョンに迫ることができたひとときでした。

 

 今回の講演会は、1年生の学級委員が役割を分担して運営をしていました。講師の皆様の会場への誘導、司会進行、講師紹介、謝辞まで責任をもってやり遂げていました。

 さらに、複数名が積極的に挙手し、質問する様子を見ることができました。1年生の強みは「積極性」です。素晴らしい態度でした。

 

 

 このような素敵な企画に至るまでの調整、事前打ち合わせ、当日の運営まで行っていただきました壬生町教育委員会ならびに壬生町家庭教育支援チームの皆様に心から感謝申し上げます。大変お世話になりました。

「チーム南犬飼」を実感したシーンです!

 合唱発表会を実施するに当たり、普段はステージ上に置いてあるグランドピアノを体育館フロアーに下ろしました。ピアノを元の場所に戻すためには、多くの人の力が必要です。

 1月13日(金)、「ピアノを移動するので手の空いている方はご協力をお願いします!」という校内放送が入りました。部活動終了後の放課後のことですが、ほどなく体育館に人が集まりました。そして、分解されたグランドピアノを元の位置に戻すと、その周辺を手際よく元通りにし、きれいにする作業が進められました。

 子どもたちの合唱発表会を支えてくれた舞台を、冗談を言い合って笑いながら元通りにする姿が見られました。「チーム南犬飼」の一体感を垣間見たように思います。

 

「努力は足し算、協力は掛け算!」

 

 こんな言葉が思い浮かびました。

    大きな力を生み出す要因を教えてもらいました。感謝です。

「強み」を意識するための歩みです!

3学期のテーマは、 

  「未来への準備! 強みを知り、強みを生かそう ‼
   成長、感謝! そしてネクストステージへ ‼ 」

 です。

 

 学校全体として、たくさんの成長を遂げてきました。その成長を支えているのは「強み」です。

 それぞれが思い抱いている「強み」は同じかもしれませんし、異なっているのかもしれません。

 「学年の強み」「本校の強み」を関係する人々がどのように感じているのか、なぜそう捉えたのかを聞いてみたいと思いました。そして、リレー形式で伝えたいと思います。題して、「リレーで伝える本校の『強み』」です。

 

 1月13日(金)、第1回の放送を行いました。

 伝えてくれた強みは「素直さ」でした。これから先の人生で出くわすであろうことを例えて話してくれました。心の素直さが、すべての人を「笑顔」にします。

 素敵な笑顔が広がっている南犬飼中の強みは、素直な心によるものです。

 

 この企画を通して、改めて本校の強みに気付けることを期待しています。

 「リレーで伝える本校の『強み』」は、ホームページ - 「ハッピーボックス」に掲載しますのでご覧ください。

第2回 学校評価がまとまりました!

 

 

 

 上記は、本校のグランドデザインです。

 薄緑色の枠囲みはビジョンや目標や方針黄色の枠囲みは教育活動ピンク色の赤枠囲みが評価を意味しています。

 

 本校は、年間2回(7月・12月)の学校評価を行っています。

 

評価項目を16項目に絞り込み、それぞれに目安とする数値指標を設定し、生徒、保護者、教職員とも同じ項目を、いずれも「子どもの姿」を評価していただいています。

 

■年2回行う理由は、年度内に学校運営の改善を図れるものについては、速やかに着手していくためです。 

 

■学校行事を実施した際、直後に保護者からご意見をいただき、子どもたちにフィードバックしています。本校では、こうした取組も学校評価と捉え、学校運営を見直す手立ての1つと考えています。

 

 

 今年度第2回の学校評価がまとまりました。ホームページ -「 学校概要・学校評価」に掲載しましたのでご一読ください。

 学校運営の改善点については、速やかに見直すとともに、令和5年度学校経営計画に反映させます。 

 

 今回は、生徒、保護者、教職員ともにFormsを活用したデジタルでの回答方式としました。(生徒、教職員は、前回までマークシート方式でした。)

 ご協力に対し心より感謝申し上げます。

 

 

音楽科の研究授業を行いました!

 2学期には、音楽科の授業で行った合唱を披露する「合唱発表会」を学年ごとに開催することができました。ここ2年半は、校内で歌を歌うことも制限してきただけに、大きな1歩を踏み出したように感じました。

 また、卒業式を見据え、国歌や校歌を斉唱する準備も始めました。

 これまで当たり前のように思えたこともままならない中、音楽科では授業内容を入れ替えたり、代替案を取り入れたりしながら工夫して授業を進めてきました。

 

 1月12日(木)、第2学年音楽科の校内研究授業を行いました。

 題材は「曲の構成のおもしろさを味わいながら鑑賞しよう」で、本時は4時間扱いの2時間目でした。

 フランスの作曲家、ラヴェルの「ボレロ」を鑑賞曲に取り上げました。同一のリズムが保たれ、2種類の旋律が繰り返される構成が特徴的な曲です。

 子どもたちに、自分のイメージや感情を抱く視点を3つ(音色、リズム、強弱)示して

いました。

 

 

 15分という長い楽曲をメモを取りながら、集中して聴き入る姿が印象的でした。

 その後、自分の考えと友達の考えを交流しながら比較し、似たような考えや新たな気付きを生み出す活動に広げていました。

 

 

 中学校における音楽科の授業は、週1時間程度です。

 しかしながら、音楽は私たちの生活の中では大切な働きをしています。心の安定、癒し、勇気付け、モチベーション…など日常生活に欠かすことのできない存在です。音楽のある日常は、生活に潤いを与えてくれます。

 

 「見方・考え方」を働かせた授業を展開することで、何気ない日常や社会、文化との関連に気付くきっかけとなることを学びました。 

高齢者の皆様からお礼の手紙が届きました!

 昨年12月、生徒会は、壬生町社会福祉協議会のご協力を得て、町内の高齢者の皆様に年賀状400通と施設にパンジーを植えたプランター1基を届けました。日頃お世話になっている地域の皆様に、少しでもお役に立ちたいと願っての発案でした。

 受け取られた皆様から、心温まる言葉や励ましの言葉が届けられました。

 

■丁寧に作られたプランターをお贈りいただきまして、誠にありがとうございました。会員と毎日きれいなパンジーを眺めております。このようなお心遣いに深く感謝しております。

■1枚1枚を心をこめて丁寧に書いてくださった様子が心に響いて嬉しかったです。いただいた年賀状を貼り出して皆さんに見てもらいました。そして、好きにはがしてお持ち帰りいただきました。とても嬉しそうでした。孫からの便りのように楽しみにしています。

■皆様が、昨年1年間しっかり頑張った様子が分かり元気をいただきました。また、優しさあふれる言葉は、コロナで思ったように外出できない私達にとって心がなごみ、笑顔にさせていただきました。本当にありがとうございました。

■心温まるパンジーのプランターをいただきありがとうございました。添えられた折り紙の鶴や亀のように健康で長生きできるようサロンで体操や脳トレの活動を続けていきます。

 

【万町お達者サロン、城南地区お達者サロン、下表町お達者サロン、むつみの郷、緑1・2お達者サロン、サロンあじさい、駅東サロンあやめ会、至宝夢サロン、お達者サロンのぞみ、北小林お達者ファミリー、あけぼの福寿会】

 

 学校は、地域の皆様方の支えによって成り立っています。

 子どもたちは、地域で育てていただいています。

 地域の皆様方の励ましのお言葉に勇気づけられ、意欲を高めることができます。

 こうした心の交流ができますことに対し、心から感謝申し上げます。

第3学期 始業式を行いました!

 壬生町は「3学期制」を導入しています。

 このことを受け、本校は、それぞれの学期を以下のように捉えて計画を進めています。 

【1学期】 学級・学年集団づくりを進める学期
【2学期】 集団の絆が強まり、学びの成果が実る学期
【3学期】 1年の成長を実感する学期

 

 また、学期に1つのテーマを掲げ、子供たちや教職員とで共有しています。

 1学期は、「小さな感動を重ねる!~聴く力を高め、伝える力を磨こう~」でした。

 2学期は、「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!<バタフライ効果>」でした。

 

 1月10日(火)、第3学期始業式をオンラインにて実施しました。

 学年代表による年頭所感の発表が行われました。

 

【第1学年代表】 「学級委員長として」

 ペットボトル回収や定期テストに向けた取組、合唱発表会の練習など、学級全員の協力の下で納得のいく結果を収めることができました。現状に満足することなく、最高のクラスと胸を張って堂々と言えるように頑張ります。

 

【第2学年代表】 「今年頑張りたいこと」

 スキー学習、立志式の実行委員として、みんなの思い出に残るものになるよう、しっかりと自分の役目をはたしていきたいです。

 今年は、最高学年になる年でもあります。3年生になったならば、受験に向けて勉強を頑張りたいと思います。

 

【第3学年代表】 「3学期の目標」

 冬休み中に私立入試を終え、3月に行われる県立入試に向け、集中して勉強に励んでいきたいと思います。

 卒業式まで42日になりました。この仲間と過ごせる最後の期間になるので、クラス全員が楽しい学校生活を送り、たくさんの思い出を作っていこうと思います。

 

 3名の代表それぞれが、自分の思いを自分の言葉で語りかけていました。実に堂々とした態度であり、心に響く言葉でした。

 

式辞概要

 新しい1年が、はじまりました。皆さんは、どんな目標を立ましたか。

 3学期のテーマは、「未来への準備!強みを知り、強みを生かそう‼ 成長、感謝!そしてネクストステージへ‼」とします。

 皆さん一人一人が成長しています。また、学級や学年としての成長も十分に遂げています。3学期のテーマの周りに配置してあるのは、それぞれの学級に掲示されている「学級目標」です。私たちは一人では成長できません。必ずそばに支えてくれている人の存在があります。素直に、そして謙虚に感謝しましょう。

 さらに、成長を後押ししているのは間違いなく、皆さんの心の内にある強みです。強みが何であるのか。強みを生かすことで、限りない成長につながるはずです。
 3年生の高校入試に向けた面接の練習をしていて感じることがあります。自分の強みを堂々と答えられる人は、自信にあふれた雰囲気が伝わってくるということです。


 集大成の学期が始まりました。

 それぞれのネクストステージに向けた準備を整えてほしいと思います。

 

 

20歳の集いに寄せて…

    成人の年齢が18歳になりま した。中学校を卒業し、わずか3年後です。そして、その2年後に節目の20歳です。人生には節目があります。節目を設けると言った方がよいかもしれません。竹には節があります。竹は、節を作って真っ直ぐに伸びます。節があるため、風に吹かれてもたやすく折れたりはしません。節があるから強く、真っ直ぐ、しなやかに伸びることができます。人が成長するということも同様なのではないでしょうか。

    1月8日(日)、20歳の集いが行われました。ボランティアとして本校生徒29名が参加してくれました。人生の節目のお祝いを、母校の後輩が祝福してくれることは素敵なことです。

    先輩の皆さんは、生まれ育った地域を大切にし、誇りに思えるのではないでしょうか。

    そして、数年後は皆さんが祝福される立場です。生まれ育った地域を誇りに思える人になってください。

    将来の夢や希望を語る人を心から応援しています。

あけましておめでとうございます!

 あけましておめでとうございます!

 本校に関係するすべての皆様の幸せな時間づくりを応援します。

 本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 1月4日(水)、本日から私立高等学校の入学試験が始まります。

 第3学年は、一人一人の生徒はもとより、チームとして学年全体を育てています。

 チームの理念は、【信頼】 ❶仲間に嘘をつかない ❷仲間を裏切らない ❸仲間を応援する です。

 初めての入学試験に臨む不安は、誰もが抱いています。そのことを共有し、少しでも不安を軽減し、士気を高める丁寧な指導が行われてきました。まさに、仲間を応援し続けています。

 3年生の皆さん、自信をもって臨んでください。

 皆さんには無限の可能性があります。

学習委員会「study radio」最終回でした!

 学習委員会は、生徒の質問に教職員が回答する形式の放送番組を企画し、実践しています。かつて、ラジオの深夜番組を聴いて受験勉強をしていた40代以上の教職員にとっては懐かしさを覚える構成です。

 番組のパーソナリティーを担当する生徒は毎回異なりますが、代わる代わる実に巧みな受け答えができることに驚きます。

 

 この番組のねらいは、「生徒からの学習に対する質問の答えにヒントを得て、学習に対する向き合い方をより良いものにする。」というものです。

 最終回の今回は校長への質問でした。

 

■「将来、学校の先生になりたいと思っているのですが、こんなに早く将来のことを決めてしまって大丈夫ですか?

 向き、不向きよりもやる気です。目指すものがあることが素敵です!本校の先生方のような子ども思いの教師を目指してください。

 

■「苦手な先生とも良好な関係を築く上で大切なことは何ですか?」

 気が合う、合わないは、誰にでもあります。相手の話をよく聞くことかなと思います。相手のことを知るともっと知りたいと思うようになります。だから、関心を持って言葉にすることをお薦めします。

 

■「辛いことやあきらめそうになった時、どのように乗り越えてきたのか教えてください?」

 学校に来て子どもたちに会えると思うと嬉しくなって、エネルギーをもらえるんです。そして、自分自身が笑顔でいることです。笑顔でいると、不思議と周囲から笑顔をたくさんもらえるのです。笑顔こそ元気の源です。

 

■「様々な模試を受けてきましたが、目標点数に届いていません。同じような思いをしている人に熱いメッセージをお願いします!」

 入試はすべてを測るものさしではない!だが、自分自身の頑張りを測るものさしにはなっているはずです。どれだけ頑張ったかどうかが目盛りです。自分に限界を作らないでほしい。皆さんを3年間見てきた私は自信をもって言います。君たちならばきっとできる!

 

 学習委員会の皆さん、「study radio」とても素敵な企画でした。毎回楽しく聴かせていただきました。

 皆さんの学習への向き合い方の変容につながることを期待しています。

 

 

町内の高齢者に年賀状を届けました!

 本校は、毎年末、壬生町社会福祉協議会のご協力を得て、町内の高齢者に年賀状を届けています。

 1年生(152名)と2年生(142名)は、国語科の授業で年賀状を作成しました。最近では、はがきや手紙を書くという習慣が少なくなっているため、年賀状を書くというのは貴重な経験です。1・2年生合わせて400枚の手作りの年賀状が出来上がりました。

 

 

 また、生徒会として、町内25施設に「パンジーを植えたプランター」を届ける提案がなされました。

 プランターには、折り紙で作られた鶴と亀が添えられました。長生きをしてくださいという「想いをカタチに」しました。

 

 多くの地域の皆様に、本校の教育活動に携わっていただいています。何らかの形で、地域に恩返しがしたいという子どもたちの「想いをカタチに」した取組でもあります。

 2学期のテーマ「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!【バタフライ効果】」です。

 小さな力がかすかな風を起こしています。その広がりを感じられる2学期のワンシーンです 

保健委員会、給食委員会に受賞報告!

 栃木県健康推進学校「最優秀校」受賞を、保健委員会と給食委員会の代表生徒に報告しました。

 7月1日(金)、栃木県教育委員会の皆様が、現地調査として来校していただいた際、両委員の皆さんは聞き取り調査を受けていました。

 委員会の常時活動や学校保健委員会の報告内容などについて説明してくれたようです。

  

 

 子どもたちの常時活動の充実や保健主事、養護教諭、給食主任、学校栄養士と協働した学校保健委員会の内容が認められました。

 今回の受賞とともに、文部科学省「全国健康づくり推進学校 優良校」表彰の連絡を受けました。

 今回の学校表彰は名誉あることです。校長室に掲額します。

 

第2学期 終業式を行いました!

 12月23日(金)、第2学期終業式を行いました。学年代表生徒が2学期の振り返りを堂々と述べてくれました。

 

■第1学年代表 「2学期を終えて」

 頑張ったことの1つは初めての輝光祭です。部門ごとに準備や進行を行っていました。もう1つは部活動です。県大会出場を果たすことができました。

 ■第2学年代表 「私が変われたきっかけ」

 人の前に立ったり、発表したりすることは苦手でした。変わることのできたきっかけは2つあります。1つ目は輝光祭の演劇で役をもらえたこと。2つ目は副部長になったことです。自分を変えるきっかけとなれた2学期でした。

■第3学年代表 「2学期の反省と3学期の抱負」

 中学校生活最後の輝光祭では、他の人との関わりを持つことの大切さや集団で目標を達成することの喜びや楽しさを学ぶことができました。いよいよ受験が始まります。気を緩めずに頑張ります。

  

  本校は、学期ごとに1つのテーマを掲げて教育活動に取り組んでいます。

 2学期のテーマは、「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!【 バタフライ効果 】」でした。

 子どもたちは、生徒会や学級において、小さな変化を起こし続けてくれました。特に、異学年交流活動を通して学校全体の一体感を醸し出してくれた成果は大きいと思います。

 2学期の様子を動画で振り返りました。

 

 子どもたちの心に描く想いを誰もが応援しています。子どもたちは、「カタチにするとは、行動にして表し、結果を残していくことだ」と理解していました。

 

■3年生、縦割りの総合的な学習の時間、3年生の言葉に励まされたのは下学年の生徒達です。Long昼休みの仕掛けは、学年の縦割り意識を高めるのに大きな役割を果たしたと思います。
 年が明けると、私立高校の受験が始まります。「いつでも今を誇れる人でありたい」そう願っています。


■2年生、輝光祭では3年生を支え、1年生をリードする役割をしっかりと果たしました。今、1つ1つ3年生から本校の伝統というバトンを引き継いでいます。クエストエデュケーションで自分の考えを堂々と話す姿に、経営者の皆さんが感動していました。年が明けると立志式があります。新たな自覚と決意を胸に、最高学年の準備を進めてください。

 

■1年生、授業中、友達の考えをよく聴いている姿はとても立派です。そして、自然に学び合うことができています。皆さんの素晴らしい点は、積極的に行動できることだと思っています。先輩に学び、皆さんの良さをこれからさらに発揮する機会をもってほしいと思います。

 

 2学期、たくさんの成長が確認できました。
 自分のためだけでなく、誰かのためのちょっとした思いと行為が集まると大きな力になります。まさに、バタフライ効果であったと胸を張れる学期でした。

 

表彰式を行いました!

 12月23日(金)、2学期最後の表彰式を行いました。

 文化面・運動面共に多くの賞を受賞しました。校内外で、多方面にわたって活躍した証です。受賞した皆さんの今後の活躍を期待しています。

 

 

今回の表彰は、以下のとおりです。

 

■第13回古河まくらが中学校野球大会 優勝

■下都賀地区1年生卓球大会 シングルス 第3位

■第16回壬生町交通安全安心町民大会 作文の部 最優秀賞、優秀賞、佳作

■壬生藩校学習館祭 論語青少年・町民の作文・発表コンクール 最優秀賞

■楽しい子育てキャンペーン三行詩コンクール 栃木県会長賞

道徳科の研究授業を行いました!

 12月21日(水)、3年生道徳科の校内研究授業を行いました。

 北海道白老町で地域医療に貢献した髙橋房次氏の生き方から考える教材を取り上げました。高橋氏は、小山市間々田出身です。当時、アイヌの人々に対する偏見や差別が当たり前のように行われていました。高橋氏は、和人に対してもアイヌ人に対しても、同じ人間として平等に治療に当たりました。そこには、「医療とは、単に技術や薬品を売るのではなく、内面的な苦悩まで取り去ってやるのだ。」という強い信念がありました。

 

 本時のねらいは、「高橋氏の生き方に共感させ、誰に対しても公平に接し、差別や偏見のない社会実現に努めようとする態度を育てる。」としました。

 

 導入では、時代の背景や不当な差別の実際などを押さえていました。担任は、予め範読を録音し再生しました。子どもたちの表情を見ておき、基本発問につなげたいと考えての工夫でした。

 「ほかの医師は不当な待遇をしていたのに、高橋医師はそうしなかった。考え方の違いはなんだろう?」「なぜ、誰に対しても優しくできたのだろう?」と子どもたちを揺さぶりました。

 「差別はいけないこと」は頭では分かっています。「それでもそうせざるを得なかった、そうしてしまったのはなぜか?」「周りがどうあろうと高橋医師は、差別をしないことを貫いた。それはどうしてなのか?」と深く考えさせました。

 

 

 自分との関わりでは、「僕にはできない…。」と小声で漏らす声も出ていました。

 

 価値理解(差別はいけないこと)、他者理解(人によって考え方は違うな)、人間理解(分かってはいるが、時にはできないこともある)を基に、子どもたちの考えを引き出しました。

 担任は、本時に追求する内容項目について、小学校低学年から中学校までを分析していたからぶれることはありませんでした。

 建前に終始することなく、子どもたちと担任の関係だからできる本音の話し合いを重ねていくことが、深い学びにつながることを教えてもらいました。

 

学校だより12月号

 3年ぶりに、学年単位ではありますが「合唱発表会」を実施することができました。

 そして、本日2学期の終業式を迎えます。子どもたちの成長を実感する2学期となりました。ご協力ありがとうございました。

 学校だより12月号ができました。ご一読ください。

合唱発表会(2年生)を行いました!

 12月22日(木)、第2学年合唱発表会を開催しました。

 学年の廊下には、「合唱の目的」が子どもたちの文字で記載されていました。

【合唱の目的】

 ・仲間意識  ・クラスの絆  ・友情  ・協力  ・団結力  ・笑顔  ・違った視点を見つける  ・感動を伝える

 

 学級の仲間と、心を1つにして歌声を合わせました。歌声は、初めから合うことはありません。少しずつ心が揃い、声のハーモニーが形作られてくるものです。したがって、合唱は過程が大切なのだと思います。

 

 2年生の皆さん、素敵なハーモニーでした。そして、皆さんが考えた「合唱の目的」を達成することができたのではないかと思います。

 当初の予定より2週間延期しましたが、保護者の皆様に合唱を披露することができたことを心から嬉しく思います。

 

 

 

 

 

想いをカタチに! 「生活の心得」の見直し編

 本校は、昨年度4カ月間をかけて「生活の心得」を全面的に見直しました。現在の私たちの生活に合ったきまりにしていこうと学級や生徒会中央委員会で話合いを重ねました。

 今年度も引き続き「生活の心得」の見直しのための話合いは継続しています。

 12月21日(水)、生徒会長をはじめ生徒会本部役員の5名が、校務運営委員の教職員を前にして、現在までの協議の進捗を報告しました。

 「生徒自身が生活しやすい」という視点からの見直しを進めたという生徒会長からの説明がありました。具体的なものは以下の3点でした。

 

 ■髪を留めるピン

 ■タブレットのタッチペンの使用

 ■制服のスーパーウォームビズ

 

 教職員から質問がありましたが、話合いの過程が感じられるような根拠を添えた回答がありました。本日の報告を受け、さらに中央委員会で検討がなされます。

 

 意識の高まり、母校に対する関心の高まり、生徒自治の高まりを実感しています。

 大勢の教職員を前に、実に堂々とした立派な態度で報告してくれた生徒会役員に心から拍手を送ります。

想いをカタチに! Long 昼休み編

 過日行われた「Long 昼休み」は、「全校生徒が一堂に会して、記念写真を撮ろう!」でした。

 子どもたちの想いは、「コロナのため、全校で集まることがほとんどできませんでした。しかし、私たちの心は1つ!」であることをカタチにしたかったのだと思います。こんな想いでいること、この企画を発想したことを嬉しく思います。

 

 そして、「子どもたちが考え、実行したLong 昼休みの企画を、折角だから拡大して掲示してあげたい!」という提案が、今度は教職員から出されました。

 

 12月21日(水)、仲間を大切にする生徒、一人一人の生徒を大切にする教職員の想いがカタチとなりました。

 

 CREDO(クレド:信条)に、「授業や学校行事の中で、子どもたちの思いを大切に取り上げ、小さな感動を重ねていきます!」を掲げています。

 教育活動の中の1つ1つの行為を丁寧に見取っていることの表れです。

 

 

お祝い 栃木県健康推進学校「最優秀校」を受賞!

 12月20日(火)、栃木県健康教育研究大会が総合文化センターで開催されました。

 本校は、中学校の部において「最優秀校」に選出され、本日表彰式が行われ、学校を代表して受賞しました。

 

 受賞理由は、大きく以下の3点です。

①4つの教育目標プロジェクトチームを編成し、全教職員が各チームに所属し取り組んでいる。健康教育は「健やかな体を育むチーム」が担当し、保健主事を中心にPDCAサイクルを実践していること。

②生徒主体の生徒会活動を展開し、生き生きと心身の健康課題(保健、安全、食育)の解決に努めていること。

③教職員が健康課題を共通認識し、生徒が主体的に活動することで健康教育の成果を上げていること。

 

  「できない」ことを嘆かず、「いかにやっていくか」を考え、前に進み続けた子供たちや保護者、地域の皆様、教職員の姿を認めていただいたのだと思います。これからも、子供たちの幸せを願い、子供たちの声が響き、笑顔が広がる学校にしていきたいと思います。

 

 この度の受賞に際し、陰陽を問わず関わっていただきました関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。

ものつくり(技術・家庭科)

 

 中学校の技術・家庭科(技術分野)の学習についてお知らせします。現在、男女共修で技術分野、家庭分野のいずれも学びます。

 技術分野では、「A 材料と加工に関する技術」「B エネルギー変換に関する技術」「C 生物育成に関する技術」「D 情報に関する技術」の4つの領域を3年間で学んでいます。



 12月19日(月)、第2学年では、「A 材料と加工に関する技術」、木材加工と電気とを組み合わせた「ものつくり」(15時間扱い)が行われていました。

 この題材では、材料の特徴と利用方法を知り、工具や機器を安全に使用して加工することをねらっています。この日は、材料に鉛筆でけがきをしている人、材料を切断している人、材料を加工し、仕上げている人など、行程はそれぞれ異なりました。刃物や危険な物を使用しているため真剣な様子ですが、ものつくりを楽しんでいる表情をたくさん目にすることができました。

 

 「自分だけのオリジナル作品を作れるので、とっても楽しいです!」

 「材料を加工するのは難しいですが、上手にできると嬉しいです!」

 作業の手を止めることなく、嬉しそうに答える表情が印象的でした。

講演会のお知らせ

 本校では、3学期、キャリア教育との関連を図り講演会を実施いたします。保護者の方も参加できるものもありますので、その際には事前にアンケートを送付いたします。

 日程や講師について、予めご連絡いたします。

 

 

 ■令和5年1月16日(月) 14:40~15:25  【全学年、保護者】

   講師 栃木ゴールデンブレーブス 監督 寺内 崇幸 氏

   演題「すべてを経験に!自分と向き合い、楽しみを見つけていこう!!」

   *「子育て・親育ち講座」壬生町教育委員会主催

 

 ■令和5年1月20日(金) 14:40~15:30  【第2学年】 

   講師 國學院大學栃木高等学校 硬式野球部監督 柄目 直人 氏

   演題「未定(夢や希望、目標を抱くこと)」

 

 ■令和5年2月10日(金) 14:40~15:30  【全学年、保護者】

   講師 シギ―吉田 氏

   演題「未定(ファインダーを通して見てきたもの)」

 

パネルディスカッション、選挙を行いました!

 今年度、生徒会は「心 ~想いをカタチに~」というスローガンを掲げ、自分たちの学校をより良いものにしていく試みを続けています。その中心となっているのは、生徒会の本部役員の皆さんです。想いを大切にし、自分の言葉で伝えているから相手の心に届くのだと思います。想いが伝わり、行為となるから、少しずつ変化が現れているのです。

 

 12月16日(金)、生徒会役員立候補者による「パネルディスカッション」を行いました。

 立ち合い演説は、立候補者の主張する「公約」を知ることができます。

 パネルディスカッションは、当日「議題」が与えられ、その議題について討論します。立候補者が、普段どのような考えを持っているのか、出された意見に対してどう対応するのかを判断する貴重な機会となりました。

 

 以下のような「議題」で討論しました。

■今年度、「Long昼休み」「犬中あいさつの日」など新たな取組が始まりました。皆さんは、どのような新たな取組や企画をしたいですか?

 

■あいさつを公約に掲げている候補者が多くいます。あいさつの改善点を、生徒に守ってもらうためにはどうしますか?

 

■SDG'sに関連付け、本校でできることはどんなことですか?

 

■「時を守り、場を清め、礼を正す」。本校の課題と改善点についてどのように考えていますか?

 

 

 各候補者が「どのような学校にしたいのか」という問いに対して明確な意見を持っていることに感心しました。そして、真剣に討論する姿を頼もしく思いました。聴く態度、自分の言葉で意見を述べることなど、どの候補者も実に立派でした。

 

 

 町選挙管理委員会より投票箱等をお借りし、一般の選挙と同様に厳粛に投票を行いました。

 

 現生徒会役員の任期は、令和5年3月31日までです。

 次年度の役員にも、主体的で、自治の精神にあふれた生徒会の歩みを受け継いでほしいと思います。

 「学校って楽しい!」と心から思えるような南犬飼中をつくってほしいと思います。

身に付いた知識を活用しています!

  子どもたちは、1日の大半を学校で過ごし、学校生活の中心は授業です。本校では、「学校の生命線は授業」を合言葉に分かる授業づくりに取り組んでいます。

 本校の学校経営の努力点の1つに、「『見方・考え方』を働かせた魅力ある授業づくり」を掲げています。

 

 授業では、主体的・対話的で深い学び」を子どもたちが実感できるようにしていくことが求められています。具体的な視点は以下のとおり。(赤字がキーワードです。)

 

学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連付けながら、通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる「主体的な学び」を実現すること。

子ども同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現すること。

❸習得・活用・探究という学びの過程の中で、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせながら、知識を相互に関連付けてより深く理解したり、情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたり、思いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」を実現すること。

 

 3年生の英語科では、中学校3年間の学びの総まとめが行われていました。

 「壬生町を外国人に紹介しよう」という単元を設定しています。3~4名程度のグループを編成し、タブレットを使って壬生町の魅力をプレゼンテーションするという内容です。今回は動画作成という条件を設定していました。

 さらに、作成した動画をALTの力を借りて、審査をしてもらいます。

 

 

 町内の名所旧跡、お店の紹介などが盛り込まれています。アバターを使ったり、動作を編集してワープしたりするなど、紹介の仕方が実にユニークで、子どもならではの工夫が見られます。

 この英語科の単元では、「主体的・対話的で深い学び」の具体的な視点❶❷❸のすべてが関連付けられていました。また、英語科だけでなく、国語科や社会科、技術・家庭科や総合的な学習の時間など他教科での学びを生かしている点が魅力です。

 子どもたちが学ぶ楽しさを実感し、将来にわたって学び続ける土台ができることを期待したいと思っています。

 

オンライン保育実習(家庭科)

 家庭科では、「保育」という題材を学びます。家族や家庭、育児に関する必要な知識を学んでいます。

 コロナ禍ではありますが、昨年度より壬生寺第二保育所のご協力を得て、3年生が保育実習を行っています。直接、園児との交流の場を持たせていただきたいところではありますが、現在の感染状況を考慮し「オンライン保育実習」としました。

 

 12月14日(水)、3年生が「オンライン保育実習」を行いました。

 本日の学級は、「〇✖ゲーム」「なぞなぞ」「手遊び」「じゃんけん大会」「クイズ」「じゃんけん列車」「ハッピージャムジャム(ダンス)」とグループ同士が重ならないように趣向を凝らした出し物を考えていました。

 

 

 

おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
(しかし、そのことを忘れずにいるおとなはいくらもいない)

 

サン・テグジュペリ『星の王子さま』の一節です。

 

 「これ何?」「どうして?」

 子どもは、見るもの、聞くもの、手にするものすべてに好奇心を抱き、純粋に感動し、想像力をふくらませます。

 「わあ、きれい!「見て!見て!」

 素直な心で見るから美しく見え、一緒に感動を分かち合いたいと思います。そんな純粋な心に触れるから、子どもの無邪気さを素敵だなと感じるのです。

 

 中学3年生の表情が、いつも以上に、優しく、温かく感じられました。楽しませてあげようとしましたが、優しい気持ちをたくさんプレゼントされたようでした。

 保育実習を通して、サン・テグジュペリの言葉を思い起こしたのではないでしょうか。

 

調理実習(家庭科)

 3年ぶりに、家庭科の調理実習を開始しました。

 12月13日(火)、2年生は調理実習を行いました。

 この題材は、家庭科教員だけでなく、栄養士とのティームティーチングで授業を行っています。子どもたちの豊かな学びのために、栄養士の専門的な知識や技能を授業の中で生かしています。

 この日のメニューは、「鮭のムニエル」+「コーンスープ」+「ジャガイモのアレンジ料理」です。アレンジは、ポテトサラダ、フライドポテト、ハッシュドポテトなどから選択しています。  

 主体的に学ぶためには、選ぶ、判断する、決定するなどの過程を経ることが大切なのだと感じました。

 

 手際よく調理を進める姿や作業を分担し、協力する姿が見られました。

 実技を伴う教科では、こうした実習を通して、獲得した知識を使える力にしていくことが求められます。

 誰もが楽しそうに実習をする姿が印象的でした。

 

 

合唱発表会(1年生・3年生)を行いました!

 これまでの2年半、入学式や卒業式において国歌、校歌の斉唱は行ってきませんでした。演奏をただ聴くことや口ずさむにとどまっていました。

 3年前までの本校は、輝光祭のプログラムの1つとして「合唱コンクール」を位置付けていました。合唱の練習を通して、学級の一員としての所属意識を高めたり、仲間との絆を深め、学級の一体感を醸成したりしました。

 

 今年度、音楽科の授業時間に「合唱」を行いました。音楽科の学びを発表する場として学年別に「合唱発表会」を開催することとしました。

 

 

 12月9日(金)は第1学年、12月12日(月)は第3学年の発表会を行いました。どの学年にとっても、初めて経験することです。3年生にとっては最初で最後の合唱発表となります。

 1家庭2名以内に制限させていただきましたが、保護者の皆様にも参観していただきました。

 

【第1学年 発表の様子】

 

【第3学年 発表の様子】

 

 

 

 久しぶりに目にする合唱の光景はとても新鮮でした。そして、学校という場所に歌が必要であるとしみじみと思いました。なぜならば、子どもたちの歌声の持つ力を感じたからです。

 学校行事の中に、素敵なハーモニーが取り戻せることを心から祈念します。

クエストエデュケーション(2年生)のプレゼンの様子です!

 第2学年では、総合的な学習の時間に、町内8つの企業のご協力 を得て、クエストエデュケーションを展開しています。

 それぞれの企業の経営理念やビジョンを聞かせていただき、企業が抱えている課題を理解します。その課題に対して、中学生の視点から解決のための提案を経営者の皆様にプレゼンします。今年度は、提案内容が採用されれば、商品化され、販売までこぎつけられることになりました。

 12月9日(金)、企業各社ごとにプレゼンを行いました。

 中学生の提案に対して、メモや写真に収める経営者の姿が印象的でした。なかには、自社の従業員に見せるため、動画を撮影する企業もありました。

 

 

 

  企業の皆様から出された主な課題は以下のような内容です。

 

■来場者が、思い出に残る演出方法を考えてほしい!

■おもちゃの町を連想した商品開発

■自分の長所を生かした仕事

■自走式組織にするためには!

■お客様にリピーターになっていただくには!

■新しい商品の提案

 

「中学生が、これほどよく調べていることに正直驚きました。」

「自慢できる学習内容です。大人が気付かされます。」

「なるほどと思える提案がいくつもありました。」

「子どもたちが助け合い、気づかう姿が素晴らしいです。これは、学校の色です。」

など、有り難い声を掛けていただきました。

 

 先の見えない混沌とした世の中です。真剣に働く大人の姿を目にした子どもたちも、夢や希望を語り合う子どもの姿に触れた企業の皆様も、互いにプラス思考で考える時間を共有できたことに大きな意味があると思います。

 「次年度も参加します!」と言って帰って行かれました。ぜひとも楽しみにお待ちしています。

 ご協力に対し心から感謝申し上げます。

租税教室(3年生)を行いました!

 12月9日(金)、3年生を対象に租税教室が開かれました

 現在、税理士をされている本校の卒業生が講師を務めてくれました。

 3年生はまさに今、社会科の公民分野において政治や経済について学んでいるところです。社会科での学びと実社会とをつなぐ絶好のチャンスでもありました。

 

 オンラインによる講話ではありましたが、各学級代表生徒に質問をし、子どもたちの反応を確認しながら進める形式を取りました。

 

 

 「国民の3大義務」を問われたり、「税の意味」「税の使い道」を再確認したり、社会科での学びと社会との繋がりを実感することができました。

 

 成人年齢が18歳となりました。中学3年生にとっては、わずか3年後です。社会の一員としての自覚と責任を果たすことを学ぶ貴重な機会となりました。

 

 母校の後輩のために、こうして足を運んでくださることに対して感謝申し上げます。

 

人権週間の取組を紹介します!⑤

 12月9日(金)、人権週間5日目のテーマは「人権とコロナ」です。

 コロナとの戦いは間もなく3年となります。学校は、子どもたちの学びを止めないために、様々な取り組みを行ってきました。子どもたちや保護者の皆様にもたくさんのご協力を得たからこそできたのです。

 感染の収束は、まだまだ見込めません。誰もが、いつ、どこで感染するかも分かりません。そうした状況を踏まえ、最終日のテーマを設定してくれました。 

 

❶現状を把握する。 ❷問題点を探る。❸自分たちの視点で考える。❹考えたことを共有する。 ❺共有したことを実行する。❻実行したことを振り返る。

 

 「気付き・考え・実行する」は、JRCの行動目標です。

 実行委員の皆さんが作成してくれた人権動画資料は、何気ない日常の中に「人権」がたくさん存在していることに気付かせてくれました。

 

谷川 俊太郎 氏

ともだちと てをつないで ゆうやけをみた

ふたりっきりで うちゅうにうかんでるー

そんな きがした

 

ともだちと けんかして うちへかえった

こころのなかが どろでいっぱいー

そんな きがした

 

ともだちも おんなじ きもちかな

 

 

 2学期のテーマは、「私たちは無力ではない、微力なだけだ!小さな力が世界を変える!誰かのためにちょっとだけ!『バタフライ効果』」です。

 

 実行委員の皆さんがアイディアを出し合って制作した5日間の動画は、どれもがとても考えさせられるものばかりでした。

 生徒1人1人の人権意識と責任ある行動が広がり、小さな世界を大きく変えていくことにつなげていきたいですね。

 2学期のテーマを実践してくれた人権週間実行委員の皆さんに心から感謝します。

人権週間の取組を紹介します!④

 日本を代表する歴史作家に司馬遼太郎氏がいます。司馬氏が、生前に子どもたちに託した言葉が1冊の本になりました。本のタイトルは「21世紀に生きる君たちへ」です。その一部を抜粋したものが以下の言葉です。

 

【抜粋】 

 人間は助け合って生きているのである。

 

 私は、人という文字を見るとき、しばしば感動する。ななめの画がたがいに支え合って、構成されているのである。 そのことでも分かるように、人間は、社会をつくって生きている。社会とは、支え合う仕組みということである。 

 原始時代の社会は小さかった。家族を中心とした社会だった。それがしだいに大きな社会になり、今は、国家と世界という社会をつくり、たがいが助け合いながら生きているのである。自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。このため、助け合うということが、人間にとって大きな道徳になっている。

 

  助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、いたわりという感情である。他人の痛みを感じることと言ってもいい。やさしさと言いかえてもいい。「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」みな似たような言葉である。 

 この3つの言葉は、もともと1つの根から出ているのである。根といっても、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけねばならないのである。その訓練とは、簡単なことである。

 例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。この根っこの感情が、自分の中でしっかり根づいていけば、他民族へのいたわりという気持ちもわき出てくる。君たちさえ、そういう自己をつくっていけば、21世紀は人類が仲よしで暮らせる時代になるにちがいない。

 

 

 

 12月8日(木)、人権週間4日目のテーマは「人権と戦争」です。

 

 

 世界を見渡すと、今現在も戦争が行われています。そして、尊い命が犠牲となっています。

 戦争によって奪われるものについて、そして平和で暮らすことについて考えるヒントを与えてくれたように思います。

 

■戦争によって奪われる人権とは…

 ○「生きる権利」

  本来最も大切なはずの「命」が「国」になってしまいます。

 ○「自由」

  言葉、行動、表現などあらゆる自由を失ってしまいます。

 ○「平等」

  命の重さが平等ではなくなってしまいます。

 

 

 人権週間第1日目で、人権についての考え方を学びました。

 「自分を大事にすること。自分と同じように他の人を大事にすること。」

 司馬氏の言葉のように、他者の気持ちを共感的に受け止めることを、自分の中につくりあげていくことが大切なことであると思います。人類が幸せに暮らせる時代をつくり上げるのは、私たち1人1人の責任ある行動です。 

 

 4日目の実行委員の皆さん、大きなテーマではありましたが提案ありがとうございました。