日誌

2019年7月の記事一覧

この夏最後の「サマースクールボランティア」と「プール」

 今年の夏のサマースクールは、本日7月30日(火)で終了です。壬生高校から5日間、毎回11名の生徒さん達がボランティアで参加してくれました。

  
          5・6年生
 
 
           3・4年生 

         
            1・2年生 

 それぞれの教室に、3~4名に分かれて入ってくれました。子ども達の質問にも丁寧に答えてくれたり、分かりやすく教えてくれたりしました。子ども達にとってとても、充実した5日間だったと思います。本当にありがとうございました。
 「小・中」の連携はよく実施されていますが、「小・高」連携は珍しいと思います。これも、藤井小学校ならではの取り組みだと思いますし、今後とも続けていきたいと思います。熱いなか、参加してくださった壬生高校の生徒さん、引率の先生方、本当にありがとうございました。         

 
   お疲れ様でした!また、来年もお願いします!!

 そして、梅雨も明けて本格的に暑くなった今日、この夏最後のプールでした。

 
         金曜日のプール 
           
 
         火曜日のプール

 金曜日のプールは、藻(も)のために緑色でした。なんとなくヌルヌルしていて、このままでは土曜日にメールを配信して、月曜日のプールは中止にしようと考えていました。ところが、教頭先生が手を加えると、月曜日には劇的に水質が改善していました。「子ども達は、プールを楽しみにしていますから」と一言。教頭先生が輝いて見えました。是非、その必殺技を受け継がなくてはいけません。体育主任の大きな使命になりました。

 

 

 

 子ども達も気持ちよさそうでした。プールに入れて、本当に良かったです! 

職員研修


7月29日(月)は、学力向上指導員の星先生と町教委の髙橋先生をお迎えして、とちぎっ子学習状況調査分析研修会を実施しました。

  

「分析に関する説明」を受けた後、「調査結果のまとめ」についての説明を受けました。その後学力向上に向けた具体策、検証方法についての話し合いをグループに分かれて行いました。

 

課題解決に向けて、「いつ」「だれが」「どのように」取り組むのか、具体的に協議しました。さらに、課題が解決されたかを確認するため、「いつ」「だれが」「どのように」確認するか、具体的に協議しました。
的確な御指導をいただき、とても有意義な研修となりました。夏休み中にしっかりと勉強して、子ども達と向き合っていきたいと思います。

かんぴょう音頭踊り発表会

 7月27日土曜日、藤井小学校の校庭でかんぴょう音頭踊り発表会が実施されました。
台風が近づいており、天候が心配されましたが、藤井地区の皆さんの情熱が雨雲を寄せ付けなかったようです。朝早くからの準備、熱い中での運営と本当にこのイベントの成功に掛ける意気込みを感じました。4月に前任の田中校長から、「校庭をお貸ししていますので」との引き継ぎを受けたときには想像も付きませんでしたが、大変な賑わいに驚きました。

  

藤井っ子達も午後4時からの〇✕クイズやかき氷の早食い競争を楽しんでいましたが、祭りの法被に着替えると気合い十分。お囃子や踊り手として活躍していました。

 
 
 
 
 
 
 
地域の賑わいの真ん中に小学校があって、子ども達がいるのは、とても意義深いものだと強く感じました。コミュニティのど真ん中にあるこの藤井小学校のことを、「まさしくこれが『コミュニティ・スクール』だと思います。」とおっしゃった、運営責任者の方の笑顔がとてもさわやかでした。

なつぞら

「なつぞら」といっても、広瀬すずさんではありません。
 
気持ちのいい青空が広がったのは、いつ以来でしょうか?
その夏空の下、藤井小学校の教職員はクーラーの効いた図書室で午前中は「人権教育」午後は「学校課題」「英語教育」の研修でした。
 
 
少人数でしたが、みっちりと研修することができました。
藤井っ子達のために、教職員も夏休み中にパワーアップをしています。

プールは楽し!

梅雨が明けるのはいつなのだろうとの心配も関係なく、子ども達はプールが大好き!
サマースクールで、壬生高校の生徒さん達に勉強を見てもらった後はプールです。

  
  
   
  
 

サマースクールは、ひとまずお休みになります。来週月曜日に再開しますが、その頃には、梅雨も明けているでしょうか。抜けるような青空の下、水しぶきを上げる子ども達の様子をアップしたいと願っています。 

やぐらと壬生高生と…。

藤井小学校に、最近出現したのは…

 
今週末に行われるかんぴょう音頭踊り発表会のためのやぐらと…

 
サマースクールで、本校児童の勉強のサポートをしてくれる壬生高校の生徒さん達!!

藤井小学校のど真ん中に、そびえ立つやぐらは藤井地区活性化のための象徴とも言えます!同じ時間を大人達と過ごす藤井っ子にとって、貴重な体験となるに違いありません。当日まで、一生懸命練習してお囃子や踊りを披露してくれることでしょう。
27日(土)の好天と盛況を祈っています!!
そして、壬生高校の生徒さん達は、生徒会の役員のメンバーを中心に来てくださいます。夏休み中の5日間、毎回11名の生徒さん達が参加してくださる予定です。月曜日の初日は、校長先生も来てくださいました。藤井小の児童と一緒に行うクリーン活動や、このサマースクールボランティアが始まった経緯についてお話しくださいました。高校生のお姉さん達に教えてもらっている子ども達も、なんだか頑張っているようでした。
藤井っ子達は、こんなふうに夏休み中も、地域の方達に見守られて生活しています。 

お世話になりました!

本日で1学期が無事終了しました。関係の皆様、大変お世話になりました。
6月6日から毎日HPを更新しようと思い立ち、取り組んできました。1日に平均300のアクセスがあります。保護者や地域の方にも、更に認知していただけるように広報活動に力を入れていきます。
そんななか、スクール・ガードの方からうれしい報告がありました。最近、横断歩道で止まってくれる車が増えたとのことです。このHPの『ストップ・ザ・止まってくれない栃木県』を見ていただけたのか、栃木県警のPRの成果なのか、確かめようがありません。しかし、そうした優しい地域の方々に守られて、本校の児童は育っていくのだと実感しました。

  
      (休み時間、元気に遊ぶ子ども達)

さて、いよいよ夏休みです。終業式には、予定通り1学期の成果を確認し、大切な命を守るために気を付けてほしいことを伝えました。1学期68日の授業日数がありましたが、本校では全児童出席の日数が54日を数えました。欠席児童は、延べ人数で12人でした。出席率は、なんと99.5パーセントになります。
以前も書きましたが、本校の自慢の一つは、児童の欠席が少ないことです。そして、少人数だから一人一人に丁寧な対応が行えることで、悩みやいじめに対して素早く対応できることです。さらに、保護者や地域の方々が、本校児童を『地域の宝、未来の宝』と、大切に育んでくださっていることです。
たくさんの方々に、感謝の気持ちを込めて「お世話になりました。そして、ありがとうございました。」と、お伝えしたいです。

かんぴょう音頭踊り発表会

 7月27日土曜日に、本校校庭でかんぴょう音頭踊り発表会が行われます。
 

(本校児童の作品がポスターに)

16:00~ 〇✕ゲーム
18:00~ かんぴょう音頭
20:30~  花火
の予定です。
藤井小学校の児童も、お囃子や踊り手で参加することになっています。地域の伝統を受け継ぎ、地域の方々と一つのイベントに参加することには大きな意義があると思います。たくさんの方々のご努力に敬意を表し、多くの方々のご来場を期待しています。

  
         (出番を待つ花笠たち)

もうすぐ夏休み

明日は、いよいよ第1学期の終業式です。
先週の3連休で、お休みモードになるかと思いきや、藤井っ子達は最後まで全力で頑張りました。今日も全員出席です。
明日の終業式で何を話そうかと考えていたら、HPの更新が遅くなってしまいました。
何はともあれ、大きな事故なく明日が迎えられることを喜びたいと思います。
明日は、1学期の頑張りを褒め、夏休みにしかできない体験をどんどんしてほしいと伝えたいと思います。本日は、かなり地味めな校長瓦版でした…。

壬生町教育委員の学校訪問がありました。

本日、壬生町教育委員の方々の学校訪問がありました。教育長と3名の教育委員、さらに、学校教育課長と指導主事の合わせて6名の方々が、本校の教育活動の様子をご覧になりました。
学校経営や学力向上の取組、そして読書指導について学校側から説明をした後、質問を受けました。本校ならではの取組について、御理解いただけたのではないかと思います。 

 

休憩をはさんで、5校時の様子を参観していただきました。

  
  1・2年生 生活科   3年生 総合的な学習の時間
  
   4年生 道徳科       5年生 算数
 
   6年生 理科
午後の2時間の訪問でしたが、本校の小規模ならではの良さをしっかりとお伝えできたのではないかと思います。2年生でも書画カメラを自由に使いこなして、しっかりと人前で発表できる姿。前面黒板の周囲がすっきりとしていて、授業に集中できる様子。学習の量も質も確保されている様子などを感じていただけたようです。
最後に教育長からは、授業でのねらいの提示をより具体的に行えば、さらに、見取りもしやすいとの御指導を頂きました。
早速、明日からの指導に生かしていきたいと思います。 

日照不足が心配ですが…

日照不足が心配です。首都圏では、日照時間が3時間未満の日が連続19日とか…。学校では、体育の授業がプールで行えない状態が続いています。熱中症の心配は減りましたが、夏休み前にプールで授業ができないのは残念なことです。
キュウリの値段が50パーセントアップとの報道がありましたが、本校の教材園では今日もたくさんとれました。そのほかにもたくさん収穫を待つ野菜が…。

   
 ミニトマト    キュウリ    ナス      オクラ

   
 トウガラシ   エダマメ   トウモロコシ    メロン

 
  スイカ

さすがにミニトマトはなかなか赤くならず、スイカも大きくならないようです。今朝の打合せでは、教職員に「太陽がなかなかでなくても、先生方が教室の太陽になって、子ども達と明るく元気に過ごしてほしい」と伝えました。
『いつも心に太陽を、唇に歌を』いつも心掛けたいと思っています。

いつの時代も…

いつの時代も、子どもが夢中になるもの、面白いと思うことに、大人は歯止めを掛けようとして悪戦苦闘するもののようです。今、話題になっているのは、オンラインゲームでしょうか。先日、新聞の見出しに
 ゲーム開始 年少ほど依存
とありました。神奈川県で中学生を調査したそうです。習慣的に遊び始めた年齢が低い人ほど、中学生になったときに「ゲーム依存」の度合いが強いそうです。世界保健機関は今年の5月に、ゲームにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を「ゲーム依存症」と認定しています。ゲームで遊び始める年齢を遅くすることが、依存するリスクを下げることにつながると言われています。親自身も、ゲームのやり過ぎに注意し、1日のゲーム時間を決めるなど、家庭内でルール作りが大切です。もちろん、お互い納得して決めないと意味がありません。子どものことをいい意味でコントロールするのは大人の務めだと思います。デジタルネイティブと呼ばれる今の子達はかなり手強いですが…。
野球もテレビも、かつて子どもが夢中になって大人が心配したものでした。昔々、本が世に登場したときも大人は心配したに違いありません。しかし、上手なつきあい方さえ身に付けば、今はどんどん読みなさい…。



1学期に100冊を超える図書の本を借りている児童がいます。1年生にも40冊を超える児童がいました。子どもが夢中になれるものがあることは、決して悪いことではないと思います。大人が上手なつきあい方を教えてあげることが大事なのだと思います。

クラシックと小学生

今日は、合同音楽鑑賞会でした。壬生小、羽生田小と一緒に城址公園ホールで演奏を聴きました。

  

1年生から6年生まで、全ての学年の児童が同じ時間同じ演奏を聴くのは、かなり難しいと思いました。しかし、工夫されたプログラムで、みんなが夢中で聴いていたように感じました。ブラームスやモーツァルト、そして、ベートーベンがとても身近なものに聞こえてきました。児童達も、とても楽しい時間を過ごすことができたと思います。
私が小学生の頃、聴いたクラシックは「トルコ行進曲」「新世界より」「運命」といったところでしょうか。
特に印象に残っているわけでもなく、本格的に聴くようになったのは学生になってからでした。所属していた合唱団の指揮者の先生が、同じ曲でも指揮者が違うと雰囲気が変わることを教えてくれてからでした。「運命」もフルトベングラーとカラヤン、カール・ベームでは、全然曲想が変わりました。クラシックの良さがわかり始めたのはこの頃だったと思います。
小学生にクラシックの良さは、すぐには分からないかもしれません。しかし、機会を増やしたり、毛穴から入り込むような環境にしていきたいなんて思ったりしています。

緊急放送訓練を実施しました

藤井小学校児童の大切な命を守るため、第2回の緊急放送訓練を本日実施しました。   

  
  
地震や火災、不審者の侵入があった場合など、正確な情報と正しい判断、正しい行動が求められます。「自分の命は自分で守る」ことの前提には、正しい情報をつかまなくてはいけません。
前回引渡訓練の際に実施した緊急放送は、昼休みの共遊の時間だったこともあり、活動を止めて静かに放送を聞くことができませんでした。いざというときに、自分の命を守るために必要な情報を得るための緊急放送です。その大切な意味を各担任が児童にしっかりと伝え、前回の反省を十分生かすことができた、今回の訓練だったように思います。
最初からできるに越したことはありませんが、できなかったことをできるようにするのが教育です。児童の大切な命を守るために、必要なことをしっかりと実践して参ります。

ストップ・ザ・止まってくれない栃木県

「止まってくれるのは、佐野日大のバスだけですね」ある朝、スクール・ガードの方がため息交じりに話していることがありました。児童の登校時、信号のない横断歩道で止まってくれる車は1台だけだそうです。JAFの調査で、栃木県はワースト1位。一時停止する車は1パーセントに満たないそうです。


横断歩道で歩行者が待っていたら、止まらないのはマナー違反ではなく法律違反であるとの認識が必要なのでしょうか。道路交通法第38条第六節の二「横断歩行者等の保護のための通行方法」には、
①歩行者の有無を確認できなければ、横断歩道の停止位置で止まれるような速度で進行する。
②横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をする。
③横断歩道内およびその手前30mは追い越しや追い抜きが禁止。
などが規定され、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、ドライバーは横断歩道の直前でクルマを一時停止させ、通行を妨げないよう義務付けています。横断歩道を渡るのに時間がかかってしまう高齢者や幼い子供も、もちろん例外ではありません。違反者には反則金や違反点数が科せられます。ポイントは
①横断歩道の手前で車両は一時停止して歩行者又は自転車の通行を妨げない。
②横断歩道又は自転車横断帯ありの路面標示により歩行者又は自転車を確認。
③歩行者や自転車の通行を妨げずに交通ルールとマナーを守る。
の3点でしょうか。
「意識が変われば行動が変わる」と、ある心理学者が言っていました。
昨日、栃木警察署で交通課の方が講話の中で「警察官はもう始めています。是非、教員も始めていただきたい。」と話していました。早速実践したいと思っています。
しかし、一時停止をしていたら、生徒が目の前で対向車にはねられてしまった教師の話を聞いたことがあります。私も止まっていたら、後ろの車に猛スピードで追い越されたことがあります。悲しいことですが、子ども達には「横断歩道で車が止まってくれても、周りの安全をよく確かめてから渡りなさい。」と教えなくてはならない現実があります。
法律を守る大切さは分かっていても、いざスピード違反や一時停止違反をしてしまったとき「何で自分ばっかり」「みんなやっている」といった言い訳をしてしまいがちです。法によって守られていることは気づかずに、自分が罰せられると邪魔に思ってしまう…。その言い訳は、校則を破った生徒の常套句であり、クレームを付けてくる大人の常套句です。
大人の悪いところは、子どもはしっかりまねをする、世の常です。小さい頃から、法律を守ることの大切さや、決まりを守ることの大切さを教えていかなければと思います。軽犯罪法や道路交通法を分かりやすく丁寧に教える必要があると感じています。
県警もCMを作って対策に乗り出しています。私たち大人達が本当の意味で道路交通法の意味を理解したときに、横断歩道も初めて安心して渡れるのだと思います。

7月8日は晴れた月曜日でした。

  晴れた月曜日には、こんな風景になります。

  

土日の2日間に収穫できなかったキュウリがこんなにたくさん…。  
 
  

抱えきれないほどのキュウリを持って、1年生は教室へと…。
よく見ると、スイカも大きくなってきています。

  サマースクールの水泳のあとに藤井っ子のお楽しみです!

 
 

さて、階段途中の掲示板は、七夕に願いを込めて短冊が掲示してあります。一人一人の願いが叶うように、思わずほほえんだり、サポートしようと思ったり、一緒に願いが叶うように祈ったり…。
昨日は七夕でしたが今日は何でもない日です。何でもない日ですが、藤井小ではあいさつ週間が始まりました。「目を見てしっかり」や「心を込めて」といったプラカードを持った6年生が、学校の挨拶をリードしてくれています。

  
  

また、藤井っ子タイムでは、いつも6年生が司会進行を務め、給食保健委員会の発表も委員長の6年生がリードしています。最上級生として、グイグイ藤井小学校を引っ張ってくれている6年生に、拍手、拍手と思っているのは、私だけではないと思います。

「衰退感」と「衰退」

文部科学省が、一般的に適正規模といっている小中学校の規模は12学級から18学級です。
昨日、学校保健給食委員会の開催に当たり、東京から講師を招きました。校長室での懇談では、その先生から「卒業した小学校も中学校も廃校になっている」との話がありました。廃校になるのは、田舎の小学校ばかりではなく、都会にも同じことが起きていたことを忘れていました。生活する場、人とのつながり、「コミュニティ」が廃れていくと学校はなくなることを再認識しました。栃木県内では2000年以降100を超える小学校が廃校になりました。本校は複式学級のある4学級の小規模校です。全校児童は38名です。

  
 全校運動(小規模校の特色ある活動)

学校がなくなると地域疲弊のシンボルになる可能性があり、「衰退感」が先行する。実際に生活が不便になっていくのが「衰退」で、なんとなく将来が先細りになる感覚がコミュニティに負の影響を及ぼしていくのが、まさしく「衰退感」である。こんな内容の記事が新聞に載っていたことがあります。全国から小規模校や地域の方が集まったシンポジウムでのことです。
「衰退感」を取り払うものは何か…。子ども達の生き生きとした姿であり、確かな学びを提供する学校であり、それを支える保護者であり、熱を持った大人のいる地域であると、この藤井小学校に来て感じました。
四者一体となった取り組み(私は4WDと言わせていただいています)が、「衰退感」を吹き飛ばす風を起こすと信じています。この藤井小学校を存続させるための、本気の取り組みが始まって数年だと聞いています。146年の伝統を誇るこの藤井小学校ですが、先輩諸氏の築き上げた輝かしい歴史と伝統は、必ずしも明るい未来を保証するものではありません。明るい未来を築くために、小規模校のメリットを最大限に生かすために、知恵と勇気と体を使って取り組んで生きたいと考えています。

道路交通法(運転者の遵守事項)第71条の1

今日も雨、それでも子こども達は元気に登校してきます。今日も全員出席です。昇降口で挨拶をすれば大きな声で「おはようございます」と挨拶が返ってきます。
 
しかし、いつもにこっと笑って挨拶をしてくれる児童が、うつむいたままでした。登校途中に車に水を掛けられ、ズボンがびしょ濡れになっていました。スクール・ガードの方々や職員からも「体育着に着替えようね」と声を掛けられたいましたが、うつむいたまま階段を上がっていきました。私も声は掛けてみたものの、一日のスタートが最悪になってしまった彼に更なる励ましの声をと思い、担任や養護教諭に事情を話しました。かつて「学校の先生に教わんなかった?」と言いながら悪を懲らしめるドラマがありましたが、「雨の日に車を運転するときは歩行者に水を掛けないように注意しなさい」と教える教師はいません。運転免許を取得するときの、教習所の教官の教えを守り、実践している人が多ければ…。

道路交通法
(運転者の遵守事項)
第七十一条  車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
一  ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。

違反すれば、刑事処分として5万円以下の罰金、行政処分としては普通車なら6千円の反則金、民事上は慰謝料の請求もできることになっています。しかし、実際は裁判にはならないし、立証も困難です。
学校で児童に「雨の日は、車と水たまりに気を付けなさい。水を掛けられても大丈夫なように、全身を覆う雨具か着替えを用意しなさい。」と指導しなければならないとしたら、少し悲しいです。
運転マナーではなく、守らなくてはならない法律である、そうした自覚が私も含めたドライバーに必要なのだと思います。大人にされたように、子どもはしますよね、きっと。人に優しい運転を心掛けなければと思います。

1年生の短作文発表

今日は、給食のあとランチルームで1年生代表2名の短作文発表がありました。

  

テーマは「自己紹介」でしたが、二人とも1年生とは思えないほどしっかりとした発表でした。「1年生になって、友達ができて本当に良かった。」「ひとのいやがることは止めましょう。」といった、自分の考えを堂々と、全校児童の前で大きな声で発表しました。
小学校に入ってまだ3か月。いつの間に、こんなに立派に成長したのだろうと感心しました。でも、これも藤井小学校の魅力です。上級生が、今までに何人も発表をしています。上級生は、本当に親切に下級生の面倒を見ています。上級生の「お手本力」が、この藤井小学校の大きな魅力の一つなのです。これからも1年生は、登校班やなかよし班での上級生、特に6年生の姿から多くのことを学んで成長していくと思います。6年生の「お手本力」と1年生の「伸びる力」にワクワクする毎日が、これからも続く藤井小学校です。

学校大好き藤井っ子

以前、学校便りにも書いたのですが
藤井っ子は学校が大好きです。
学校を休みません。今年度がスタートして7月2日現在で56日間授業日がありました。そのうちなんと45日は全員が出席しています。6月の出席率は
 99.6パーセント でした。
学校で、いやなことがあったり授業がつまらなかったり、自分の居場所がなかったりすると、病気ではなくても学校に行きたくなくなると思います。しかし、藤井小学校には楽しいことを企画したり、分かるまで教えてくれる先生や仲間がいたり、一人一人が活躍する場面もたくさんあります。全校児童38名に対して、教職員は13名います。教職員一人当たりの児童数は2.9名です。これに加えて放課後子ども教室や、地域ボランティアの方々が児童に関わってくださいます。多くの大人に見守られて育つ藤井っ子は、とても恵まれていると思います。

  

今年度は、全員出席 150日 以上を目標にしていますが、無理をしないでもクリアできればと思っています。昨年度は、インフルエンザも流行せず、全員出席の日が多かったと聞いています。学校が楽しく、家庭でも「早寝早起き朝ご飯」が徹底され、基本的な生活習慣が身に付いていれば、免疫力も上がって病気に負けない体になってくるのだと感じています。
藤井っ子は、とにかく学校が大好きです。