日々の様子
2年 モンゴルについての出前授業
国語で「スーホの白い馬」を学習した2年生が、5時間目に体育館でモンゴルについての出前授業を行いました。栃木県那須町にあるモンゴリアンビレッジより2名の講師をお招きし、講話をいただいたり、モンゴルの音楽を聴かせていただいたりしました。
初めはスライドを使ってモンゴルの文化や生活について説明していただきました。遊牧民であるモンゴルの人々の生活も現代化が進み、家畜を伴っての移動生活は変わっていないが、車や太陽光発電、冷蔵庫、テレビ、スマートフォンが普及しているという話を伺い、子供たちが「スーホの白い馬」でイメージしたモンゴルの暮らしとはだいぶ違うようでした。また、代表児童にモンゴルの民族衣装を着させてもらいました。
最後にプロの演奏家の方に、モンゴルの音楽を聴かせていただきました。「スーホの白い馬」に出てくる「馬頭琴」という楽器の演奏に、2年生の子供達は静まりかえって美しい音色を聴いていました。また、「ホーミー」というモンゴル独特の声の出し方に驚いた様子でした。子供達もよく知っている「夕焼け小焼け」の演奏では、体を揺らして乗り乗りで音楽に親しむ様子も見られました。とても豊かな時間を過ごすことができました。
6年地域奉仕活動
6年生が地域で奉仕活動を行いました。1か月後に卒業を控え、今までお世話になった地域の方々に感謝の気持ちを伝えるために、恩返しとして通学路沿いのゴミ拾いを地域の皆様といっしょに行いました。道路は割ときれいで、ゴミはほとんど見当たりませんでしたが、道路脇の草むらなどに落ちているタバコやビニール袋などの小さなゴミも見逃すまいと、目をこらして拾いました。午前中の風が弱いうちに活動を終えました。最後に、児童代表から参加してくださった地域の皆様に感謝の言葉を述べて活動を終了しました。参加していただいた地域の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
<6年生の感想>
- 自分の地域は、ごみがあまりなくきれいな町だなと思いました。あまりゴミがないのは、地域の方たちがゴミを拾うことやゴミを自分で持ち帰るなどをしているから、きれいなんだなと思います。地域の人達のおかげで、安心できれいな町になっていることが分かりました。
- 地域の人とはあまりかかわっていないと思っていたけれど、地域の人達のは陰で僕たちのことを支えてくれているんだと思った。
- 地域の皆さんは僕たちの知らないところで活躍していることが分かったので、僕たちも元気よく挨拶をして、できることをやりたいと思いました。
- これからは、地域の人にあいさつをしたり、地域の人に役立つことをしていきたいです。
- 地域の人に挨拶をしたり、地域のイベントに参加したりしたいと思った。
5年生 谷本先生の講話
5年生の学習で、宇都宮大学名誉教授の谷本先生をお招きして、樹木や森林について、お話をいただきました。先生は安塚小から1時間くらいのところに住んでいらっしゃるのですが、安塚小からの要請に快く応えていただき、今回の講話が実現しました。校長がお車でお迎えにあがることを提案しましたが、「車は二酸化炭素を出すから・・・」と電車で来ていただきました。5年生にそのことを話すと、「ゼロカーボンの実現に向けて、車を使わないことを実践しているなんて、すごい。」と驚きの声があがりました。
講話ではまず、本校のシンボルツリー「ヒイラギ」についてお話をいただきました。本当は「ヒイラギモクセイ」という種類の木であり、葉っぱがギザギザしていて魔除けとして用いられることなどを話してくださいました。また、枯れかけているので、土を入れ替えるなどの措置を施して、皆で守っていって欲しいというお話もいただきました。
また、森林については、この百年くらい人間は自分たちの都合の良いように、森を削り開発を進めてきたことで、環境に悪い影響が出てきていること、森林や環境を守っていくことが大切だということも教えていただきました。最後にヒイラギモクセイの木の前で、クラス写真を撮りました。
5年生はこれから、社会の学習で森林について学習を進めていきます。先生から教えていただいたことを思い出しながら学習を進めて欲しいと思います。また、来年度本校は独立70周年を迎えます。5年生が中心となって、シンボルツリーを守る活動や安塚小の歴史を紐解く活動を進めていく予定です。
避難訓練(抜き打ち)
今日は、地震が起きた時に、みんなが安全に避難できるように、避難訓練をしました。しかも、今回は前もって知らせずに、抜き打ちで行いました。地震はいつ起きるか分かりません。最近になって、南海トラフ地震が30年以内に起きる可能性が、70%から80%に引き上げられました。いざというとき、自分の命を最優先で守れるように、家庭でも地震について話題にしてみてください。
4年2組研究授業(算数)
4年2組で研究授業を行いました。本校では、「学びの系統性・連続性を踏まえた算数科学習指導~『数と計算』領域における、数学的な見方・考え方を働かせる児童の育成を通して~」をテーマに学校全体で算数の学習指導について、学校課題研究に取り組んでいます。
今日の授業の問題は、「8cmのテープを3cmずつ切ると、何本できるでしょうか。」という問題です。大人なら、答えは「2本」であまりがでる、ということをイメージできますが、「わり算は答えが小数になっても割り切れるまでやり、割り切れないときは概数にする。」と教えられている子供達は、なかなか「あまり」が出るということをイメージできません。今日は、実施に8cmのテープを用意し、3cmずつに切ってみて、あまりが出ることをイメージさせてから、計算しました。友達と、自分の考えを話し合い、「2本できて2.5cmあまる」という答えを導くことができました。