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読書旬間ととともに
先週から校内読書旬間が始まっています。図書室前の通路には標語と読書感想文が掲示されました。たった十数文字に読書の魅力が詰まっている標語に、大人でも「うんうん」と肯いてしまうものばかり。子供たちのセンスが光っていました。
図書館司書のはからいで、先日亡くなられた中川李枝子氏追悼の意を込めて、『ぐりとぐら』シリーズのブースを作ってくださいました。子供たちは「これも借りていいのかな?」「最初からもう一回読みたい」と手に取っていました。
図書館ボランティアの皆様が来校し、表紙から外れてしまったページを一枚一枚丁寧に確認しながら修復する作業をしてくださっていました。子供たちが大好きな本だからこそメンテナンスが必要になっているのですね。また好きな本が読めるようになって、子供たちは喜んでいます。ありがとうございます。
1年生 社会見学
18日(金)、1年生は社会見学に行ってきました。行き先は…宇都宮動物園!
「リュック見て!」「お弁当にさくらんぼが入ってるの!」「ホワイトタイガーに会いたいな!」朝から、わくわくどきどきしていることが伝わってきました。
動物園に着くと、しっかり先生の話を聞いて、遊園地からスタート。事前にグループで決めた乗り物に乗り、楽しみました。
お昼は、心待ちにしていたお弁当。友達と笑いながら食べていました。給食とはまた違った楽しさがあり、お弁当の中身を嬉しそうに話してくれました。
午後から動物園の見学へ。わんわんショーをみたり、迫力のあるライオンが動くと「おー!」と騒いだり、1つ1つの動物の動きをよく見て反応していました。キリンのえさやりも盛り上がりました。めあての1つである「どうぶつとなかよくなろう」に挑戦している児童がたくさんいました。
学校に帰ってくると「ぐるぐる回る乗り物が楽しかった!」「キリンにえさをあげられた!」など楽しい話をたくさんしていました。また、「友達が一緒に乗ろうと言ってくれて嬉しかった!」「洞窟の中に入る乗り物が怖かったけど友達が優しくしてくれた!」など友達と仲良く協力して過ごすことができた様子も伝わってきました。
保護者の皆様も事前の準備やお弁当ありがとうございました。おかげ様で楽しい社会見学となりました。
4年生国語「ごんぎつね」
休み明けの17日(水)、4年生で研究授業が行われました。教材は、昔から読み継がれてきている『ごんぎつね』。イタズラ好きな小ぎつねのごんが兵十が捕ったウナギを軽い気持ちで逃がしてしまいます。 それを後悔したごんは贈り物を兵十に届けるようになりますが、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は火縄銃でごんを撃ってしまうという物語のクライマックスシーンの読み取りでした。
授業冒頭に『ダウト読み』で子どもたちの注意力・集中力が上がっていきます。先生への突っ込みをしながら、どんどん笑顔になっていく子供たち・・・。
全国学習状況調査の分析から、子どもたちに「叙述をもとに考えること」を重視した表現力を身に付けさせることを目標にして学校課題に取り組んでいます。物語の中のどの言葉に怒りを感じるのか?どの言葉から悲しみが感じられるのか?一つ一つ丁寧にひも解いていました。
「ごん、おまえだったのか。」これはどう読む?「か」は上がる?下がる?の問いに、「上がると思います。びっくりした感じで。」「下がると思います。悲しい感じで。」この読み込みがそのあとの「火縄銃をとり落としました」の状況把握につながっていきます。「意識してないけど、力がだんだん弱くなって落ちる感じ。」と実際にほうきで演技することで叙述と気持ちがリンクしてきました。
授業の終盤、「兵十の視点での日記を書いてみよう」と5分前後で300文字を打ち込んでしまう子も・・・。「僕は本当に驚いた。僕は後悔と復讐成功の気持ちでぐちゃぐちゃだった」とゴンとの関係が変化したことを理解して表現していました。
友達の書いた日記を読む時間、さらには、もっと聞きたいことを確認する時間が設定され、子供たちは友達との表現の共通点や相違点から新たな気づきを得て、自分の考えを深めていました。
西岡壱誠著の『小学生でも解ける東大入試問題』の中で、国語の問題に「あなたが価値があると思う文学作品は?~日本文学史上における価値高き作品、もしくは作家を10選び、その理由を簡単に述べよ~」というものがあります。ポイントは言葉の捉え方、ものの見方です。国語の勉強とは「自分の考え」なしに、ひたすらに知識を詰め込むことではない。「文学」という一つに対しても、自分の考えを明らかにした上で論理的に説明できることが、国語の勉強には大切である。この問題を通して、東大はそう教えてくれているのです。と書かれています。
4年生は一つ一つの叙述から自分の捉えたことを話合うことで、言葉の捉え方を学んでいたのですね。
保護者の皆様からの「応援メッセージ」
運動会を終えて、保護者の皆様から子供たちへの「応援メッセージ」をいただきました。たくさんのメッセージが届きましたので、各階の廊下に掲示させていただくとともに、一部をお昼の放送で紹介させていただきました。教職員も素敵なメッセージに心動かされています。心温まるメッセージをありがとうございました。
2024運動会「応援メッセージ」.pdf(←こちらをクリック)
※応援メッセージのファイルにも掲載いたしました。
【4年生】ふくべ細工づくり
4年生たちは今、総合的な学習の時間に、かんぴょうを育てることを通して、地域の伝統を大切にしていこうという心を育ててきました。
食べられる部分が少なかったことで、子どもたちは、
「食べる以外にかんぴょうを使ってできることはないのかな?」と疑問をもち、調べ学習を進めました。
そこで出会ったのが、「ふくべ細工」です。
やってみたい!という子供たちの声に答えて、「ふくべ洞」さんを講師としてお招きし、ふくべ細工づくりを実施しました。
子供たちが体育館に行くと、様々な表情をしたお面を見て目を輝かせていました。
先生から説明を受け、ふくべ細工づくりスタートです。
①チョークで下書きをする。
「ひょっとこにしたいな!」「目をくりぬきたい!」などと想像力を生かしながら楽しく下書きをしました。
②あなを開けていただく。
「目と口をくりぬきたい!」「鼻の穴を作りたい!」
という子供たちの思いに答えていただきました。
ふくべに穴を開ける様子を初めて見た子供たちは、興味津々です。食い入るように作業を見つめていました。
③色を塗る。
普段、画用紙に絵を描いている子供たち。今回のキャンバスはふくべです。
わくわくしながら色を選び、塗り始めました。
「水が多いと色がちゃんとのらない!」「濃くしよう!」などと試行錯誤していました。
④乾かす
絵付けが終わったら、乾かします。
あいにくの雨で、なかなか乾かないため、講師の先生がドライヤーで乾かしてくださりました。
友達の作品を鑑賞しながら、「かわいい!」「おもしろい!」「完成が楽しみ!」と笑顔でお話する姿が見られました。
⑤ニスを塗っていただき再び乾かして完成。
講師の先生がニスを塗ってくださり、つやつやに仕上がりました。
完成したふくべ細工を見て、子供たちから歓声が上がりました。
クラスごとに記念撮影。持ち帰るのが楽しみですね!
終わりの式では、児童代表からお礼の言葉を伝えました。講師の先生方の目を見ながら、堂々たる発表ぶりです。
自分で考えたという原稿をお借りしました。原文まま掲載します。
「総合の授業で、ふくべを育てていました。しかし食べるところが少なくて、捨ててしまうのがもったいないと思っていました。今回ふくべ細工を体験して、捨てることなくふくべを活用できると知って嬉しかったです。これからもふくべ細工を元気で続けてください。ありがとうございました。」
子供たちにとって、よい経験となりました。ふくべ洞の皆様、お世話になりました。
さて、体験が終わった体育館。見ると、モップをかけている子供たちが。
ボランティアでお掃除してくれているようです。
宿泊や運動会を終えて、先生から言われたことだけをやるのではなく、自分がよいと思うことをできるようになってきている4年生。成長を感じました。
様々な経験をして、心豊かにすくすくと育ってほしいなと思います。
【低学年】がんばった運動会
「ちぇっこり玉入れ」
かわいくダンスをしながら玉入れ。
ちぇっこりダンスの練習では、2年生が1年生の時の経験を生かして、お手本を見せる姿は、とても立派でした。
1年生も2年生の真似をしながら踊り、とてもかわいい踊りに仕上げました。
「スタートダッシュ!」
ゴールに向かって、一生懸命走りぬく徒競走。
最初の練習では、1年生も2年生もコーナーを走るときに、膨らみすぎてしまい、長い距離を走っていました。
練習を重ねるたびに、コーナーの走り方も上達し、運動会当日は上手に走ることができました。
児童は順位を気にしている様子もありましたが、「全員が本気で頑張れてよかった。」や「2位だったけど家族が褒めてくれてよかった。」との振り返りがあり、順位だけでなく、頑張ったことに価値を見出しているところがとても素晴らしかったです。
「ぷりん・ぱん・ぱん・ぽん」
かわいく、激しく、ぷりん・ぱん・ぱん・ぽんダンス。
児童は、曲が決まると、とてもやる気に満ち溢れていました。
休み時間になると、動画を見ながら教室の中で練習を行い、友達同士で楽しく踊りを覚えました。
練習の時間には、先生の話をよく聞き、自分たちの踊りがよりレベルアップできるように意見を出しながら取り組んでいました。
いよいよ本番。高学年の「かわいい~」という黄色い声援を受けながらノリノリで踊る姿は、とても素敵でした。
児童の振り返りの中には、
2年生から「心を一つにできた。」「みんなで協力してできた。」
1年生から「最高の1日を楽しめました。」「みんなと楽しく踊れてよかったです。」
一人で運動会をやっているのではなく、みんなで運動会をしていると実感できました。
運動会を通して、相手を尊重する心、協力して活動する楽しさを学び、成長できた低学年をこれからも温かく見守っていきます。
【高学年】一人一人が活躍した運動会
5年生にとっては運営に関わる初めての運動会。6年生にとっては、小学校生活最後の運動会。5、6年生一人一人が、出場する競技だけでなく、係活動や会場準備など様々なところで活躍してくれました。
「睦魂!ソーラン節2024」では、今年度の運動会を締めくくりに相応しい感動の演技となり、演技する児童、参観していた人々みんなにとって、最高の思い出となりました。
ソーランの練習が始まった頃は、5、6年生混合のグループを作って、踊リーダーを中心にグループごとに見合い、6年生が5年生に教えながら、一緒に踊って練習を重ねてきました。はじめはぎこちなかった5年生の動きも、練習を重ねるごとにぐんぐん上達し、全体としての力強さが増しました。
練習最終日にはみんなで円陣を組んで、団長のかけ声に続き全員で声を出し、本番への気合を入れました。5、6年生にしかできない表現、失敗しても、一生懸命頑張る姿を見せよう、そして、見てくれた人々の胸を打つような感動を与える演技をしようと約束し、運動会を迎えます。
そしていよいよ本番当日。今までで最高の演技を目指し、臨んだソーラン。何度も何度も失敗を繰り返しては修正し、練習を重ねた最後の隊形移動も、そろってポーズを決めることができました!5、6年生全員が頑張れたと胸を張って言えるような表現となりました。
入退場の役割を担った太鼓の表現も含め、練習の成果を十分に発揮することができました!
「BAR OF WAR ~睦キングダム~」では、各軍5・6年生で集まり一緒に作戦を考えて、実践することができました。結果に満足した人、悔しい思いをした人様々でしたが、精一杯の力を発揮して活動に取り組みました。
今年は応援合戦もあり、みんなで声を大きく出して運動会も迫力が増したように感じます。係の仕事も頑張りました。
一人一人が成長することができた運動会となり、子供たちにとって、保護者の皆様の応援が励みになっていたように感じます。これからも応援をよろしくお願いいたします!
【中学年】運動会という舞台に立って
10月12日の運動会に向けて、3、4年生みんなで協力しながら練習に励んできました。
【徒競走】
全力で走るだけでなく、並ぶ姿勢や入場の仕方など熱い思いが伝わるような所作を心掛けながら練習しました。
立派な態度で、力強く競技を行う姿に、胸が熱くなりました。
転んでもあきらめずに立ち上がって最後まで走る姿も見られました。
運動会を通して、子供たちの強い心が育っています。
【台風の目】
赤組白組それぞれで作戦を考えて本番に臨みました。
3年生にとっては初めて行う競技で、分からないことだらけでした。
不安そうな3年生でしたが、4年生が、カラーコーンの回るとき、足の下に棒を通すとき、ジャンプするときのコツを教えながら練習を行っていくと、徐々にやり方が分かり、笑顔が増えていきました。頼りになるお兄さんお姉さんがいて、よかったですね。
3年生も、速くスムーズに競技を行う方法をみんなに向けて提案できるほど、成長しました。
みんなで協力しながら本番を迎えた台風の目。
勝っても負けても、子供たちは「やりきった!」という表情です。
【舞台に立って】
アップテンポで動きも多く、難しいダンスに挑みました。
初めて踊ったときには、「難しい!」「0.7倍速でなら踊れそうなんだけど。」という不安そうな声が聞こえてきました。
しかし、そこで諦めないのが睦小の3、4年生です。
休み時間に、手本の動画を見ながら自主練習をする子供たちがたくさんいました。
本番、堂々と舞台に立って、はじける笑顔で踊ることができたのは、地道な練習の成果です。よく頑張りました。
保護者の皆様の応援パワーで、子供たちは、自分の力を最大限に発揮できました。
温かな応援をありがとうございました。
中学年の子供たちは、高学年のお兄さんお姉さんが、運動会を成功させるために一生懸命仕事をしている姿を間近で見てきました。そんなかっこいい背中を見て、憧れを抱く子も多くいます。
運動会を通して成長した子供たちです。中学年として、出来ることや頑張れることが増えたはずです。みんなのために、学校のために活躍できるよう、教職員一同見守っていきます。
保護者の皆様に感謝✨
運動会終了後、テントや机・椅子、入退場門などの片付けが見る見るうちに進んで、あっという間に元通りの校庭に戻りました。たくさんの保護者の皆様のご協力のおかげです。ありがとうございました。
中学生のお兄さんお姉さんも「手伝おうと思って残っていました」と。とても嬉しく思いました。そんな素敵な心が育っていることにも感動しました。地域コミュニティーの可能性を感じたひとときでした。
あくまでも、地域の中にある学校です。されど、地域の方々がつながる場になっていたら嬉しいです。今回、たくさんのおじいさま・おばあさまにもいらしていただきました。子供たちの頑張る姿がご参観いただいた皆様の幸せにつながっていくことを祈って・・・。
運動会を終えて・・・
今年の運動会は『赤と白、心を一つに最後まで~一人一人が主役の運動会~』をスローガンに、①失敗を恐れずにチャレンジすること②仲良くみんなで協力すること③自分の目標を立てて頑張ることを意識して取り組んできました。何度も練習して、立派な開会式でスタートすることが出来ました。
応援団の子供たちは、応援合戦の決めポーズや小道具など、みんなが一つになれるように様々な工夫を考えていました。お昼の放送や休み時間の練習を通して、応援歌も元気いっぱいに歌えるようになり、本番は大空に子供たちの歌声が響いていました。
徒競走の後のシールを貼ってもらった低学年の子がどうしたらいいか分からないでいると、6年生が優しく「あそこから出て行くんだよ」って促していました。そんな姿に、睦み合いの心を感じました。
また、BAR OF WARでは、引きずられて倒れてしまった5年生に6年生が駆け寄り、支えて起こしてあげるシーンを見て素敵だなと思いました。
こんなちょっとしたドラマが、運動会の中で私たちの心に潤いを与えてくれます。
閉会式の最後にそれぞれの応援団長から一言。
紅組団長より
みなさんそれぞれの競技お疲れさまでした。良い思い出を作ることはできましたか?
私は、悔しい気持ちもありますが、正々堂々と競技を行っていて、楽しく安全に行うことができたので、悔いはないです。睦小全体が、笑顔で最後まで運動会ができたのでとてもうれしいです。また、私がエールの掛け声をかけると、皆さんが一緒に大きい声で答えてくれて、とてもうれしいうえに、楽しむことができました。今年のスローガンにもあるように、心を一つに最後まで運動会を行うことができたので良かったです。
こんな最高の思い出になったのは、応援に来てくださった保護者の人たちや、私たちを支えてきてくれた先生方、そして、全力で頑張った皆さんのおかげです。1〜5年生は、来年も、伝統を受け継いで頑張ってください。今日は最高の思い出をありがとうございました。
白組団長より
皆さん、今年の運動会は自分の力を出し切って頑張ることが出来ましたか?6年生は最後の運動会になりましたが良い思い出は作れましたか?私は今、最高な気持ちでいっぱいです。
応援団の掛け声には、みんなが大きい声を出して応援してくれたので、とても嬉しかったです。みなさんのおかげで、優勝を勝ち取ることができ、スローガンのとおり、「一人一人が主役」になれた運動会だったと思います。1〜5年生は、来年も絶対に優勝を勝ち取ってください。応援しています。また、練習や準備を手伝ってくださった先生方、応援に来てくれた保護者の方々、地域の方々、本当にありがとうございました。私は、団長ができて本当によかったです。最高の思い出をありがとうございました。
自分の思いを言葉にして伝えられるリーダーに成長しました。運動会までの練習の期間があっての学びでしたね。団長だけでなく、一人一人が様々な関わり合いの中で「睦み合い」、成長を見せてくれました。たくさんの感動をありがとう。