日誌

2019年7月の記事一覧

日照不足が心配ですが…

日照不足が心配です。首都圏では、日照時間が3時間未満の日が連続19日とか…。学校では、体育の授業がプールで行えない状態が続いています。熱中症の心配は減りましたが、夏休み前にプールで授業ができないのは残念なことです。
キュウリの値段が50パーセントアップとの報道がありましたが、本校の教材園では今日もたくさんとれました。そのほかにもたくさん収穫を待つ野菜が…。

   
 ミニトマト    キュウリ    ナス      オクラ

   
 トウガラシ   エダマメ   トウモロコシ    メロン

 
  スイカ

さすがにミニトマトはなかなか赤くならず、スイカも大きくならないようです。今朝の打合せでは、教職員に「太陽がなかなかでなくても、先生方が教室の太陽になって、子ども達と明るく元気に過ごしてほしい」と伝えました。
『いつも心に太陽を、唇に歌を』いつも心掛けたいと思っています。

いつの時代も…

いつの時代も、子どもが夢中になるもの、面白いと思うことに、大人は歯止めを掛けようとして悪戦苦闘するもののようです。今、話題になっているのは、オンラインゲームでしょうか。先日、新聞の見出しに
 ゲーム開始 年少ほど依存
とありました。神奈川県で中学生を調査したそうです。習慣的に遊び始めた年齢が低い人ほど、中学生になったときに「ゲーム依存」の度合いが強いそうです。世界保健機関は今年の5月に、ゲームにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を「ゲーム依存症」と認定しています。ゲームで遊び始める年齢を遅くすることが、依存するリスクを下げることにつながると言われています。親自身も、ゲームのやり過ぎに注意し、1日のゲーム時間を決めるなど、家庭内でルール作りが大切です。もちろん、お互い納得して決めないと意味がありません。子どものことをいい意味でコントロールするのは大人の務めだと思います。デジタルネイティブと呼ばれる今の子達はかなり手強いですが…。
野球もテレビも、かつて子どもが夢中になって大人が心配したものでした。昔々、本が世に登場したときも大人は心配したに違いありません。しかし、上手なつきあい方さえ身に付けば、今はどんどん読みなさい…。



1学期に100冊を超える図書の本を借りている児童がいます。1年生にも40冊を超える児童がいました。子どもが夢中になれるものがあることは、決して悪いことではないと思います。大人が上手なつきあい方を教えてあげることが大事なのだと思います。

クラシックと小学生

今日は、合同音楽鑑賞会でした。壬生小、羽生田小と一緒に城址公園ホールで演奏を聴きました。

  

1年生から6年生まで、全ての学年の児童が同じ時間同じ演奏を聴くのは、かなり難しいと思いました。しかし、工夫されたプログラムで、みんなが夢中で聴いていたように感じました。ブラームスやモーツァルト、そして、ベートーベンがとても身近なものに聞こえてきました。児童達も、とても楽しい時間を過ごすことができたと思います。
私が小学生の頃、聴いたクラシックは「トルコ行進曲」「新世界より」「運命」といったところでしょうか。
特に印象に残っているわけでもなく、本格的に聴くようになったのは学生になってからでした。所属していた合唱団の指揮者の先生が、同じ曲でも指揮者が違うと雰囲気が変わることを教えてくれてからでした。「運命」もフルトベングラーとカラヤン、カール・ベームでは、全然曲想が変わりました。クラシックの良さがわかり始めたのはこの頃だったと思います。
小学生にクラシックの良さは、すぐには分からないかもしれません。しかし、機会を増やしたり、毛穴から入り込むような環境にしていきたいなんて思ったりしています。

緊急放送訓練を実施しました

藤井小学校児童の大切な命を守るため、第2回の緊急放送訓練を本日実施しました。   

  
  
地震や火災、不審者の侵入があった場合など、正確な情報と正しい判断、正しい行動が求められます。「自分の命は自分で守る」ことの前提には、正しい情報をつかまなくてはいけません。
前回引渡訓練の際に実施した緊急放送は、昼休みの共遊の時間だったこともあり、活動を止めて静かに放送を聞くことができませんでした。いざというときに、自分の命を守るために必要な情報を得るための緊急放送です。その大切な意味を各担任が児童にしっかりと伝え、前回の反省を十分生かすことができた、今回の訓練だったように思います。
最初からできるに越したことはありませんが、できなかったことをできるようにするのが教育です。児童の大切な命を守るために、必要なことをしっかりと実践して参ります。

ストップ・ザ・止まってくれない栃木県

「止まってくれるのは、佐野日大のバスだけですね」ある朝、スクール・ガードの方がため息交じりに話していることがありました。児童の登校時、信号のない横断歩道で止まってくれる車は1台だけだそうです。JAFの調査で、栃木県はワースト1位。一時停止する車は1パーセントに満たないそうです。


横断歩道で歩行者が待っていたら、止まらないのはマナー違反ではなく法律違反であるとの認識が必要なのでしょうか。道路交通法第38条第六節の二「横断歩行者等の保護のための通行方法」には、
①歩行者の有無を確認できなければ、横断歩道の停止位置で止まれるような速度で進行する。
②横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をする。
③横断歩道内およびその手前30mは追い越しや追い抜きが禁止。
などが規定され、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、ドライバーは横断歩道の直前でクルマを一時停止させ、通行を妨げないよう義務付けています。横断歩道を渡るのに時間がかかってしまう高齢者や幼い子供も、もちろん例外ではありません。違反者には反則金や違反点数が科せられます。ポイントは
①横断歩道の手前で車両は一時停止して歩行者又は自転車の通行を妨げない。
②横断歩道又は自転車横断帯ありの路面標示により歩行者又は自転車を確認。
③歩行者や自転車の通行を妨げずに交通ルールとマナーを守る。
の3点でしょうか。
「意識が変われば行動が変わる」と、ある心理学者が言っていました。
昨日、栃木警察署で交通課の方が講話の中で「警察官はもう始めています。是非、教員も始めていただきたい。」と話していました。早速実践したいと思っています。
しかし、一時停止をしていたら、生徒が目の前で対向車にはねられてしまった教師の話を聞いたことがあります。私も止まっていたら、後ろの車に猛スピードで追い越されたことがあります。悲しいことですが、子ども達には「横断歩道で車が止まってくれても、周りの安全をよく確かめてから渡りなさい。」と教えなくてはならない現実があります。
法律を守る大切さは分かっていても、いざスピード違反や一時停止違反をしてしまったとき「何で自分ばっかり」「みんなやっている」といった言い訳をしてしまいがちです。法によって守られていることは気づかずに、自分が罰せられると邪魔に思ってしまう…。その言い訳は、校則を破った生徒の常套句であり、クレームを付けてくる大人の常套句です。
大人の悪いところは、子どもはしっかりまねをする、世の常です。小さい頃から、法律を守ることの大切さや、決まりを守ることの大切さを教えていかなければと思います。軽犯罪法や道路交通法を分かりやすく丁寧に教える必要があると感じています。
県警もCMを作って対策に乗り出しています。私たち大人達が本当の意味で道路交通法の意味を理解したときに、横断歩道も初めて安心して渡れるのだと思います。

7月8日は晴れた月曜日でした。

  晴れた月曜日には、こんな風景になります。

  

土日の2日間に収穫できなかったキュウリがこんなにたくさん…。  
 
  

抱えきれないほどのキュウリを持って、1年生は教室へと…。
よく見ると、スイカも大きくなってきています。

  サマースクールの水泳のあとに藤井っ子のお楽しみです!

 
 

さて、階段途中の掲示板は、七夕に願いを込めて短冊が掲示してあります。一人一人の願いが叶うように、思わずほほえんだり、サポートしようと思ったり、一緒に願いが叶うように祈ったり…。
昨日は七夕でしたが今日は何でもない日です。何でもない日ですが、藤井小ではあいさつ週間が始まりました。「目を見てしっかり」や「心を込めて」といったプラカードを持った6年生が、学校の挨拶をリードしてくれています。

  
  

また、藤井っ子タイムでは、いつも6年生が司会進行を務め、給食保健委員会の発表も委員長の6年生がリードしています。最上級生として、グイグイ藤井小学校を引っ張ってくれている6年生に、拍手、拍手と思っているのは、私だけではないと思います。

「衰退感」と「衰退」

文部科学省が、一般的に適正規模といっている小中学校の規模は12学級から18学級です。
昨日、学校保健給食委員会の開催に当たり、東京から講師を招きました。校長室での懇談では、その先生から「卒業した小学校も中学校も廃校になっている」との話がありました。廃校になるのは、田舎の小学校ばかりではなく、都会にも同じことが起きていたことを忘れていました。生活する場、人とのつながり、「コミュニティ」が廃れていくと学校はなくなることを再認識しました。栃木県内では2000年以降100を超える小学校が廃校になりました。本校は複式学級のある4学級の小規模校です。全校児童は38名です。

  
 全校運動(小規模校の特色ある活動)

学校がなくなると地域疲弊のシンボルになる可能性があり、「衰退感」が先行する。実際に生活が不便になっていくのが「衰退」で、なんとなく将来が先細りになる感覚がコミュニティに負の影響を及ぼしていくのが、まさしく「衰退感」である。こんな内容の記事が新聞に載っていたことがあります。全国から小規模校や地域の方が集まったシンポジウムでのことです。
「衰退感」を取り払うものは何か…。子ども達の生き生きとした姿であり、確かな学びを提供する学校であり、それを支える保護者であり、熱を持った大人のいる地域であると、この藤井小学校に来て感じました。
四者一体となった取り組み(私は4WDと言わせていただいています)が、「衰退感」を吹き飛ばす風を起こすと信じています。この藤井小学校を存続させるための、本気の取り組みが始まって数年だと聞いています。146年の伝統を誇るこの藤井小学校ですが、先輩諸氏の築き上げた輝かしい歴史と伝統は、必ずしも明るい未来を保証するものではありません。明るい未来を築くために、小規模校のメリットを最大限に生かすために、知恵と勇気と体を使って取り組んで生きたいと考えています。

道路交通法(運転者の遵守事項)第71条の1

今日も雨、それでも子こども達は元気に登校してきます。今日も全員出席です。昇降口で挨拶をすれば大きな声で「おはようございます」と挨拶が返ってきます。
 
しかし、いつもにこっと笑って挨拶をしてくれる児童が、うつむいたままでした。登校途中に車に水を掛けられ、ズボンがびしょ濡れになっていました。スクール・ガードの方々や職員からも「体育着に着替えようね」と声を掛けられたいましたが、うつむいたまま階段を上がっていきました。私も声は掛けてみたものの、一日のスタートが最悪になってしまった彼に更なる励ましの声をと思い、担任や養護教諭に事情を話しました。かつて「学校の先生に教わんなかった?」と言いながら悪を懲らしめるドラマがありましたが、「雨の日に車を運転するときは歩行者に水を掛けないように注意しなさい」と教える教師はいません。運転免許を取得するときの、教習所の教官の教えを守り、実践している人が多ければ…。

道路交通法
(運転者の遵守事項)
第七十一条  車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
一  ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。

違反すれば、刑事処分として5万円以下の罰金、行政処分としては普通車なら6千円の反則金、民事上は慰謝料の請求もできることになっています。しかし、実際は裁判にはならないし、立証も困難です。
学校で児童に「雨の日は、車と水たまりに気を付けなさい。水を掛けられても大丈夫なように、全身を覆う雨具か着替えを用意しなさい。」と指導しなければならないとしたら、少し悲しいです。
運転マナーではなく、守らなくてはならない法律である、そうした自覚が私も含めたドライバーに必要なのだと思います。大人にされたように、子どもはしますよね、きっと。人に優しい運転を心掛けなければと思います。

1年生の短作文発表

今日は、給食のあとランチルームで1年生代表2名の短作文発表がありました。

  

テーマは「自己紹介」でしたが、二人とも1年生とは思えないほどしっかりとした発表でした。「1年生になって、友達ができて本当に良かった。」「ひとのいやがることは止めましょう。」といった、自分の考えを堂々と、全校児童の前で大きな声で発表しました。
小学校に入ってまだ3か月。いつの間に、こんなに立派に成長したのだろうと感心しました。でも、これも藤井小学校の魅力です。上級生が、今までに何人も発表をしています。上級生は、本当に親切に下級生の面倒を見ています。上級生の「お手本力」が、この藤井小学校の大きな魅力の一つなのです。これからも1年生は、登校班やなかよし班での上級生、特に6年生の姿から多くのことを学んで成長していくと思います。6年生の「お手本力」と1年生の「伸びる力」にワクワクする毎日が、これからも続く藤井小学校です。

学校大好き藤井っ子

以前、学校便りにも書いたのですが
藤井っ子は学校が大好きです。
学校を休みません。今年度がスタートして7月2日現在で56日間授業日がありました。そのうちなんと45日は全員が出席しています。6月の出席率は
 99.6パーセント でした。
学校で、いやなことがあったり授業がつまらなかったり、自分の居場所がなかったりすると、病気ではなくても学校に行きたくなくなると思います。しかし、藤井小学校には楽しいことを企画したり、分かるまで教えてくれる先生や仲間がいたり、一人一人が活躍する場面もたくさんあります。全校児童38名に対して、教職員は13名います。教職員一人当たりの児童数は2.9名です。これに加えて放課後子ども教室や、地域ボランティアの方々が児童に関わってくださいます。多くの大人に見守られて育つ藤井っ子は、とても恵まれていると思います。

  

今年度は、全員出席 150日 以上を目標にしていますが、無理をしないでもクリアできればと思っています。昨年度は、インフルエンザも流行せず、全員出席の日が多かったと聞いています。学校が楽しく、家庭でも「早寝早起き朝ご飯」が徹底され、基本的な生活習慣が身に付いていれば、免疫力も上がって病気に負けない体になってくるのだと感じています。
藤井っ子は、とにかく学校が大好きです。